ENo.0158　ルオルカ・マーマレイド

「というわけで、お二人にはマノ社からのスカウトの話が出ています。もしよろしければ、我々とともに働いていただけないでしょうか」

「この残存領域でも屈指の支援能力、また今までの戦果から鑑みて、悪くない待遇が得られると思いますが…」

リオリカの手には、一枚のカード。マノ社残存領域支部の、一部屋に割り振られたカードキーである。

[申し出はありがたいのですが────]

提示されたのは、破格の好待遇。にもかかわらず、二人は否定の意を示した。

「なんでさアマくんーー！うちに住もうよーー」
「これは、マノ社としてではなく、私たちルカの身内として、アマタさんたちにはとても感謝しています」
[────それでも]

[私たちは、現在憲兵に追われています。みなさんに迷惑をかけることはできない。と兄さんは言っています]
[ですから────この話は、お受けできません]

何らかの理由によりハイドラに縛りつけられたライダーが集まる。掃き溜めとも言う。
　
一部メンバーの素行不良により世間からの評判は芳しくない。

音楽専念。