（セキュリティレベル：∞：紙媒体）

任務２日目　天候：曇　濃霧

用意していた通信機が機能せず、現状では連絡手段が無い。
クヴァルレは無事だろうか。
上手く立ち回っていることとは思うが…。

“シスター”や“教会”には不審な点が多い。
ＷＨに乗り戦場を駆ける時点で異常だが、さらに言えばその理由が不鮮明である点。
傭兵ではなく、教会の手駒であるシスターやブラザーが戦力を担っている点。

資金源に関しては募金活動が行われていることを確認した。と言ってもカムフラージュだろう。
ＷＨを所有し、一介のシスターが戦闘可能な状態を維持する組織。
予算規模が募金でどうにかなるものとは思えない。

シェアトと名乗る幼いシスターとも出会った。
常人とは思わない射撃の腕を持っている。
技術だけではなく、大口径銃の反動を意にも介さない怪力だ。
銃に細工が無いのなら、パワードスーツか何かを纏っている可能性がある。
いずれにせよ、幼く素直な少女に銃を持たせ、殺人の道具とするというやり方には、同意できない。

その正体は定かではないが……教会には注意しながら接触するべきだろう。
一定の距離を保ち、静観することとする。


（セキュリティレベル：Ｌｏｗ：電子情報）

私にとってもナオミにとっても、教会の慈善活動には救済された側と言っていいだろう。
ナオミに同行し、教会関係者を間接的に護衛することとしよう。
以前のような無人機や、違法組織がどこに潜んでいるか分からない。

もう、あんな悲劇を繰り返してはならないのだから。


（セキュリティレベル：Ｍｉｄｄｌｅ：電子情報）

画像解析・一致情報１件

氏名：ミハエル=マイヤー
所属：武装親衛隊
階級：少佐
罪状：戦時国際法違反，捕虜１２人の処刑，非戦闘員少なくとも８２人の殺害
判決：処刑…後に減刑され終身刑。
備考：獄中にて病死・・・・・・・・・

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３日目

ゼヴィルはここに来てからずっと、クヴァルレという人と連絡を取りたがっている。
どんな人なのかは聞いたことが無いけれど、きっとゼヴィルと似て頑固な人。
……鬼教官が２人に増えたら体が持たないわね。