ENo.0280　エステラ・ヴォルフラント

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アルマから死亡フラグのようなメッセージが来た、縁起でも無い…正直こんなところで死ぬ気は無いし今度の相手も所詮通過点に過ぎないと今でも思ってる、例え世界の命運とやらが掛かってたとしても……。

……それにこれはただの勘だけど、『本当の敵』はまだ隠れたままな気がする━━━

エスティ「全く…久しぶりに通信を送ってきたと思ったら縁起も無い」

エスティ「それにしても……仮に霧が晴れたらどうしようかな、Exは凍結中の本来の動力があるから動きそうだけど……それで傭兵を続けたら一発でバレるだろうし、いっそ別世界にでも行ければ今の逃亡生活ともおさらば出来るのに……。」

コツン、とここまで共に戦ってきたもう一人の相棒の装甲板を手で叩く

エスティ「…そういえばカナエもしぶとく生きてそうでちょっと安心したな、まぁ簡単に死にそうな感じの子じゃなかったから無用な心配だったかもしれないけど」

少し前にマーケットに売り出されてたパーツ提供主の名前を思い出し、クスっと微笑むがすぐに真剣な表情に戻り━━━

エスティ｡oO（少なくても今の状態で分かってるのはメルサリアもメフィルクライアも『私の』敵って事と、ルオシュとヒルコは『今は』敵じゃないって事か、でもそれだけで十分）

いつだって自分に害を為すモノ、不利益を齎すモノを敵と認識してきたしこれからだってそうすると思う、それが私の生き方だ━━━

エスティ「Ex、そろそろ出るよ、出撃準備」

Ex『了解、システム起動…通常モードへ移行、全システムチェック開始』

リスティ「あら……もう行きますの？私に挨拶も無しで？」

エスティ「別にすぐ帰ってくるからいらないでしょ、これまでもそういう事しなかったし…リスティまでアルマみたいな事言わないでよ」

リスティ「あらら…あの子もちゃんと分かってますわね、空気が読めないのはエスティだけかしら？まぁいいですわ、いってらっしゃいな」

エスティ「はいはい……それじゃ行ってくるよ」

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【生体パーツ01……搭載確認】
【コネクター接続……接続完了】
【フィジカルリンク……接続完了】
【エリクシルズS投与……拒否反応無し】
【ペインキラーS投与……拒否反応無し】
【バイタルサイン……安定】
【各部接続ユニット……正常】
【視覚モニタリング……正常】
【コア臨界圧……適性】
【コアリアクター機構……リミッター限定解除】
【対粒子シールド……出力99％】
【対電磁シールド……出力99％】
【各部ブーストユニット出力……正常】
【FCS……オンライン】
【TCS……オンライン】
【レーダーシステム…オンライン】
【全兵装……アクティブ】
【エネルギーバイパス……正常】
【エネルギー残量……100％】
【システムチェック……オールグリーン】
【霧濃度予測値……100％】
【電磁波状態予測値……80％】
【各種補助システム……正常】
【簡易ステルスモード起動】

━ENTER THE BATTLE FIELD━