第3週目 フィサリースの一週間
◆日記
貧弱な木々を倒しぬかるみから抜け出したブライズルームを雨が打つ。私は泥が洗われてゆく様を、瞼を開くことなく見ることができた。これは索敵用の子機が送ってきた画像だろう。私はもう一度横になり、何羽かの子機がブライズルームに取り付くのを眺め深呼吸を繰り返した。大柄な肉食魚の体を掃除する青い小魚のような子機たち。
薄い青に色彩の雑音をかけ矩形の濃淡をつけた装甲が泥の下から見えてきた。手をつき膝を折ったブライズルームは、小さい。小さいと言っても立てば8メートルはあるだろうが、そうじゃなくて相対的な話だ。真空を飛んでいた頃のことはよく思い出せないものの、ブライズルームはとても大きかった。私のブライズルームは体に不釣り合いな大きさの球体、Oチャンバーを背中に背負っていて武器は簡単な護身用のものしかない。基本的に飛んでいる設計なので、脚は不整地に着陸するための歩行には頼りないものだ。腕に至ってはこんなパーツがあったのかすら判然としない。私は目隠しの上から両手で顔を覆う。しばらくそのまま横たわっていると子機たちが通信を送ってきた。故障箇所はなく、短い距離なら飛行できると。
「よし」
目印となるビーコンを辺りに挿してくるよう子機に命じ、本体からはグリーゼ・ウィッチへ救難信号を出す。エンジンの出力を上げる。私は指や唇を動かすようにそうした操作ができる。ブライズルームが立ち上がり、よろけて木に掴まった。目のないカエルないしサンショウウオを思わせるドーム状の頭がぎこちなく回る。子機が寄越す情報を頼りに傾斜を下る。パイプ状フレームが剥き出しの脚が滑り、ブライズルームが尻餅をついてそのまま数機体分の距離を転げ落ちた。外部と隔絶した空間にいる私には何の振動も伝わらないが画像が乱れる。立ち上がるとそこは林道で、一台の車が目の前に止まっていた。運転席のドアからは小柄な太った男、助手席からは背の高い白髪の男が降りた。ドアを閉めた男たちは傘も差さない。白髪の男が口を開いた。
「初めまして、グリーゼの魔女よ。ようこそ残像領域へ。補給と休養が必要ではありませんか」
どこか慇懃無礼な口調だった。私は武器に手を伸ばそうとしたが歩行機械が森に潜んでいるのを子機が知らせてきた。霧が濃い。
「ここでバラそうなんざ思っちゃいないよ」
太った男がぶっきらぼうな口調で言った。帽子で顔が分からないが意外と幼い声だ。
「回収用のハイドラを連れてきてる。近くの基地まで送ってやるよ」
霧の向こうで橙のライトが回っている。8本の脚を互い違いに動かしブライズルームよりふた回りほど大きな機械が現れた。梯子と籠を合わせたようなパーツを背負っている。霧から全身が露わになる間に、解析は終わっていた。照準を合わせてくる様子はない。二人の男の顔を交互に見る。
「お気持ちはありがたいのですが——」
回収用ハイドラとやらはこちらに背を向け8つの膝を折り、腰を下ろしている。私は気まずさを感じながら口を開いた。
「その、ちょっとナンパはお断りですから」
エネルギーを左腕に回し下段に構える。青いプラズマの刀身が泥をえぐる。
「基地の座標だけ教えて頂けますか。自分で行けますから」
対人掃討システムの照準が、引きつった2人の顔を追いかけている。プラズマ・トーチが散らした泥を浴び2人は腹まで泥まみれだ。車もフロント・グリルからフロント・ガラスまで泥を被っている。基地の座標以外の情報も手に入れたいがじっくりと聞き出す時間は無さそうだ。戦闘システムを起動。
「あんた、悪ふざけは大概にしな」
頭に淑女の声が響く。外の空気の音を拾っているのではなく、機体間の通信だ。回収用ハイドラが腰の接続軸で上半身をぐるりと回し、四角い単眼でこちらを見た。あの機械には人が乗っているのか。私は左腕にプラズマを吐くのを止めるよう伝える。
「失礼しました。操作を間違えたみたいで」
車のドアの陰から太った男が見上げている。白髪の男は伏せていた。淑女が鼻を鳴らす。
「あんたから照準照射を受けてるけど、これも操作の間違いかね」
上半身が半回転し再び背を向けた。
「この霧の中じゃ何が起こるか分からない。悪いこと言わないからついてきな」
白髪の男はドアを掴み立ち上がった。唇が青い。
「我々は貴方の母艦についても知っているのですぞ。お話をするくらい損ではありますまい」
霧は濃さを増していた。不明瞭な反応が遠くから近づいてくる。私は三段跳びで男たちと車を跳び越えハイドラの背の籠に収まった。
「よろしくお願いします。私はフィサリース、フィリーと呼んでください」
薄い青に色彩の雑音をかけ矩形の濃淡をつけた装甲が泥の下から見えてきた。手をつき膝を折ったブライズルームは、小さい。小さいと言っても立てば8メートルはあるだろうが、そうじゃなくて相対的な話だ。真空を飛んでいた頃のことはよく思い出せないものの、ブライズルームはとても大きかった。私のブライズルームは体に不釣り合いな大きさの球体、Oチャンバーを背中に背負っていて武器は簡単な護身用のものしかない。基本的に飛んでいる設計なので、脚は不整地に着陸するための歩行には頼りないものだ。腕に至ってはこんなパーツがあったのかすら判然としない。私は目隠しの上から両手で顔を覆う。しばらくそのまま横たわっていると子機たちが通信を送ってきた。故障箇所はなく、短い距離なら飛行できると。
「よし」
目印となるビーコンを辺りに挿してくるよう子機に命じ、本体からはグリーゼ・ウィッチへ救難信号を出す。エンジンの出力を上げる。私は指や唇を動かすようにそうした操作ができる。ブライズルームが立ち上がり、よろけて木に掴まった。目のないカエルないしサンショウウオを思わせるドーム状の頭がぎこちなく回る。子機が寄越す情報を頼りに傾斜を下る。パイプ状フレームが剥き出しの脚が滑り、ブライズルームが尻餅をついてそのまま数機体分の距離を転げ落ちた。外部と隔絶した空間にいる私には何の振動も伝わらないが画像が乱れる。立ち上がるとそこは林道で、一台の車が目の前に止まっていた。運転席のドアからは小柄な太った男、助手席からは背の高い白髪の男が降りた。ドアを閉めた男たちは傘も差さない。白髪の男が口を開いた。
「初めまして、グリーゼの魔女よ。ようこそ残像領域へ。補給と休養が必要ではありませんか」
どこか慇懃無礼な口調だった。私は武器に手を伸ばそうとしたが歩行機械が森に潜んでいるのを子機が知らせてきた。霧が濃い。
「ここでバラそうなんざ思っちゃいないよ」
太った男がぶっきらぼうな口調で言った。帽子で顔が分からないが意外と幼い声だ。
「回収用のハイドラを連れてきてる。近くの基地まで送ってやるよ」
霧の向こうで橙のライトが回っている。8本の脚を互い違いに動かしブライズルームよりふた回りほど大きな機械が現れた。梯子と籠を合わせたようなパーツを背負っている。霧から全身が露わになる間に、解析は終わっていた。照準を合わせてくる様子はない。二人の男の顔を交互に見る。
「お気持ちはありがたいのですが——」
回収用ハイドラとやらはこちらに背を向け8つの膝を折り、腰を下ろしている。私は気まずさを感じながら口を開いた。
「その、ちょっとナンパはお断りですから」
エネルギーを左腕に回し下段に構える。青いプラズマの刀身が泥をえぐる。
「基地の座標だけ教えて頂けますか。自分で行けますから」
対人掃討システムの照準が、引きつった2人の顔を追いかけている。プラズマ・トーチが散らした泥を浴び2人は腹まで泥まみれだ。車もフロント・グリルからフロント・ガラスまで泥を被っている。基地の座標以外の情報も手に入れたいがじっくりと聞き出す時間は無さそうだ。戦闘システムを起動。
「あんた、悪ふざけは大概にしな」
頭に淑女の声が響く。外の空気の音を拾っているのではなく、機体間の通信だ。回収用ハイドラが腰の接続軸で上半身をぐるりと回し、四角い単眼でこちらを見た。あの機械には人が乗っているのか。私は左腕にプラズマを吐くのを止めるよう伝える。
「失礼しました。操作を間違えたみたいで」
車のドアの陰から太った男が見上げている。白髪の男は伏せていた。淑女が鼻を鳴らす。
「あんたから照準照射を受けてるけど、これも操作の間違いかね」
上半身が半回転し再び背を向けた。
「この霧の中じゃ何が起こるか分からない。悪いこと言わないからついてきな」
白髪の男はドアを掴み立ち上がった。唇が青い。
「我々は貴方の母艦についても知っているのですぞ。お話をするくらい損ではありますまい」
霧は濃さを増していた。不明瞭な反応が遠くから近づいてくる。私は三段跳びで男たちと車を跳び越えハイドラの背の籠に収まった。
「よろしくお願いします。私はフィサリース、フィリーと呼んでください」
NEWS
……では、現在の状況を詳しく見ていきましょう西方辺境には≪月の谷≫があり、そこへ続くルートにはやはり無数の遺跡要塞が存在していました
そして手前からリソスフェア、バイオスフェア、ストラトスフェア、イオノスフェアの4つの要塞が現存します
辺境軍閥は≪月の谷≫に眠る遺産技術を発掘するために、禁を破り西方辺境へ秘密裏に進出しました
そしてこの4つの遺跡要塞の再起動に成功します
ようやく事態に気付いた企業連盟はハイドラ大隊を招集し、現在に至ります。そして……
◆訓練
射撃の訓練をしました射撃が11上昇した
整備の訓練をしました整備が11上昇した
整備の訓練をしました整備が12上昇した
射撃の訓練をしました射撃が12上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
フィリーは竜の卵を939cで購入した!!
フィリーはエトピリカを534cで購入した!!
フィリーは試製耐粒腕部B-0を360cで購入した!!
◆作製
資金を800を投入した!!
作成時補助発動! 耐物!! 防御属性が 物理 に変化!!
物理強化!
衝撃吸収板21と反応スプリング21を素材にして全地形着陸脚【ルナライオン】を作製した!!
◆戦闘システム決定
アサルト に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に竜の卵を装備した
脚部2に簡易軽二脚Aを装備した
スロット3に簡易頭部を装備した
スロット4に試製耐粒腕部B-0を装備した
スロット5に簡易速射砲を装備した
スロット6に懸架式汎用空間魚雷【グリーンモーレイ】を装備した
スロット8にカニミソを装備した
スロット9にLM-201『リトルホーク』を装備した
スロット10に簡易エンジンを装備した
スロット11にエトピリカを装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
ユニオン活動
ランダムの訓練をしました
ランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
メッセージ
ENo.148からのメッセージ>>
ヒト 「ウツボ、ウツボ……知らない生物ね。 でも愛嬌あるからってにはもふもふしてたりするんでしょ?」 |
ヒト 「そんな名前がついた武器なら可愛いに違いないわね!買いだわ!」 |
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1150
攻撃戦果補正5.36%
支援戦果補正4.87%
防衛戦果補正4.92%
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1336
整備費 -836
ユニオン費 0
パーツ販売数 1個
◆経験値が20増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正5.36%
支援戦果補正4.87%
防衛戦果補正4.92%
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1336
整備費 -836
ユニオン費 0
パーツ販売数 1個
◆経験値が20増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
フィリーは衝撃吸収板22を入手した!
フィリーは姿勢制御装置22を入手した!
明日の戦場
第1ブロック
鋼鉄のコロッセオ
君たちの戦いをダシに賭けを行うようだ。気にせず全力で戦ってほしい
来週の霧濃度:63%
来週の電磁波:3%
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キャラデータ
名前
フィサリース
愛称
フィリー
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プロフィール
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操縦棺の中に広がる海を浮島に乗って漂う、目隠しの女性。 ある種の閉鎖空間であるその海「オピストコンタ海」は惑星一個分ほどの広さがあり、彼女がいる浮島以外陸地はない。 オピストコンタ海を内包する二足浮遊機械「ブライズルーム」ごと残像領域に落下してきた。 ダウナーだけど引きずらない性格。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 操縦棺A | 簡易操縦棺 [20/---/---] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 軽二脚A | 簡易軽二脚A [20/---/---]《装備:2》 機動[598] 跳躍[157] AP[438] 旋回速度[658] 防御属性[物理] 防御値[180] 貯水量[87] 積載量[1900] 消費EN[270] 金額[360] 重量[700] [二脚] *作者* |
▼詳細 |
3 | 頭部A | 簡易頭部 [20/---/---]《装備:3》 | ▼詳細 |
4 | 腕部A | 簡易腕部 [20/---/---] | ▼詳細 |
5 | 速射砲A | 簡易速射砲 [20/---/---]《装備:5》 火力[219] 発射数[4] 防御属性[電子] 防御値[180] 精度[175] 貯水量[8] 弾数[15] 武器属性[速射] 異常追加[35] 消費EN[4] 金額[360] 弾薬費[50] 重量[150] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
6 | 粒子ブレードA | 簡易粒子ブレード [20/---/---] 火力[1053] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[540] 精度[87] 貯水量[175] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[360] 金額[360] 重量[150] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
7 | エンジンB | 簡易エンジン [20/---/---]《装備:10》 | ▼詳細 |
8 | レーダーA | 簡易レーダー [20/---/---] | ▼詳細 |
9 | 軽ブースターA | ロイヤルダムセル [20/重量軽減/---] | ▼詳細 |
10 | ミサイルA | 懸架式汎用空間魚雷【グリーンモーレイ】 [20/耐霊/貯水]《装備:6》 火力[263] 発射数[12] 防御属性[霊障] 防御値[106] 精度[175] 貯水量[32] 弾数[12] 武器属性[ミサイル] 異常追加[5] 消費EN[1] 金額[360] 弾薬費[100] 重量[350] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
11 | 軽二脚A | 全地形着陸脚【ルナライオン】 [21/耐物/跳躍] 機動[649] 跳躍[171] AP[478] 旋回速度[713] 防御属性[物理] 防御値[211] 貯水量[95] 積載量[1900] 消費EN[292] 金額[835] 重量[700] [二脚] *作者* |
▼詳細 |
12 | 素材 | バッテリー20 [20/出力/---] | ▼詳細 |
13 | FCSA | カニミソ [20/装甲/---]《装備:8》 | ▼詳細 |
14 | ミサイルA | LM-201『リトルホーク』 [20/重量軽減/---]《装備:9》 火力[263] 発射数[12] 防御属性[物理] 防御値[90] 精度[175] 貯水量[8] 弾数[12] 武器属性[ミサイル] 異常追加[5] 消費EN[1] 金額[360] 弾薬費[100] 重量[330] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
15 | 素材 | 衝撃吸収板22 [22/耐物/---] 特殊B[120] [素材] |
▼詳細 |
16 | 操縦棺B | 竜の卵 [20/飛行/AP回復]《装備:1》 | ▼詳細 |
17 | FCSA | エトピリカ [20/索敵/貯水]《装備:11》 | ▼詳細 |
18 | 腕部B | 試製耐粒腕部B-0 [20/耐粒/機動]《装備:4》 | ▼詳細 |
19 | 素材 | 姿勢制御装置22 [22/飛行/---] 特殊B[120] [素材] |
▼詳細 |
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