ENo.0467　アクト=ユーティレス

エリカ「お疲れ様でした。初めてにしてはなかなか良かったのでは？」
初の任務を終えてエリカがそう言う。が、個人的にはあまり良いとは思ってはいない。周りのハイドラライダーは皆ベテランだ。動きが違いすぎる。
ついていくことすらままならず、大した貢献も出来ていない。
装備が装備というのもあり、ある程度仕方ないのはわかっているものの、どうしても気にしてしまう。
エリカ「今は生き残った事を喜んでください。たったひとつの命なんですから。」
それもわかってはいるんだけどなぁ……。

それからしばらく経ったある日、エリカから通信が入る。
エリカ「おはようございます。次の任務が決まりましたのでご報告します。場所は地下空間。とある都市の地下に出来た巨大な空間です。」
地震か何かで出来た穴だろうか？
エリカ「そこに謎の組織が調査に向かっているとの事。あなたたちの任務は、その妨害及び敵部隊の撃破となります。」
たちって事は、今回も味方がいるという事だろう。
エリカ「原則、２０名前後のチームで任務にあたることになっています。中にはパートナーとして参加している者もいるそうですよ。あなたも誰かと組んではいかがですか？」
うーん……それはちょっと。迷惑しかかけないだろうしなぁ。
エリカ「まぁ……どうするかは自由ですよ。とにかく、妨害なんて生ぬるい事はせず、遠慮なく叩き潰してあげてください。」
あ、なんかまた声が怖い感じが。
エリカ「良いですか？」
あ……はい……。