ENo.0149　Владимир Ильи́ч Революционеров

【残存領域及びウォーハイドラに関する調査:29】
　資本主義者の体現である愚かな企業連盟会長バルーナスは、あんなちゃちな”禁忌”で我々を打ちのめせると思っていたらしい。あの程度、ナチスの大攻勢に比べれば赤子のツッパリのような些細な”脅威”だ。とはいえ、アレには色々まだ未発揮の機能もあるようで、さらなる別の”禁忌”とやらも控えているようだが……少なくとも”最終兵器”があの程度の企業連盟の勢力は、ソビエトの敵ではないだろう。もし我々がウォーハイドラを量産できた暁には、1個師団程度の派兵でカタがつくと思われる。否、第二次対戦型と思われる旧式戦車が跋扈しているのだから、機甲師団を主力とした現戦力でも十分な可能性すらあるだろう。
　また、いくつかの戦力から注意すべき動きがあるとの報告が入った。まずメフィルクライア。まあわかりきっていたが、ハイドラ大隊に正式に宣戦布告。『一応』、大隊との同盟関係にある我々ソビエト残存領域派遣部隊も交戦状態に入る。奴はどうやら自身を世界の守護者か神だと思っているようだ。傲った哀れな豚野郎め。革新の邪魔をする古の存在など、叩きこわす他ない。しかし、企業連盟が最後の要塞アセノスフェアに攻め入った際、全滅したらしい。なんでも信じがたいほど巨大な兵器が立ちはだかったという。どうせ奴の隠し球だろうが、注意すべきか。
　またそれに伴いメルサリアが援軍として駆けつけるようだが……些細なことだな。いくらキーパーソンと言えど、一兵士としてこの戦争にどれほど関与できるというのだろう。メルサリアが滅んだところで、私はなんの興味も示さない。せいぜい奴の機体か生体情報から、使えるものがないか調べる程度だ。どうもハイドラライダーやそれに関わる斡旋業者などはロマンチストが多い。戦場に居るくせに、救いでも求めているのか。私はいつも通り、共産主義の拡大を画策するだけだ。
　レジスタンスのリーダー、”ルオシュ”にとある人物——どうせメフィルクライアか、ノラだろう——からアンビエントユニットという兵装を託されたらしい。しみったれたメッセージを届けられた。どうせ使うと死ぬとかそういう類の装置だろうな。まあルオシュ自体が死ぬのは別にいいが、戦乱のかなめがここで消えても困る。この戦争が終わるくらい待ってから使って欲しいところだ。また、その装置自体は非常に興味がある。使用者が使い捨てというデメリットは我々が運用する上では大したマイナスにならない、強力な戦力になる兵器であるなら非常に欲しいところだ。
　次に、ヒルコ教団を名乗る者からのメッセージ。ずいぶん時間をかけてミッションの依頼をしてきた。大きくうねるこの時勢、今まで伏していた勢力もついに野心を見せた、というところか。一応スパイを放っておくか……？ 主導者らしき存在や、その取り巻きの言動から脅威ではないと思われるが。
　最後に、ノラから死亡後しばらくして送信するよう仕組まれたメッセージが届いた。付随資料に、それを記録したボイスレコードを送る。どうやらそれなりに真相を知る立場にいたようだ。まあ死んでしまっては元も子もないだろうが。しかし古いだけの泡沫勢力だと思っていた『霧笛の塔』が、それなりにこの事情を知っているとなると、手を伸ばしておくべきだろう。


　以上で、昨今の残存領域勢力についての報告を終える。事態は切迫している。このまま残存領域が混乱の中に陥れば我々にとってチャンスである——ソビエトに組み込むほどの価値があるかは別として、だが。少なくとも特殊な兵器の情報は欲しいが、他に期待できるだけの資源も人的資源もないだろう。この混乱によって全ての勢力が出し惜しみなく”秘密兵器”を我々の眼前にさらけ出してくれることを期待しよう。


【戦闘結果報告】
省略（詳細報告書参照）


コメント:シャドウ機との初戦闘。”禁忌”の名はいかほどかと期待していたが、さすがに今までで一番の破壊力ではあったが、名前負けの感は否めない。私が割り当てられた部隊は、今までどこに居たのかと言いたくなるほど練度の低いハイドラライダーが多く、戦闘が始まる前は不安だったほどだが……幸いそういうものたちが使い捨ての盾となってくれたため、私やDawn、一部の経験豊富な者にとってはむしろ高い報酬を得て美味しい思いができたほどだった。

【整備購入】
”禁忌”というのは過大評価ではあったが、しかしシャドウ機は一線を画す破壊力を有する。しかも次回予定される戦場では電子型機動破壊兵器『タイフーン』のおまけ付きだ。故に電子防御を第一に考える。また一方、シャドウ機が現れたとて未確認機の脅威度が下がったわけでもない。火炎防御も抜かりなく行う。そして、タイフーン以外の強敵に通用するパルス砲の購入を行なった。EN回復力の関係（そしてこれは火炎防御にもつながるのでおいそれと対策できない）、連続して撃てないので、やや不向きではあるが榴弾砲の継続搭載。攻防共に高い（というには攻撃面にやや不満は残るが）アセンブルとなっている。新しい”禁忌”ルミナスがどれほどやるかは知らんが、この布陣の私に敵うとは思えない

【作成】
既に旧式化著しい電子防御型重戦車脚部の更新。改装前のものより2000以上の装甲値上昇。また、一部装甲を削ってまでの防霧機能の獲得により、電子防御に高いシナジーを得ているとのことだ。試験結果も大変良好。今回出撃する際に使用する脚部もこの脚となる。

【戦闘予測】
友軍:ウォーハイドラ20機
敵軍:シャドウ・ライトニング*1[電子]
　　 ルミナス・テンプル*1[霊障]
　　 クレイモア*2機[物理]
　　 レベデンコ*4両[物理]
　　 オルゴイコルコイ*4機[火炎]
　　 タイフーン*3両[電子]
　　 ヴァルナ*1機[霊障]
計:16

戦闘環境:霧濃度【49％】　電磁波【190％】
　　　　 植物園周辺及び園内

詳細報告書:https://dl.dropboxusercontent.com/s/zcnopbd9d6vkxfq/MoW149_30.txt

基本方針:『硬さは正義、火力はジャスティス』
基本は整備、時々射撃
ユニオン購入は『経験値+1』、『AP+10%』


運営方法としては、話し合いで決めていきますが、もちろん何も言わなくともOK。RP推奨だけど、しなくともOK。色々考えて動きたい方、RPしたい方、ユニオンの利が欲しいだけの方、ОКБ-1001はいかなる者も拒みません。




アジテート:

ウォーハイドラ乗り、技術者、あるいは労働者、もしくは農民の同志諸君！我々はОКБ-1001（第1001設計局）である！
ОКБ Война-Гидра из Туман（ОКБВГТ)、『霧のウォーハイドラ設計局』という名で知っている者もいるだろうか
ウォーハイドラ乗りの諸君、君たち正当なる怒りを持って世界への『革命』を行う者を、我々は支援する！
我々と共に、世界を『解放』しようではないか！
技術者の諸君、君たちの素晴らしい発明は、しかし資本主義者たちの腐った目では評価されないだろう！
ソビエトロシアでは仕事が君たちを歓迎する！



PL向け設定:

　彼らは党によってウォーハイドラの調査解析と開発設計を任された設計局である。君たちウォーハイドラ乗りは、
友軍への”後方支援”という名目でОКБ-1001の手を借りることができるだろう


　君たちは何も共産主義に賛同する必要はない
また、共産主義的に行動する必要も無い
実のところ、中央もそれを期待してはいないのだから
ただ、現場で働いてくれるウォーハイドラの実行部隊が欲しいだけで、
ウォーハイドラの実戦データを集めたいだけにすぎない

　君たちは、彼らをただのパトロンとして利用するのもいいし、
彼らの思想に賛同して解放戦線に加わっても構わない


参加、退出は誰でもいつでも自由にできます

連絡先
@HAL_TEXT0101


※アイコン画像は自作です。
そしてオールフリー、さすがソビエトだね！