ENo.0510　ODE-30

【音声記録:4286　再生開始】

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はい、オード・サーティです。

ケイ・ティ。
あなたの状況、素性、出身国、およびあなたの身体に施された
『肉体の一部改造』について、私の保持するデータベースに
関連する情報が一切存在しない……
と言うことは、先日お伝えした通りです。

幸いにして、現行の機体に関する情報は揃っています。
戦闘に関しては支障はありませんが、補給となると話は別です。
機体のメンテナンスに関しても勿論ですが、あなた自身の
体調維持、食料の供給、安定した睡眠がとれる住居の確保。
これらを満たせない限り、あなたは長く戦い続けることは
できないでしょう。例え、私が全力で支援したとしても、です。

そこで、私の独断ではありますが、本機体並びにケイ、あなたの
『ハイドラライダーとして割り振られた番号』を元に、
至近の番号を持つ方のデータを検索、中でもライダーとしての
経験がある方をピックアップしておきました。

ええ、ケイ・ティ。
この番号が『なぜ割り振られているのか』は、今のところ不明です。
あなたにも、私にも、登録した覚えがないのですから。

ですが、この点の追及は後回しにしましょう。
まずはとにかく人脈を作ること。そして、この地の情報を得ること。
どんな不可解な謎を解こうが、莫大な富を得ようが、引き換えに
自身が死亡してしまっては意味がありません。

操縦棺の右壁ポケット部分に、携帯端末がある筈です。
この機体から端末へ情報の一部をリンクさせられるようなので、
機体から離れても、その端末を介して私がアシストします。

はい？
ええ、勿論。余計なことなど、決して言いませんとも。
ただ……例えばあなたが物凄く口下手で、相手を誤解させたり
敵意を抱かせるような発言をした場合は、フォローすることが
あるかもしれませんけれど。
その点は大丈夫ですよね、ケイ・ティ。

……ケイ・ティ？
なぜそこで無言になるのですか？
ケイ・ティ？？？

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【音声記録:4286　再生終了】

人気も無く、寂れた区間にひっそりと佇む倉庫がある。
入り口は常時開け放たれていて、その横に取付られたプレートには《疾風》の文字が刻まれていた。

時々この倉庫を出入りする者達がちらほらと見受けられる。
此処を根城とする彼等は、戦場を駆け回る斥候部隊。

敵を発見する、敵の動きを妨害する、敵の攻撃を引き付けるといった役目を持つ者達。

きっと、目立たず戦場で活躍してくれるだろう。


【斥候戦闘部《疾風》】
　└ひたすら避けてめっちゃデバフしたり索敵したりするだけのグループ
　└基本的にまったり&自由
　└ロールもしたい
　└攻略で何かあれば相談もしたい！
　└ユニオン活動はずっと制御×5、ユニオン購入もずっと機動力3%
　└参加希望であれば背後Twitter@Ci_ktdm 又はメッセージで連絡してくださいませ