霧70、電磁波91　視界は良さそう

・エンジンを2つとも取り替える　機動力増進効果は体感できず
　→スティーブン曰く20は上がってるとのこと　何がだ
・ウグイスの天敵は機体の炎上なのかもしれない　フォボスは装甲面が頼りになる
・相変わらずクレイモアは弱い
・カタログからパーツを購入すること
　→ブースター2つと砲塔　仮設頭部では物足りなくなってきた
・僚機募集の呼び掛けを怠らないこと

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　昼にラモラック社を訪れたとき、ご厚意で社員食堂に案内していただいた。そこで昼食としてAランチ――ライス・スープ・白身魚の切り身をオーブンか何かで蒸し焼きにしたもの――を食べた。魚には乾燥パセリとガーリック、チーズを粉状にして混ぜ合わせたものがかかっていて、淡白な味にアクセントを添えていた。同様に味付けされた付け合わせのキノコも美味しかった。セットのライスとスープは至って普通だったが。あくまでも魚とキノコの引き立て役に徹しているのだろうか。

　そんなわけで、今日は新パーツの作製を依頼した。折角こちらから伺ったのだから直接会ったことのない研究者の1人ぐらい出てくれるのかと思いきや、広報らしき女性がやって来て小さな部屋に案内され、そこにあったモニタの電源を入れるよう指示されただけだった。
「そちらはタッチパネルになっております。画面の指示に従ってご所望のパーツの仕様、使用材料、カラーリング等をご入力ください」
「え」
「え、とは？」
「あ、いや、初めて見たので驚いただけです、ええ……質問なのですが、こういった色々なことは直接話し合って決めるのではなくて？」
「当社の方針により要望やフィードバックは全てテンプレートに従って入力いただいた上で文章化し、担当部門に提出させていただきます」
　彼女は冷たく言い放った。文章化するなら最初から手書きの文書を送る方向でもいいだろ。そう思いつつ視線だけで不快な態度を示し、パーツの仕様を入力する。特に細かいオーダーはなかったので5分程度で終了した。
「確認いたします……はい、十分ですね。ありがとうございます」
「どうも」
　あまり気分のいい応対ではなかったのでこちらも適当に返事をした。

「この世界の技術力には驚くよ」
「それが自慢さ」
　出撃1時間前。頼んでおいたパーツがガレージに届いた。初見時の音声ログが欲しいとのことで、スティーブンと通信しながら出来上がりをチェックする。
「……うん、仕様通り。文章だけだったのによくここまで想像したままに仕上がるとは。あ、この持ち手のカバー付近厚めにしてあんの？」
「装甲板を使ったからね。不要になったらそこを剥がして本体の装甲に流用できるようにはなっているよ」
「地味だけどありがたい」
「さあ、早速使ってみるんだ！」
「そう期待されても困るんだけど。というのも今日はいいパーツを買ったから、そっちとの付け替えを優先したいんだ。だからこれを使うのは明日以降」
「わかったよ」
「こちらの都合ってやつなんだけど。それじゃ、出撃予定時刻が迫ってるから通信切るね」
　操縦棺に乗り込む。掲載量もオーバーしていないし、消費ENも高すぎない。さて、このアセンブルで跳躍力がどれだけ強くなっているだろうか。

　アイテム13番「装甲板25」[25/装甲/---]と10番「噴霧ノズル20」[20/噴霧/---]を消費して
　パイルA[粒子]をベースに重量拡張を20で作製！
　パーツ名は「ナックルバンカー『ディンブラ』」に決定！