ENo.0311　セティア＝ラムサス

《日誌-１》 セティア・ラムサス 記


え、えっとぉ…
い、一体何が起こったんでしょう…？？


確か、私は『樹』についての調査と『Ip-OS』のテストを任務として受けていて…

そうでした、それを進めていたのに…
何だか違う場所に来てしまった、みたい…？

これも、何かの記憶なのでしょうか…　けれど、何か違うような…？？


と、ともかく…
なかなか物騒な世界ですけれど、生き残らないといけません。

本当は怖いですけれど、何もせずにはいられません。
帰還手段も、探さなきゃいけませんし…


なんとか、してみましょう…！


― ― ― ―


という訳で…
一体、どうしてこうなったのでしょう…？

奇跡的にも同郷の男性の方に出会えたのはいいのですが…
たぶん、運が良いのだと思います。きっと… でも… …

「そのナリ… アンタ、軍人か？ それなら、ちょいと危ないがよ…
この世界で生きるには、丁度イイ仕事があるぜ」


と、教わって… …

あれよあれよという間に… 傭兵登録、してしまいました。


… えっと、もっと別の事をして生きたかった気がするんですけど…
しょうがない、ですよね… トホホ orz


それをお伝え出来ないまま、その彼は自身の用事に出てしまってそれっきり。


とりあえずは当面の面倒は見て下さるらしく…
申し訳なく思いますけど、本当にありがたいですね。


身を寄せる場所があるとないでは、心持ちも違いますから。


… お仕事の報酬で、ちゃんとお世話になった分はお返ししないと。


最初の機体は、とりあえず支給されるみたいです。


『Ip-OS』… 以後『イポス』と呼称。

イポスに意見を求めた所、逆間接という機構の機体を推奨されたので…
とりあえず、それに乗ってみる事にします。

私は、あまり操縦が得意ではないけれど…
イポスを直結すれば、サポートしてくれるんですって。


…　危険なのは、『樹』の調査も同じでした。
だから、やるしかないんです。


私は、戦いを切り抜けて… 生き残り… 帰還できるでしょうか。


きっと、大丈夫ですよね…

私は、上手くやれますよね… 先輩…？

移動型ガレージ。
この手の機種は本来、フリーランサーの稼ぎでは手が届きにくいとされている。
設備も上質な品が揃っており、これを調達するための金の流れに妙なものを感じるかもしれない。