ENo.0296　ニック・イーフローク

雇用主
「では、今回の依頼内容をもう一度確認させていただきます」
「今回は我々の開発した新兵器のテストに付き合っていただきたいのです」
リーダー
「･･･最初見たときにも思ったんですが、受ける側から言っては何ですけれどもそれだけにしては報酬金額がすごいですね？」
雇用主
「…ええ、このご時世ですから怪しまれるとは思いましたが…後ろめたい理由ではないのです。」
「私たちはなんとしてもこの新兵器を完成させたい。それもなるべく早く。」
「ですから、あなた方にはなんとしても来ていただきたかったのです。…特に、あの２番機のパイロットには。」
リーダー
「…ふうん？なんでまたあいつを？」
雇用主
「以前、輸送中に鋼色のハイドラと交戦し、勝利したでしょう。我々はあれらに対抗する手段を必要としているのです。そして、それこそが今回相手をしていただく新兵器というわけです。」

「ああ、このことについては外部には漏らさないようお願いします。その分のお代に関しては別に用意させて頂いていますので…」

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今回の依頼はハイドラ同士の模擬戦。実弾は使用しない。いつもの機体ではなくあちらの用意したハイドラを使っての戦闘となる。
…691F2Cそのままとは行かないが、しかしなかなかに馴染む。ここまで来るとこちらのメカニックが大きく関わっているのではとさえ思う。
相手は3種類のハイドラ…今乗っているのと同じ機体、バランス重視の2脚、重装備の2脚…この3種類だ。
これらと1対1や3対3、1対2などの模擬戦を行うのが今回の任務だという。

なんとこのハイドラ、自分以外はすべて無人機なのだという。きっと今回の依頼は、これらの強化のためのデータを集めるという目的だろう。
…この機体たちが将来敵として現れないように祈ろう。