ENo.0467　アクト=ユーティレス

エリカ「おはようございます。休暇はいかがでしたか？」
作製中にエリカからの通信。ここのところハイペースで仕事を行っていたため、ついに身体が限界を向かえ倒れた。そこでエリカから休暇を取るようにと提案されたのだが、一度拒否するも既に根回しが済んでおり、否応なしに1週間ほど休暇を取らざるを得なかった。
WHの操縦はどうするのかと反論したのだが、エリカ曰くAIで自律可動させるから問題ないとの事だった。実際動く事自体は問題なかったのだが、やはり動きが単調でありマニュアルで動かすよりも被弾が多く、ボロボロになって戻ってきた機体を見たときは心底驚いた。ひいこら言いながらなんとか修理が終わったのだが、痛い出費である。
エリカ「その様子だと大丈夫のようですね。それでは復帰を祝って任務といきましょう」
淡々と告げられ祝われた感じがしないのだが、こちらとしてもこれ以上休むつもりは無かったので丁度いい。
エリカ「荒野で大量のカーゴが発見されました。まだ物資が残っており、それを奪取しようとしている者たちがいるようなので、逃がさずに全員仕留めてください」
貴重な物資もあるかもしれない。それが非道な連中に渡れば被害が大きくなるだろう。機体各部全てのチェックが終わると同時にWHに乗り込む。久しぶりの戦場だ。腕が鈍っていなければいいが。