ENo.0221　トマーソン・ロッソ

　なんという事はない整備風景。
ABYSS-ONEは保守作業以外にあまり手が入っていない事から、周囲にたむろする人は少ない。

　思ったより余り気味な金を使って、機体の塗装をし直してもらう。

「こいつの肩は、赤く塗らねえんで？」

　―――僕を誰だと思っている。オーダー通りで頼む。

「へいへいよ」

　長くなってきた前髪をオールバックにしたからか、随分と視界が晴れやかだ。
いや、むしろ雑然とした風景がよりクリアに見渡せると言うべきだろうか。
　工具をこぼしながら慌ただしく走り回る作業員。響く怒号と叱責。
ここが共用の整備場だからと言う事もあろうが、それにしたってうるさい。
デシベル計算開始―――見たくない数値だったので端末をそっと閉じる。

「コーティングも終わりやしたぜ。…にしてもお前さん、随分とまあ雰囲気が変わったなあ」

　人殺してそうな目つきになった。いっぱしの傭兵じゃあないかい？と茶化してくる作業員に

　―――視力が悪いだけだ、失礼な。

　煙草の火を消しながらそう言い捨てて、ABYSS-ONEの後部ハッチを開く。

　―――汚くなったらまた頼む。

　ウォーハイドラに積まれた燃料は十分。ご機嫌な駆動音を残し、今日も僕は戦場へ向かう。

- SIX SENSE'S SQUAD -

ユニオン活動：反応/反応/反応/反応/反応
ユニオン購入：経験値+1

RP：できたらいいなくらいのゆるい感じ

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創立者は不明
経緯もまた不明
霧の最中で踊るもの達
彼らはSSS(スリーエス)と呼ばれる
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/* 参加の際はNo.221までメッセージをお願いします */