ENo.0513　ベルフィーユ・マックロイ

こんにちわ、ベルフィーユ・マックロイです。



バイオスフェア攻略戦が終わりました。
敵の戦力は、バイオ兵器のみ。にもかかわらず、
ボクたちの部隊は、全体の80%近くのハイドラが撃墜されました。
その内、2人のライダーさんが命を落としたようです。


どうして、こんなことになってしまったんでしょう。
向こう側のリーダーは、バイオスフェアに眠っている力を暴きに、禁じられた区画へと入りこんだそうです。
そののち、彼らの軍団はバイオコクーンの繭に取り込まれて、全滅。
きっとボクらの戦ったバイオ兵器たちは、彼らの生まれ変わりだったんじゃないかと今になって思います。


不毛です。
おやっさんも、おかみさんも、ボクの小さい頃から、
『本当に強い力は、その人生を、長い年月の努力をかけてこそ手に入るものだ』
と言ってくれていました。
人の命をもてあそんでまで手に入れた力に、意味なんてないです。

向こうのリーダーは、一瞬で大勢の仲間たちを犠牲にして、力を得ました。
そしてその力で、また新しい犠牲をボクらに強いました。
許されることじゃありません。

いくら彼が後悔したって、許されることじゃないと思います。


自分や仲間の命さえ大切にできないから、相手の命も簡単に奪ってしまう。
そんな暴力は、力なんてものじゃなく、
ただの心の弱さです。

もうこれ以上そんな間違いを起こさせないためにも、
ボクらは戦って、戦って……
早く戦争を終わらせないといけないんだって、思います。

それを成し遂げることが、ボクがマックロイ・ファミリーの一員として、一人前になるための試練だろうから。



クラージュ。
キミは最後まで、ボクにつきあってくれるかな。