ENo.0401　イソクェル・シトリン

今回はとても派手にやられてしまったみたいだ。
いつもならこんな日誌面倒で書くことはないけれど、
さすがにハイドラが丸ごと消し飛んでしまうような攻撃を受けたら当然入院、暇で仕方ないのである。
どうにもならない位壊れてしまった操縦棺の廃棄と新品の手配、ハイドラの修理を依頼して……後は次の出撃までベッドの上。
あまりに暇だから日誌も書くし、都市伝説を試したりまでしてしまった。
そう、都市伝説。
それは、宛先の名前を書かずに素材を送品すると、最強のハイドラライダーに届くというもの。
ハイドラライダーも十人十色、何を以ってその人を最強と呼ぶのかはわからないけれど……
今回みたいな事故が起きる前に敵を倒してもらえるのなら誰でも大歓迎。
そもそも戦闘機動なんて出来ない自分からしたら彼らは誰だって最強に見える。なんなのだろうあの人たちは。

ところで、病院だから贅沢は言わないけれど、ここハイドラの中より寝心地悪いのはどうなのだろう。
ミストエンジン式ウォーターベッドで寝たい。