ENo.0323　第306特殊試験部隊

「ジェネレーター出力20％上昇」
「平均誤差+-0.5%」「濃霧圧縮臨界許容値」
「起動に問題ありません」「行動許可受領」
「起動予測値まであと14時間」「作戦時間開始」


「ま……言うまでもないことだけどさァー適当に切り上げとけよ。こっちもそのツモリだし」

どういうことだ、そもそもお前今どこにいるんだという声を聞きながら指示を飛ばす。
この混乱時というのは色々捗るものだ。準備等が。

「補給は地上空母で出来るけど地上空母が使えなくなったらいよいよやばいからな」

もうひとつの巨大なシルエットを前に有線を切る。防護シャッターが下りていく。

「ドクターゴトー、ジェネレーターの再起動からＸの起動にかけて電力が足りません」
「市街の生活電力用の旧ジェネレーターを回してくれ。市長から許可は取っている」
「了解しました」

いよいよもって混乱と混沌が佳境に向かうか。
最もどこでもやることは変わらない。
適当なところで切り上げるさ。

我々アフラムインダシトリィは
企業都市キルガールを拠点にする企業ユニオンです。
歴史は古く自由都市時代からの重工業産業の組合を基としており
現在は企業年として軍需重工業を中心に各種ウォーハイドラの武装、また装甲兵器の生産を行っております。
当領域等には現地での需要調査、およびウォーハイドラパーツの研究開発試験
並びに販売を目的として今回は参入させていただいております。
どうぞよろしく。

■今回のお知らせ。　[第２４週]
おはようございます。こんにちは。こんばんは。

繰り返します現在非常事態宣言が……

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