ENo.0125　MR-Arecibo

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　私、探索用機械人形。
　固有機体名、MR-Arecibo――アレク、そう呼ばれていたこともあった。は

　その日も通常通り起動。外装のセンサーの点灯が活動中であることを知らせます。

　その日は配備された私の搭乗機体――ハイドラ、もしくは探索用車両が配備され、そちらの確認を行います。
　4輪駆動、荒地走破用の分厚いタイヤ、衝撃に備えた厚い外装。
　一般的にジープ車両と呼ばれるそれによく似た外観、一点差異があるとすれば、後部に積み込まれた通信用のパラポラアンテナ
　これが周囲の探索を進め、探索者や、それ以外の外敵を観測、相互に通信し位置を伝え合う。
　探索には欠かせないものです。

　――――私、MR-Arecibo――アレクは、車両の点検と、各種武装の設計、装備
　そうしたことに取り掛かり、次回の出撃に備えることとしました。
　戦争は、これまでも続き、これからも続いていきます。備えは必要。