ENo.0001　マンノウォーシステム

ウォースパイト「君にいい知らせだよ！なんと、来年から降格処分解除の上第21大部隊に配属だ」
ヴェネラヴル「…はい？」
ウォースパイト「うん、だからね。君の謹慎処分扱いも解除、晴れて出世コースに復帰だよ」
ヴェネラヴル「えーと…どういう事ですか？」
ウォースパイト「うーん…、いいか、口止めはされてないから話しちゃおう、上での君の扱い」
ヴェネラヴル「…」
ウォースパイト「本来なら真っ当に法の裁きを受け、その上での処分を受けているはずだ」
ヴェネラヴル「132条により国家法より軍法が優先される。…銃殺刑ですね」
ウォースパイト「そう。でも彼はあの性格だ、上からも下からも嫌われていた」
ウォースパイト「だからね、君の暴走によって排除されたことは、上にとっても願ったり叶ったりってわけだ」
ウォースパイト「で、問題になるのは君の処分だ。いかなる理由があれ軍内で他者を死に至らしめることはご法度」
ウォースパイト「でも処分なしにしては示しがつかない。そうだ、閑職に押し付けて謹慎中としておこう」
ウォースパイト「…という理由だ。つまり、今頃君の扱いは二階級降格の上に謹慎中となってる」
ヴェネラヴル「謹慎、ですか…」
ウォースパイト「そう、謹慎。でも実際は謹慎処分は下ってない、何故か？この件が流出するのを防ぐためさ」
ヴェネラヴル「あぁ…、ああ…」
ウォースパイト「人間追い詰められると何をするかわからないからね。つまり、ここは君を監視するための部署だ」
ウォースパイト「…まぁ、本当に二足歩行兵器の研究してる部署だけど」
ヴェネラヴル「監視するため、か…」
ウォースパイト「そう。君があの事を外に漏らさないように監視する、それが私のもう一つの仕事さ」
ヴェネラヴル「つまり、上はあの事をなかった、と？仮にも一人の命が失われているのに？」
ウォースパイト「そういうこと。表向きには事故になってるよ、諍い事で…打ちどころが悪くて、ってね」
ウォースパイト「どう処理したかまでは知らないけど…。とにかく、来年になったら君の謹慎は解かれるよ」
ウォースパイト「もちろん、君にはこの話を断る権利もある。なんせ利用して禊が済んだら元通りって話だからね」
ウォースパイト「私としてはこの話に乗った方がいいと思うけどね。ここにいると確実に未来はないわけだし」
ヴェネラヴル「…少し、考えさせてください」

――霞そばとは、お蕎麦屋さんである。

霧の中、今日も今日とて屋台が通る――




（店舗は談義の結果、鉄騎武者の牽く移動屋台と化しました）


～お品書き～

・かけそば
・おろしそば
・月見そば
・獣装機攻ダンクーガソヴァ
（その他のメニューは応相談です。無茶振りも程々に対応致します。）

各種おそばは小盛、並盛、大盛から、
ダンクーガソヴァは並盛、大盛、マックスゴッド盛からお選び頂けます。



▲ダンクーガソヴァマックスゴッド盛

※冷たいおそばもございます。


～過去の注文履歴～
・天丼
・コロッケそば