第7週目 ラナ・ロスティの一週間
◆日記
私達が家を出ることになった話。
それは、庭の木の輪郭が窓からでも見える、そんな霧の日のことでした。
「サラサっ!!」
街の大学へ通っていたはずのお姉ちゃんが、血相を変えて私の所にやってきました。
思い当たる節は、ありました。
「どうしたの、お姉ちゃん?
随分慌ててるけど」
「サラサ、あなた山の上の病院に行くんでしょ……?」
そして、私が思い描いた予想は当たりでした。
今の状況で、外れることもなかったでしょう。
それは私達家族にとって大きな選択でしたから。
「……」
「そうだよ。新しい治療で、そこに入院することになったの。
驚かせちゃうから、お姉ちゃん達には内緒だったんだけど」
「ねぇ、サラサ……サラサは、ちゃんと聞いてるの……?」
「そこに行くってことは、そこは……」
「……大丈夫だよ。ここよりも空気が良くて、設備も整ったところで治療するんだから。
きっと元気になって──」
「知ってるじゃない! その顔……知ってるじゃない……!!」
「……」
分かっていました。私の嘘がお姉ちゃんに見透かされることは。
嘘をつく時、私は普段作らない笑みを浮かべて取り繕う癖を持っているようなのです。
「分かるよ……分かるんだよ、お姉ちゃんだから……」
ホスピス。終末期医療施設。私がこれから入れられる施設の役割は、それでした。
治療の望みがない人、あるいはこの地域では、金銭的な事情で治療を続けることができなくなった人も、
そこで最期の時を待ち、暮らしていると聞きます。
両親にとって私の治療を続けることはもう、
その金額に見合うものではなくなったということでしょう。
「サラサ、私と一緒に家を出よう。
私が……私がなんとかするから!」
「お姉ちゃん、私は……」
振り返ってみれば、誰の期待にも沿うことが出来ない人生でした。
家の手伝いをしようにもベッドの上から動くことが出来ず、
勉強をするにも座っただけで息が切れてしまいます。
お姉ちゃんとお兄ちゃんが輝かしい結果を残していくのを家の中から眺め、
私だけが両親からの失望を浴び続ける日々。
ようやく私をベッドから下ろしてくれた新しい薬は、
私という落ちこぼれの命を繋ぎ止めるにはあまりにも高価なものでした。
だからこのまま一人、金銭的な負担をかけずに施設で終わりの時を待つことが、
家族にできるせめてもの恩返しなのかもしれません。
「姉さん、今の話……」
「あ……トリト……」
「ごめん……トリトに聞かせる話じゃなかった……」
「姉さんとサラサが家を出るなら、俺も協力する。
サラサは……俺にとっても大事な妹だから」
「お兄ちゃん……」
ここで私が拒んでいれば、二人にこんな迷惑をかけることはなかったでしょう。
でも、私はここで希望を持ってしまったのです。
家族とではなく、この兄弟と暮らしていけば、最期まで幸せに生きられるのではないかと。
私から返せるものは何もないのに、
二人が私のために動いてくれることに舞い上がってしまったのです。
「……分かった。私を、連れてって……。
知らないところで、一人でいるのはいやだよ……」
「任せてよ。お姉ちゃんがサラサを救って、
二人を養ってみせるからね!」
知っていますか、お姉ちゃん。
お姉ちゃんもまた、嘘をつく時にだけする笑い方があります。
でも、お姉ちゃんが私と違うのは、
たとえ最初は私達を励ますための嘘だったとしても、
それを本当にしてしまおうと動いてくれるところです。
だから、信じてるからね。お姉ちゃん。
それは、庭の木の輪郭が窓からでも見える、そんな霧の日のことでした。
「サラサっ!!」
街の大学へ通っていたはずのお姉ちゃんが、血相を変えて私の所にやってきました。
思い当たる節は、ありました。
「どうしたの、お姉ちゃん?
随分慌ててるけど」
「サラサ、あなた山の上の病院に行くんでしょ……?」
そして、私が思い描いた予想は当たりでした。
今の状況で、外れることもなかったでしょう。
それは私達家族にとって大きな選択でしたから。
「……」
「そうだよ。新しい治療で、そこに入院することになったの。
驚かせちゃうから、お姉ちゃん達には内緒だったんだけど」
「ねぇ、サラサ……サラサは、ちゃんと聞いてるの……?」
「そこに行くってことは、そこは……」
「……大丈夫だよ。ここよりも空気が良くて、設備も整ったところで治療するんだから。
きっと元気になって──」
「知ってるじゃない! その顔……知ってるじゃない……!!」
「……」
分かっていました。私の嘘がお姉ちゃんに見透かされることは。
嘘をつく時、私は普段作らない笑みを浮かべて取り繕う癖を持っているようなのです。
「分かるよ……分かるんだよ、お姉ちゃんだから……」
ホスピス。終末期医療施設。私がこれから入れられる施設の役割は、それでした。
治療の望みがない人、あるいはこの地域では、金銭的な事情で治療を続けることができなくなった人も、
そこで最期の時を待ち、暮らしていると聞きます。
両親にとって私の治療を続けることはもう、
その金額に見合うものではなくなったということでしょう。
「サラサ、私と一緒に家を出よう。
私が……私がなんとかするから!」
「お姉ちゃん、私は……」
振り返ってみれば、誰の期待にも沿うことが出来ない人生でした。
家の手伝いをしようにもベッドの上から動くことが出来ず、
勉強をするにも座っただけで息が切れてしまいます。
お姉ちゃんとお兄ちゃんが輝かしい結果を残していくのを家の中から眺め、
私だけが両親からの失望を浴び続ける日々。
ようやく私をベッドから下ろしてくれた新しい薬は、
私という落ちこぼれの命を繋ぎ止めるにはあまりにも高価なものでした。
だからこのまま一人、金銭的な負担をかけずに施設で終わりの時を待つことが、
家族にできるせめてもの恩返しなのかもしれません。
「姉さん、今の話……」
「あ……トリト……」
「ごめん……トリトに聞かせる話じゃなかった……」
「姉さんとサラサが家を出るなら、俺も協力する。
サラサは……俺にとっても大事な妹だから」
「お兄ちゃん……」
ここで私が拒んでいれば、二人にこんな迷惑をかけることはなかったでしょう。
でも、私はここで希望を持ってしまったのです。
家族とではなく、この兄弟と暮らしていけば、最期まで幸せに生きられるのではないかと。
私から返せるものは何もないのに、
二人が私のために動いてくれることに舞い上がってしまったのです。
「……分かった。私を、連れてって……。
知らないところで、一人でいるのはいやだよ……」
「任せてよ。お姉ちゃんがサラサを救って、
二人を養ってみせるからね!」
知っていますか、お姉ちゃん。
お姉ちゃんもまた、嘘をつく時にだけする笑い方があります。
でも、お姉ちゃんが私と違うのは、
たとえ最初は私達を励ますための嘘だったとしても、
それを本当にしてしまおうと動いてくれるところです。
だから、信じてるからね。お姉ちゃん。
NEWS
本日のニュースですハイドラ大隊ははるか西方辺境へ向けて遠征を続けています
軍事評論家によれば、明日の未明には、リソスフェア要塞へ到達する見込みということです
企業連盟は戦力を温存し、すでに次なる要塞の攻略を目論んでいる模様です
この遠征が不帰の旅となるのか、それとも……
メフィルクライア 「こんにちは。派遣仲介人のメフィルクライアです」 |
メフィルクライア 「旅は、好きですか? もっとも、景色は相変わらずの荒野ですが」 |
メフィルクライア 「夜明けとともに作戦を開始します。各中隊に分かれて防御の薄い地点から電撃戦を仕掛けます」 |
メフィルクライア 「作戦は前日伝えた通り、変更はありません。気晴らしに、少し雑談でもしましょうか」 |
メフィルクライア 「ハイドラには9つの首がありますよね……それは、とても強いことです」 |
メフィルクライア 「でも、ドゥルガーには……18の腕と、18の神器があったそうですよ。2倍です、2倍。だから何だって? アハハ……」 |
◆訓練
射撃の訓練をしました射撃が16上昇した
適性の訓練をしました適性が10上昇した
制御の訓練をしました制御が10上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
ラナは簡易エンジンを破棄した!!
ラナはLM-201『リトルホーク』を破棄した!!
◆購入
ラナは電子装甲タイルを509cで購入した!!
ラナは試製跳躍粒子装甲A-0を384cで購入した!!
ラナは試製旋回パイルA-0を384cで購入した!!
◆作製
作成時補助発動! 耐物!! 防御属性が 物理 に変化!!
物理強化!
AP強化!
衝撃吸収板23と装甲板23を素材にして黒金の風切羽を作製した!!
◆戦闘システム決定
アサルト に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に風の揺り籠を装備した
脚部2に簡易軽逆関節Aを装備した
スロット3にアズナ・ノブを装備した
スロット4に飛行反動吸収パルス砲を装備した
スロット5に試製耐粒粒子スピアA-0を装備した
スロット6に簡易粒子ブレードを装備した
スロット7にマギスフィア003を装備した
スロット8に簡易レーダーを装備した
スロット9に試製旋回パイルA-0を装備した
スロット10に電子装甲タイルを装備した
スロット11に試製跳躍粒子装甲A-0を装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
ユニオン活動
ランダムの訓練をしました
ランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1350
攻撃戦果補正4.67%
支援戦果補正4.76%
防衛戦果補正4.59%
撃墜数補正 0.3%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1554
整備費 0
ユニオン費 0
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>395
◆経験値が40増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正4.67%
支援戦果補正4.76%
防衛戦果補正4.59%
撃墜数補正 0.3%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1554
整備費 0
ユニオン費 0
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>395
◆経験値が40増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ラナは粒子吸着材26を入手した!
ラナはマニュピレーター26を入手した!
明日の戦場
第4ブロック
遺産兵器発掘
古代の遺産兵器が発見されたらしい。敵企業の部隊が向かっている。奴らを一人残らず撃退してくれ
来週の霧濃度:117%
来週の電磁波:142%
ドニ・オードラン |
ハンス・ウォーケン |
ライラプス |
μ-nanico |
バンディット |
フィサリース |
〈家族〉 |
ムジカ・ネネウ |
カエデ |
ラキ=シャノアール |
Mew |
エスカ=クイックシルバー |
A.S.N-O AR-X III |
アンナ・T・パラボ |
デュラハン |
ラナ・ロスティ |
LOE-844-Xⅱ 葬霊騎兵 No.Xⅱ |
ソルディード |
ポーラ・ポラリス |
ブレイジングスター |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『装甲車』[火炎] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
キャラデータ
名前
ラナ・ロスティ
愛称
ラナ
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラナ(アイコン0~7、11~15) 鳥型のハイドラを操る少女。17歳。 弟と妹が一人ずついる。 機体名:ペリステラ トリト(アイコン8~10) 弟。長男。14歳。 サラサ(アイコン16~22) 妹。次女。12歳。 不治の病に侵されている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
_0_1_2_3_4_5_6_7 _8_9101112131415 1617181920212223 |
機体データ |
|
|
1 | 粒子スピアA | 試製耐粒粒子スピアA-0 [23/耐粒/誘発]《装備:5》 火力[1212] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[490] 精度[137] 貯水量[138] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[283] 金額[378] 重量[200] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 軽逆関節A | 簡易軽逆関節A [20/---/---]《装備:2》 機動[556] 跳躍[219] AP[351] 旋回速度[877] 防御属性[粒子] 防御値[180] 貯水量[87] 積載量[2100] 消費EN[108] 金額[360] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
3 | 頭部A | アズナ・ノブ [24/重精密/耐物]《装備:3》 | ▼詳細 |
4 | 素材 | 反動吸収機構25 [25/変形/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
5 | 速射砲A | 簡易速射砲 [20/---/---] 火力[219] 発射数[4] 防御属性[電子] 防御値[180] 精度[175] 貯水量[8] 弾数[15] 武器属性[速射] 異常追加[35] 消費EN[4] 金額[360] 弾薬費[50] 重量[150] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
6 | 粒子ブレードA | 簡易粒子ブレード [20/---/---]《装備:6》 火力[1053] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[540] 精度[87] 貯水量[175] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[360] 金額[360] 重量[150] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
7 | 電子装甲A | 電子装甲タイル [24/精度/機動]《装備:10》 | ▼詳細 |
8 | レーダーA | 簡易レーダー [20/---/---]《装備:8》 | ▼詳細 |
9 | 飛行ユニットA | 射撃ユニット拡張装置 [20/旋回/---] | ▼詳細 |
10 | パルス砲A | 飛行反動吸収パルス砲 [20/飛行/変形]《装備:4》 火力[270] 発射数[4] 防御属性[粒子] 防御値[92] 精度[216] 貯水量[89] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[69] 金額[420] 重量[50] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
11 | 操縦棺B | 風の揺り籠 [21/耐霊/卵]《装備:1》 | ▼詳細 |
12 | 素材 | テスラコイル22 [22/霊障/---] 特殊B[120] [素材] |
▼詳細 |
13 | 機関砲A | 20mm機関砲 [20/精度/---] 火力[35] 発射数[60] 防御属性[電子] 防御値[18] 精度[147] 貯水量[43] 弾数[80] 武器属性[速射] 異常追加[30] 消費EN[1] 金額[360] 弾薬費[5] 重量[250] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
14 | 粒子装甲A | 試製跳躍粒子装甲A-0 [24/跳躍/重量軽減]《装備:11》 | ▼詳細 |
15 | 頭部A | 装甲頭部 [22/誘発/重装甲] | ▼詳細 |
16 | エンジンA | 鉄兵式動力炉壱號 [20/耐粒/出力] | ▼詳細 |
17 | 物理装甲A | 黒金の風切羽 [25/耐物/装甲] | ▼詳細 |
18 | 軽ブースターA | V-LBS-MST[ミストブースタL] [21/噴霧/貯水] | ▼詳細 |
19 | エンジンB | マギスフィア003 [21/耐物/跳躍]《装備:7》 | ▼詳細 |
20 | 素材 | 粒子吸着材26 [26/耐粒/---] 特殊B[200] [素材] |
▼詳細 |
21 | 素材 | テスラコイル25 [25/霊障/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
22 | パイルA | 試製旋回パイルA-0 [24/旋回/臂力]《装備:9》 火力[1779] 連撃数[1] 旋回速度[24] 防御属性[粒子] 防御値[768] 貯水量[280] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[96] 金額[384] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
23 | 素材 | マニュピレーター26 [26/高握力/---] 特殊B[200] [素材] |
▼詳細 |
24 | --- | --- | --- |
25 | --- | --- | --- |
26 | --- | --- | --- |
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