ENo.0505　セイラン＝ルーデ

眉を寄せてメッセージのログを読む。特に世界情勢を気にしているわけではないが、自分の身に跳ね返ってくるとなれば流石に気にもなるというもの。
どの実験場が良いか、一目見ただけでは全く分からない。かといって、コロッセオに行こうという気にはならない。
セイランはあくまで、生きる術としてハイドラライダーを選択した。他者と競ったり、見世物になったりするには、ハイドラに乗るという事への意識が違いすぎた。

「……、はぁ」

分からないことで幾ら悩んでも仕方がない。ため息をつき、背もたれに身を預ける。
何をするにも、今回を生き延びてからでなければ話にならない。
少し先のことを考えるようになったのは、身の回りに変化があったからだろうか。

仲間が死んだ。新しい仲間が増えた。それだけで、先達として何かしてやれないかと考えている。
自分とて、大した差はないというのに。

「……もしも」

もしも私が死んだら、ユニオンの仲間は……ルーチェは、どうなるんだろう？

残像領域のどこかの町にある、行き場のない者の寄り合い所。運営は気まぐれ。
利用・改築自由の集合住宅。2LDKの5階建て。
管理者に御用の方は、3階の角部屋まで。

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ユニオン活動：現在は反応*5
ユニオン購入：経験値+1、またはAP+10%