「おう、お疲れ。上手く逃げ切れたな。」

「おつかれー。アレ、頑張ってれば破壊も出来たんじゃない？」

「いや、弾と時間の無駄だろ。つまり金の無駄！」

「いや、お金はいっぱいあるんだから使わないと損だよ？」

「お前の感覚も恐ろしいな。」

「ダニエルがケチなんだって。そんなだから姉さんに逃げられるんだよ。」

「悪かったな。ほんじゃ使う話な。次は機体のガワを中心に手を入れるぞ。」

「まーだ強化すんの？　もういいんじゃない？」

「次のミッションも楽しそうだからよ。」

「次も単独で拠点破壊？　なんかもうあたりまえになってきたよね。」

「つうかそれ、たぶん偵察じゃねえかなと思うんだけどな。」

「あー、この機動兵器の情報ってヤツ？」

「向こうも色々と対策してきてるってワケだ。油断すんな？」

「ハイハイ、わかってるって。コッチの素材は何かやるの？」

「武装は目処がついたからな。」

「じゃあ、レーダーでも積もうか。次は天候ヤバイってさ。」

「じゃあ、そっちは任せた。」

「んー。」

「緊張感ねえなぁー。ホントに大丈夫かよ？」

「あぁ、平気、平気。」