第7週目 P・ドロレスの一週間
霊障見舞金として3000cの資金が送られました
◆日記
12
錯覚。
そこに痛みがあるかのような。
思いこみ。
この身体が生きた機械であるということ。
《ブラックウィドウ》に持ち得る触覚は、じっさいの人体よりずっと低い精度で、いささか間の抜けた距離を置いて点在している。何かを感じるためのポイントはそこまで密ではない――未完成なハイドラの限界。しかし、この身体にはいくつか人体よりもマシな感覚もそなわっている。はるかに遠くまでを精彩に、広角にカバーする目。拾いたい音だけを拾いあげることのできる耳。ドロレスはこれまでほとんど、目で痛みを感じ、耳で痛みを感じてきた。どんな形であれ、情報が信号しさえすればそれは感覚することができる。
そこに痛みが存在し得ること、そのことを知ること。
戦場では人工知能がそれらの痛みを引き受ける。あるいは、感じない。動ける限りに動き続ける、どこがどう壊れていたとしても。
錯覚と思いこみ。《ブラックウィドウ》の、《シサン》の、そして何よりもドロレスの機能。 “心理保護のための装置”。やるべきことは変わらない。自分で織り上げた模造人格が相手だろうと、それはごく滑らかに働き、機械の身体ごとドロレスを生かした。
ドロレスは生きていた。死んではいない、いまはまだ。ここに自分がいることがわかる、たとえちっぽけな箱のなかに閉じこめられた一個の生体部品に過ぎずとも、ここには生身があり、機能し、存在していた。
箱がここにある。そのなかには死にかけた鼠の脳が入っている。そのはずだ。
けれど、ほんとうに?
それを疑うほどの人間らしさは、しかしドロレスにない。機械であることの、作られたものであることの、優しく安全な思考と精神の檻。自分がどんな装置かはわかっている。自分がどんなものでできているかはわかっている。黒いセラミック・プラスティックと生きた(あるいは死にかけた)鼠の脳。自分がどんな状態かはわかっている。生きているが、死んでいる。
「あんたはほんとうに残像じゃあないのか?」
切り分けられた鼠の幽霊。あるいはそうと言えるかも知れない、もうとっくに死んでいると見做せるかも知れない。《シサン》が作られたとき、哀れな鼠たちがそのちっぽけな頭蓋を開かれ、かよわい脳を摘出されたあのときに。これは鼠の亡霊を捕まえ、鼠の残像を作る装置なのかも知れなかった。自分は《ブラックウィドウ》と同じ誰かに作られたのだから。
何がほんとうかなどわからない。
《おれは生きている。おれにとっては。死にたくない。外へ出たい、あんたが言っていたように。こんなところからは出て行ってしまいたい。だがこの箱の外へ出ることはできない。この箱が破られれば、おれは死ぬ。あるいは機能を停止する。剥き出しになった脳はすぐ腐り始めるだろう》
死にたくなかった。
このままでいれば、遠からず壊れるには違いなくとも。
そのためにくり返した、学習と適応を。ただそのためだけに。
《おれは残像じゃない。死んだところで幽霊になれるようなものでもない》
《それともおれは死んでいて、死んだ鼠の幽霊なんだろうか?》
《これはお化けってことになるのか?》
《あんたはどう思う》
《どう考える?》
《あんたはいったい、おれを何だと思う》
投げ入れられる言葉のたびに何かがぐらつき、箱のなかに金臭い味と匂いが拡がっていく。脅かされている、そこに苦痛があった、しばらくは忘れていられたはずの苦しみが。
《おれにとっては十分な人生だったんだ》
耐えがたいストレス。《シサン》からの警告がこだまする。刺すような信号の波。身体のない身では竦むことも喘ぐことも、項垂れることさえできはしない。
《こんな代物が人生なんて言ったら、あんたは笑うかも知れないが。それでも……。少なくとも、おれひとりに……ちっぽけな鼠にできるだけのことをしてきたんだ。できるだけのことを》
ここに欲望がある。ただの機械なら、装置なら持ちえないだろうと思われる欲望が。
錯覚と思いこみ。
ドロレスにはわからない。自分を規定することができない。それは装置であることの分を超えている。それは自分を使う人間によって成されるべきものだった。ただ生きているという実感だけがある、しかし裏付けるものはない。かつてあったかも知れない身体たちは腐って失われ、ドロレスはもう鼠だったころの自分を思い出せない。自分には身体がない、《ブラックウィドウ》のほかには。ここにはもうほとんど生身がない、血も肉も骨もはらわたも。ただ生きていたいとは感じている、あまりにも強く、壊れたくないと何かが常に、燃え上がるように訴える。しかしそれこそは機械の要請なのかも知れなかった。生きたいのか、死にたくないのか、機能し続けたいのか、壊れたくないのか?
《まったく、どうしてこんなことになっちまったんだろうな? あんたはもっと――面倒でない奴だろうと思ってたんだ。あてが外れたよ》
NEWS
本日のニュースですきょうで『禁忌戦争』から5年が経ちました
あの時、最後に姿を消したメルサリア氏とハイドラ大隊
彼らが救ったと言われている世界は、きょうも続いており、我々は彼らを待つほかありません
クリスマスが近づくころ、ハイドラの英雄たちの物語もまた、語り継がれていきます
霧は消え、巨大樹木の世界となったいま、彼らは少し迷っているのかもしれません
霧と共に消えた彼らは、今どこにいるのでしょうか。それは、誰にも――
◆訓練
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
◆破棄
ドロレスはコンプレッサー54を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
ドロレスは高速化プラン53を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
ドロレスは加速装置58を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
ドロレスは呪いの人形56を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
ドロレスはマニュピレーター58を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
◆送品
◆送金
ドロレスはクレイン・ヤギシマに1000c送金した
◆購入
ドロレスはアマガエル印の”種としての多産”を1479cで購入した!!
ドロレスはケミストリィミストを582cで購入した!!
ドロレスはケミストリィミストを582cで購入した!!
ドロレスはLEA-R0「リーフィーシー0」軽量機構を1479cで購入した!!
ドロレスはLEA-R0「リーフィーシー0」軽量機構を1479cで購入した!!
ドロレスはケミストリィミストを582cで購入した!!
◆作製
作成時補助発動! 薄装!! APが 58 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -87 修正!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 58 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -87 修正!!
BestieBlutーEinsとBestieBlutーEinsを素材にして《ウェディング・デイ》を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に《シサン》を装備した
脚部2にアマガエル印の”種としての多産”を装備した
スロット3に空白なる器を装備した
スロット4に空白なる器を装備した
スロット5にLEA-R0「リーフィーシー0」軽量機構を装備した
スロット6にケミストリィミストを装備した
スロット7にケミストリィミストを装備した
スロット8に《アンダー・ザ・ローズ》を装備した
スロット9にLEA-R0「リーフィーシー0」軽量機構を装備した
スロット10にケミストリィミストを装備した
スロット11に空白なる器を装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
クレイン・ヤギシマとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……死亡許容
◆ミッション
ミッション設定……フリー
ユニオン活動
《廻帰財団アルファ・ラルファ》の活動記録
《廻帰財団アルファ・ラルファ》:
残像領域にいつからか存在する、霊的研究・実験出資機関。
霊障と霧、電磁波に関係する機体のアセンブル、およびこれらの研究・実験に対し出資を行う。
過去には、
溶解性搭乗機体《トラップドア》、
生体型完全自律駆動機体《ブラックウィドウ》、
降霊型試行機体《ネリールース》などのアセンブルに関わっている。
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残像領域にいつからか存在する、霊的研究・実験出資機関。
霊障と霧、電磁波に関係する機体のアセンブル、およびこれらの研究・実験に対し出資を行う。
過去には、
溶解性搭乗機体《トラップドア》、
生体型完全自律駆動機体《ブラックウィドウ》、
降霊型試行機体《ネリールース》などのアセンブルに関わっている。
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ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
格闘の訓練をしました
格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘においてAPを10%強化した
メッセージ
ENo.315からのメッセージ>>
いつもと変わらず、奇抜な髪の色をした青年が歩いてくる。あなたの前で、軽く頭を下げて口を開く。
一旦言葉を切り、青年は笑う。
満面の笑みで別れを告げ、青年は踵を返した。そうしてそのまま、どこかへと歩き去って行った。
ENo.383からのメッセージ>>
肩をすくめる。
片眉を上げる。
いいだろ、と答えて、エコー機の電源を一度切り、 傍らによける。
手袋をはめて、操縦棺の蓋を、ゆっくりと開ける……
タバコをくわえて、火をつけないまま、天井を見上げる。
遠くで風の音がしている。
腕時計を見る。
メッセージを送信しました
>>Eno.383
いつもと変わらず、奇抜な髪の色をした青年が歩いてくる。あなたの前で、軽く頭を下げて口を開く。
リオ 「こんにちは、ドロレス。いささか急な話なんだけれど、残像領域を出て行く事になって……その前に、挨拶をしにきたんだ。あなたにはとても世話になってしまったから」 |
リオ 「ドロレス、あなたはとても多くのことを教えてくれた。何のために、どんなありようで踊るのか、どんな風に踊るのか……それを見つけられたのはあなたのおかげだ。感謝してもしきれない」 |
リオ 「いつかまた、あなたには会ってみたいな。それまでにはきっと、今よりうまく踊れるようになってみせるから……その時は、話をしてくれると嬉しい」 |
リオ 「おれはこれから一仕事済ませてくるが、あなたも、どうか気をつけて」 |
リオ 「それじゃあ、またいつか!」 |
ENo.383からのメッセージ>>
ヤギシマ 「そんなになんにもない間柄なのかい。 そいつはずいぶん…… 純な愛の話だな」 |
ヤギシマ 「……『何もかものはじめから』てのは間違いだ。 あんたはあんたの意思で俺を聞きつけ、俺を雇った。 そうだろ? はじまりはあんたの『決定』からだ。 あんたはそうやって俺を呼んだ。 あるいはセントエルモの火を呼んだ」 |
ヤギシマ 「セントエルモは船乗りの守護聖人であり、……落雷からの守護聖人だ。 にもかかわらずあんたは電磁攻撃で焼け焦げた。 悪いと思っちゃいるんだぜ。 そりゃあんたを守ること自体は仕事じゃあないにしたって……」 |
ヤギシマ 「悪かった。 それじゃ『彼女の体』のそういう取り扱いはやめておこう。 まだ慣れないもんでね」 |
ヤギシマ 「肉体が欲しいのか? だが肉体なしに魂がこれだけ鮮明に残ることは難しい。 あんたにはこの世に…… 残像じゃなく、実存として生きるための、なんらかの『とっかかり』があるはずだ。 そうしてそいつを持っている以上、あんたは実のところ、死んでいるとか、生きていないとかは言い難い……」 |
いいだろ、と答えて、エコー機の電源を一度切り、 傍らによける。
手袋をはめて、操縦棺の蓋を、ゆっくりと開ける……
ヤギシマ 「……ああ、小さな箱が見える。 ずいぶん小さな箱だ。 だが大事なものが入ってそうだ。 なるほど、こいつが…… ……あんたか、ドロレス」 |
ヤギシマ 「なるほど。よくできている。 鼠の脳をつなげて……アイデアはわりに古い侵襲的な手術だろうな。 神経と神経をつなげてネットワークを強化したわけだ。 思いついてもよくやろうと思ったよ。 箱の中は溶液かなにか入ってるのか? 外気を遮断しているんだな。 栄養は操縦棺からだろうな。 大したもんだ。 よくこれで生きていた……」 |
ヤギシマ 「……」 |
ヤギシマ 「うん…… あんたは『生きている』。 そいつはクリアな話だ。 そうしてシンプルな話だ。 『死にかけ』の鼠の脳ということは、『死んでいない』ということだ。 『死んでいない』ということは『生きている』ということだ。 だいたいこれだけクリアな問答ができるお化けはいない。 あんたは生きている」 |
ヤギシマ 「とはいえあんたは人間でもない。ロボットでもない。 少し特殊な形の命だ。 もっと簡単に言えば、英語を話す鼠だ。 あんたの英語はそこらのアジア人よりよほどうまいよ。 クリアな英語が話せるんだから、それでいいんじゃないか」 |
ヤギシマ 「いや、よかった。これでだいぶクリアになった、ドロレス。 俺はあんたが誰なのか、つまり俺をはめようとしている連中じゃないのかを知りたかった。 あんたに隠し事があるのはわかってた。 隠し事は別にかまやしない……だが、俺の身が危険になるんじゃ困る。 あんたは本当に裏に誰もいない、徒手空拳の孤軍奮闘で、 つまるところわりに絶望的な戦いを、あんたなりに必死のやりかたで、 まあ、なんとかやってきたってわけだ」 |
ヤギシマ 「そいつは大変だったろうな」 |
ヤギシマ 「笑いやしないさ。…… 苦労したろうなって思うよ」 |
遠くで風の音がしている。
腕時計を見る。
ヤギシマ 「……ミッションは12時集合だったな」 |
ヤギシマ 「……ニュースは聞いてるか? 残像領域はずいぶん混乱している。 アルラウネやら新人類やらでいまどれくらいの規模の被害が出ているのか結局よくわからん。 企業連盟はしばらく立ち直れないだろう。 メルサリアも長くない。 どさくさまぎれにハイドラライダーたちで新しくヘゲモニーをとろうとしてる動きもあるらしい。 今までとは比べ物にならないくらい、これからは忙しい戦争になるだろう……」 |
ヤギシマ 「……」 |
ヤギシマ 「体が欲しいんだろ、ドロレス。 あんたに体はあるといえ、そいつは今のところ脳みそだけだ。 だからあんたに与えられる体があるとしたら、 『義肢』に近いものになる」 |
ヤギシマ 「ところで俺は技師でね」 |
ヤギシマ 「そしてあんたがいるのは操縦棺だ」 |
ヤギシマ 「作ってやろうか? ドロレス」 |
ヤギシマ 「あんたの体を」 |
ヤギシマ 「移動用のウォーハイドラを」 |
ヤギシマ 「このミッションが終わったら……」 |
ヤギシマ 「イオノスフェア要塞に出てきた新人類やらは、やがてこの家にも押し寄せて来るだろう。 あんたはその時に逃げられない。 もう遠隔操縦のウォーハイドラだって、悠長にファミコンできる時勢じゃない。 隠してくれる霧もない。 だからな、ドロレス。 なんにせよもう『外に出なくちゃならん』頃合いなんだよ。 あんたがこの大混乱の残像領域で、これからも俺に支払いをして、 俺がこれからもあんたに通信を通そうっていうならな」 |
ヤギシマ 「そいつはクリアな話だ。 俺はクリアな話しかしない。 俺はいつだって『面倒』を『クリア』に『解決する』ために動いてる」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.383
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 3000
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正6.88%
防衛戦果補正6.57%
撃墜数補正 0.6%
フリー補正 2%
サブクエスト0.5%
合計現金収入4052
--機体破損請求 -1701
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額-1579
整備請求額 -1579
ユニオン費 -100
ユニオン利子100
◆整備値が1成長しました
◆経験値が205増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正6.88%
防衛戦果補正6.57%
撃墜数補正 0.6%
フリー補正 2%
サブクエスト0.5%
合計現金収入4052
--機体破損請求 -1701
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額-1579
整備請求額 -1579
ユニオン費 -100
ユニオン利子100
◆整備値が1成長しました
◆経験値が205増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
キャラデータ
名前
P・ドロレス
愛称
ドロレス
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プロフィール
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P・ドロレス: じっさいのところ、P・ドロレスと名乗っているこれは生体型完全自律駆動機体《ブラックウィドウ》に搭載された、積層加工された鼠の脳に過ぎない。 かつて《シサン》と名付けられたこの鼠の脳は、本来の名前と機能を忘れ、自分は操縦棺に入った人間のテストライダーなのだと考えている。 これが操縦棺から出ることは、恐らくもうないだろう。 《ブラックウィドウ》: 《廻帰財団アルファ・ラルファ》、あるいはアイリーン・クリードという無名のライダーにより製造された、生体型完全自律駆動機体。 操縦棺内にあるライダーの精神・霊魂・意識を、接続した機体に投影、バックアップすることで操作する。 転送後は物理的な接続を介さず、完全な自律状態で動く。 《ブラックウィドウ》は機体内に操縦棺を持たない。 ライダーの物理的な肉体の安全が保証されているため、ライダー自身は”決して死ぬことがない”。 機体が損耗、破壊された場合、それまでに蓄積されたデータが自動的に転送される。 コスト面や安全性の問題から、撃墜後の機体は回収されない。 随時新たな機体が精製され、アセンブルされた後、操縦棺との接続を経て出撃することとなる。 これらの個体はすべて同じ容姿を持つ。 《ブラックウィドウ》とは、このシステムの根幹を成す操縦棺、その精製施設と個々の機体、および実験内容すべてを指す。 小柄に華奢な姿。 外見に反して重く硬い身体。 高い体温。 かすかにノイズがかった声。 色の薄い肌はしなやかすぎ、滑らかすぎるように見える。 花嫁のドレスを身に着けるのは、素体の造作の甘さを隠し、遠目に見れば人に見えるようにするため。 横になることはなく、ただ腰かける。 レース、刺繍、さまざまに飾ったドレスの裾を、慣れたしぐさで捌きながら戦場をさまよい歩く。 《廻帰財団アルファ・ラルファ》: 《ブラックウィドウ》のかつてのオーナーであり、《ブラックウィドウ実験》の出資者、ということになっている。 *《青をこころに、一、二と数えよ》コードウェイナー・スミス 伊藤典夫訳 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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|
1 | 操縦棺A | 《シサン》 [52/---/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | エンジンB | MEB3731 [56/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
3 | 領域殲滅兵器A | 《ウェディング・デイ》 [58/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
4 | 領域殲滅兵器A | 《アンダー・ザ・ローズ》 [55/重保証/重保証]《装備:8》 | ▼詳細 |
5 | エンジンB | MEB3731 [56/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
6 | 出力低下誘発A | 試製防空出力低下誘発A-0 [53/防空/高圧躍動] | ▼詳細 |
7 | --- | --- | --- |
8 | 補助輪A | 《デルフィの爪先》 [57/超重減圧/超重減圧] | ▼詳細 |
9 | 領域殲滅兵器A | 《デボニエンシス》 [52/旋回/---] 索敵[201] AP[269] 旋回速度[52] 防御属性[霊障] 防御値[138] 貯水量[672] 噴霧量[538] 消費EN[965] 金額[552] 重量[300] [領域殲滅兵器] *作者* |
▼詳細 |
10 | 領域殲滅兵器A | 《グレイ・ドーン》 [53/誘発/変形] | ▼詳細 |
11 | 軽タンクA | アマガエル印の”種としての多産” [57/超重卵/超重卵]《装備:2》 機動[507] AP[2822] 旋回速度[2974] 防御属性[火炎] 防御値[913] 貯水量[594] 積載量[4400] 消費EN[456] 金額[1479] 重量[2028] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
12 | 砲塔A | ケミストリィミスト [57/重旋回/重旋回]《装備:6》 | ▼詳細 |
13 | 砲塔A | ケミストリィミスト [57/重旋回/重旋回]《装備:10》 | ▼詳細 |
14 | エンジンB | LEA-R0「リーフィーシー0」軽量機構 [57/薄装甲/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
15 | エンジンB | LEA-R0「リーフィーシー0」軽量機構 [57/薄装甲/薄装甲]《装備:9》 | ▼詳細 |
16 | 砲塔A | ケミストリィミスト [57/重旋回/重旋回]《装備:7》 | ▼詳細 |
17 | 補助輪A | 《ヴィーシィ=クーシィの赤い靴》 [56/薄装甲/力場装甲] | ▼詳細 |
18 | 素材 | 耐反動フレーム54 [54/重変形/---] 特殊B[760] [素材] |
▼詳細 |
19 | 素材 | 重吸着粒子57 [57/高圧減霧/---] 特殊B[820] [素材] |
▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
21 | 素材 | 照準装置56 [56/精度/---] 特殊B[800] [素材] |
▼詳細 |
22 | 領域殲滅兵器A | 空白なる器 [55/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 | ▼詳細 |
23 | 補助輪A | 臨界過給機『ヴァルキリー』 [55/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
24 | 補助輪A | 臨界過給機『ヴァルキリー』 [55/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
25 | 領域殲滅兵器A | 空白なる器 [55/薄装甲/薄装甲]《装備:11》 | ▼詳細 |
26 | 領域殲滅兵器A | 空白なる器 [55/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
27 | 飛行ユニットA | 試製重霊障飛行ユニットA-0 [55/重霊障/重保証] | ▼詳細 |
28 | 飛行ユニットA | 飛行ユニット『モストクラウド』 [55/薄装甲/薄装甲] 飛行[212] AP[1191] 旋回速度[213] 防御属性[電子] 防御値[231] 貯水量[520] 噴霧量[282] 消費EN[520] 金額[660] 重量[-64] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
29 | 重ブースターA | 漆黒火蜂 [55/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
30 | 素材 | ロケットモーター57 [57/高跳躍/---] 特殊B[820] [素材] |
▼詳細 |