ENo.0325　"Black Star"

【0日目】
私は記憶喪失である。何かを思い出すきっかけになればと、あるいは思い出しそうになった残滓を忘れないために、こうして日記をつけることにした。

私が最初に目にしたのは暖かい光。このウォーハイドラの操縦棺の中で目覚め、空いた大穴から覗く空と太陽。それはかつての大戦が終わった地だったらしい。しかし私は何も覚えていない。

その時、初めて棺から出て、私の機体を振り返った。その時に陽の光を浴びて輝いている、ペイントの落ちた『黒い星印』が今でも印象に残っている。

それから、五年間は傭兵として働いていた。ある日、人づてに私の乗っているウォーハイドラの設計思想によく似たパーツが大量に眠っている廃墟があると聞いた。そこも前の戦争で戦っていたある集団の基地だったらしく、確かに私のハイドラに非常にあうパーツが多く残っていた。残念ながら撤退してしまったために人は残っておらず、重要な資料も一つもなかったため、何もわからなかったが……少なくとも家を得た。

そして、今日まで私の日々生きる糧を得るためと、私が誰であったかを知るために戦っている。

そんなところだろうか。今日は疲れた、ここまでにしよう。

明日の戦いが楽しみだ

整備ユニオン
ユニオン購入は最序盤のうちは素材+1
その後は基本経験値+1、様子を見てAP+10%

かつて残存領域に存在した兵器研究開発機関らしいが、正式名称は忘れ去られ、その標識も掠れてほとんど読み取れない。そのため、資料に残されたそれっぽい名前が当てられ、トレードマークも掠れたものをそのままコピーして使っている。当時の人員は全て撤退してしまったが、旧基地に残された試作品や資料は未だに多く残っている。少なくともしばらくの間は、ここの遺産が尽きることはないだろう