ENo.0467　アクト=ユーティレス

エリカ「目的地に着きました。慎重に行動を」

通信を聞きながら、ある場所へ訪れていた。
少し前にヒルコ教団からの広域通信を受け取った。
それによると、とある場所で不可思議な植物が育成されているとの事で、それらを破壊してほしいそうだ。
エリカからそれを聞き、特に断る理由が無かったため引き受けたのだ。
そして数日後の今、その場所へと赴き現地に到着した。
そこかしこに見たこともない植物が生い茂っており、それらは奇妙に、まるで人の鼓動のように脈動していた。
しばらく先へ進んでいると、突如攻撃が来た。

エリカ「こんなところに敵起動兵器！？」

エリカが驚いていたが、即座にスキャン結果が送られてくる。
配置を見るに、あらかじめ待ち伏せしていたようだ。
すぐさま部隊が散開し、各個撃破に当たる。
いつも通りに囮を務め、味方の攻撃で着実に敵を撃破する。
少し苦戦したものの、程なくして敵の全滅を確認した。

エリカ「どうも変ですね……」

何かを気にしていたようだ。尋ねてみるも、確証が得られないとして答えは返ってこなかった。

エリカ「あの、気を付けてください。もしかすると……いくらあなたでも、今回は危険かもしれません」

忠告を受け取りつつ、歩を進めていく。
この先に何があるのか。言いようのない胸騒ぎを感じた。