第40週目 Владимир Ильи́ч Революционеровの一週間
霊障見舞金として3000cの資金が送られました
【要塞のようなそのウォーハイドラは、しかしすでに多数の被弾により燃え上がり、自慢の装甲も砕け、搭載していた武器は吹き飛び、履帯が千切られ、駆動系がイカれ尽くしてしまっていた。いかにもロシア軍人らしいパイロットが、諦観と憎悪の混じった血走った眼で、動かなくなったハイドラの操縦棺の中から目の前の敵を睨みつける】
残像のВолодя(ヴォロージャ) 「……共産主義は不滅だ。俺が死すともな。そしていつか気付くだろう、貴様らの誤りに。そう、共産主義は世界を『革命』し尽くすまで『解放』するのだ。そしていつか怒れる労働者の行進が貴様らを踏み潰すだろう! 」 |
【その無残な鉄塊に、とどめの一撃が突き刺さる。合金を穿つ鈍く響く大きな音がし、そのウォーハイドラは反動で震えた。そして事切れたように、二度と動くことはなかった】
◆日記
【残存領域及びウォーハイドラに関する調査:xxxxx】
霧がいつ晴れたのか、なぜ晴れたのか、その時何が起こったのか、私は一切知りようが無い。そして、あの奇妙な敵についても。ウォーハイドラのシステムでは何故か『生命と全ての』と表示されていた奇妙な敵。いや、知りようが無いのではない。知る必要は無いことなのだろう。なにせ私は残像、本来この世界に自発的な干渉は許されぬ残り香であり、自我すら怪しい存在なのだ。このウォーハイドラの中まで入り込んだ不思議な植物が、私を操っているのか?いや、そもそも可笑しい。ドゥミートゥリーのウォーハイドラ、あれは私のГ-1を改造したものだった。つまりこのウォーハイドラのオリジナルは向こうにあり、きっと私の死体も彼らの手元にあるはずだ。では、ここにあるのは、ここにいるのは何だ?
考えても仕方ない。きっと、残像のいたずら、この戦争の終わりが見せる幻なのだろう。そういえば聞いたことがある。昔、ロシアがまだソビエトではなくロシア帝国だった時代、ロシアー日本戦争で戦った或る兵士の話だ。「黒い軍服の日本兵は撃てば斃れる、しかし白い軍服の日本兵は幾ら撃っても斃れない」と。だが、その頃の日本陸軍には白い軍服の兵などいない。よくある戦場の怪談で、私は戦の恐怖や、奴らの無謀な突撃による恐怖が見せる幻覚だと思っていた。なるほど、私は今、それなのだろう。
幻のはずの操縦棺の、ディスプレイを触る。この感触を感じるのは、私も幻だからなのだろう。薄暗く冷んやりとした棺は晴れた空の下、寒々とした空気にも動じることなく静止し、最後の戦に備えていた。先の戦いの損耗はこの不思議な植物が見る見るうちに埋めてしまった。だが、それ以上には直さなかった。まるで繰り返し、あの時の——撃墜された時の状況をなんども繰り返すように。
そして、理解していた。この戦争は次の戦いで本当に終わる。そして、私も。もはや霧の晴れたこの空の下、全てが見通せる世界で、残像がどこまで残っていられるのだろうか。私は消えることに恐れは無い。死ぬときもそうだったように。私は最後まで務めを果たしたし、ソビエトの勝利を信じているからだ。だが——戦い続けたい欲求までも無いといえば嘘になる。これも幻だとしても、欲求そのものが残像で奇妙な植物が囁く譫言だったとしても。私にとってはきっとこれこそ、戦闘への欲求と限りない共産主義社会への希望こそ、残像になってまで突き動かしてきた原動力なのだから。
それにしてもだ。ドゥミートゥリも……あれほどまで強くなるとはな。私が時の進みから取り残されたこともあるだろう。これなら、まあソビエトも安泰だ。まああの小僧一人居ても居なくともソビエト地上軍は安泰だが。そして、Dawn……あのクソAI。あいつも強くなっていた。憎々しいことに。ああ。クソ。私が死んでいなければ、きっとまだ私の方が強かったはずだ。——いや、違うか。私は死に、奴は生き残っている。その結果が全てだろう。悔しいし……まだ認めたくもないことだが……それだけの時間も無い。
——さて、私にしては珍しく感傷的になったことだ。これも私が私ではない残像だから許されることだ。最後の戦いだ。メルサリア、貴様がとうとうと述べるその答えとやらが何であっても、どうでもいい。私の答えは私自身が最初から持っている。
いや、ここに来て少しばかり、答えが増えたかもな。さあ、攻勢を掛けよう。私に残されたほんのわずかなものも全てかけて。
霧がいつ晴れたのか、なぜ晴れたのか、その時何が起こったのか、私は一切知りようが無い。そして、あの奇妙な敵についても。ウォーハイドラのシステムでは何故か『生命と全ての』と表示されていた奇妙な敵。いや、知りようが無いのではない。知る必要は無いことなのだろう。なにせ私は残像、本来この世界に自発的な干渉は許されぬ残り香であり、自我すら怪しい存在なのだ。このウォーハイドラの中まで入り込んだ不思議な植物が、私を操っているのか?いや、そもそも可笑しい。ドゥミートゥリーのウォーハイドラ、あれは私のГ-1を改造したものだった。つまりこのウォーハイドラのオリジナルは向こうにあり、きっと私の死体も彼らの手元にあるはずだ。では、ここにあるのは、ここにいるのは何だ?
考えても仕方ない。きっと、残像のいたずら、この戦争の終わりが見せる幻なのだろう。そういえば聞いたことがある。昔、ロシアがまだソビエトではなくロシア帝国だった時代、ロシアー日本戦争で戦った或る兵士の話だ。「黒い軍服の日本兵は撃てば斃れる、しかし白い軍服の日本兵は幾ら撃っても斃れない」と。だが、その頃の日本陸軍には白い軍服の兵などいない。よくある戦場の怪談で、私は戦の恐怖や、奴らの無謀な突撃による恐怖が見せる幻覚だと思っていた。なるほど、私は今、それなのだろう。
幻のはずの操縦棺の、ディスプレイを触る。この感触を感じるのは、私も幻だからなのだろう。薄暗く冷んやりとした棺は晴れた空の下、寒々とした空気にも動じることなく静止し、最後の戦に備えていた。先の戦いの損耗はこの不思議な植物が見る見るうちに埋めてしまった。だが、それ以上には直さなかった。まるで繰り返し、あの時の——撃墜された時の状況をなんども繰り返すように。
そして、理解していた。この戦争は次の戦いで本当に終わる。そして、私も。もはや霧の晴れたこの空の下、全てが見通せる世界で、残像がどこまで残っていられるのだろうか。私は消えることに恐れは無い。死ぬときもそうだったように。私は最後まで務めを果たしたし、ソビエトの勝利を信じているからだ。だが——戦い続けたい欲求までも無いといえば嘘になる。これも幻だとしても、欲求そのものが残像で奇妙な植物が囁く譫言だったとしても。私にとってはきっとこれこそ、戦闘への欲求と限りない共産主義社会への希望こそ、残像になってまで突き動かしてきた原動力なのだから。
それにしてもだ。ドゥミートゥリも……あれほどまで強くなるとはな。私が時の進みから取り残されたこともあるだろう。これなら、まあソビエトも安泰だ。まああの小僧一人居ても居なくともソビエト地上軍は安泰だが。そして、Dawn……あのクソAI。あいつも強くなっていた。憎々しいことに。ああ。クソ。私が死んでいなければ、きっとまだ私の方が強かったはずだ。——いや、違うか。私は死に、奴は生き残っている。その結果が全てだろう。悔しいし……まだ認めたくもないことだが……それだけの時間も無い。
——さて、私にしては珍しく感傷的になったことだ。これも私が私ではない残像だから許されることだ。最後の戦いだ。メルサリア、貴様がとうとうと述べるその答えとやらが何であっても、どうでもいい。私の答えは私自身が最初から持っている。
いや、ここに来て少しばかり、答えが増えたかもな。さあ、攻勢を掛けよう。私に残されたほんのわずかなものも全てかけて。
NEWS
本日のニュースですきょうで『禁忌戦争』から5年が経ちました
あの時、最後に姿を消したメルサリア氏とハイドラ大隊
彼らが救ったと言われている世界は、きょうも続いており、我々は彼らを待つほかありません
クリスマスが近づくころ、ハイドラの英雄たちの物語もまた、語り継がれていきます
霧は消え、巨大樹木の世界となったいま、彼らは少し迷っているのかもしれません
霧と共に消えた彼らは、今どこにいるのでしょうか。それは、誰にも――
辺境のレジスタンス『ルオシュ』 「ルオシュだ。返事が無くても構わない。俺は貴公にメッセージを送り続ける」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』 「俺は、相変わらず戦い続けている。戦いの形はいくらか変わったが……まぁ、たいした問題ではない」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』 「ああ、貴公たちが育ててくれた『アルラウネの木』は、今も元気に育っているよ。新世界たちも、無害な白い花に変わっている」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』 「俺はな……料理を始めたんだ。趣味じゃないぞ。料理人として、店を持ったんだ」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』 「貴公にもぜひ来てほしい。とっておきのパスタとピザを作ってやろう。店の場所は――」 |
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ヒルコからの信用……♣♣♣♣♣♣♣♣♣
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 3000
攻撃戦果補正0.39%
支援戦果補正0.89%
防衛戦果補正1.8%
合計現金収入3093
--機体破損請求 -5555
--弾薬費請求 -582
--整備控除修正額-3816
整備請求額 -2593
ユニオン費 0
◆経験値が205増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正0.39%
支援戦果補正0.89%
防衛戦果補正1.8%
合計現金収入3093
--機体破損請求 -5555
--弾薬費請求 -582
--整備控除修正額-3816
整備請求額 -2593
ユニオン費 0
◆経験値が205増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
キャラデータ
名前
Владимир Ильи́ч Революционеров
愛称
Володя(ヴォロージャ)
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プロフィール
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パイロット名:Владимир Ильи́ч Революционеров ヴラジーミル・イリイチ・レヴォリュツシオネロフ 愛称:Володя ヴォロージャ 機体名:Г-1(ゲー-1、あるいはハイドラ-1) 霧のいたずらか、偶然彼の居る異世界にたどり着き、鹵獲された一機のウォーハイドラがあった(後にГ-0と名付けられる)。Г-1はそれを元に作られた実験試作機——なのだが実戦使用可。何考えてんだ設計局。 中量二脚のГ-0とは似ても似つかぬ重タンク。装甲、足回りはソ連重戦車の設計が流用されているため、IS重戦車と一般ウォーハイドラの中間の外見をしている。だが内装システム系は未だ未知の部分が多かったため、内側はほぼГ-0の模倣。被弾した穴すらコピーしているらしい。ただ結果として他のウォーハイドラとの互換性はある 外見:スキンヘッドの30代。完全に人を殺した鋭い目をしている。比較的細身ではあるが筋肉質で、暴力の匂いを感じるだろう。しかし仕草は(戦闘時を除き)常に驚くほど落ち着いており、冷徹とも言えるほど 人格等:共産主義が世界を支配する悪夢の世界に生まれながら、共産主義に心の底から傾倒する狂人。社会・共産主義大好き☆ おそロシアの擬人化 今後、基本死亡許容(どうしてもダメそうな時は生存)なので、ロシアの大地に散ったらごめんなさい ※マジ○チ注意。暴言RP等するので苦手な方は存在自体をスルー推奨 ※中の人は一切、マジで社会・共産主義思想は抱いておりません ※共産主義、ロシア等についてはまだ知識が浅く、間違ってたら教えてください。 ※ソビエトロシアはフリー素材(なんでも歓迎) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 砲塔A | 弌式重駆動砲塔 [42/重旋回/重旋回]《装備:5》 | ▼詳細 |
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2 | 操縦棺A | Брест [43/超重装甲/超重装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
3 | エンジンA | Уши_кролика/Тип-3 [42/重量軽減/重出力] | ▼詳細 |
4 | 重タンクA | НТ(ИС)-4-2К_Машина [39/旋回/AP回復] 機動[59] AP[5812] 旋回速度[771] 防御属性[火炎] 防御値[2004] 貯水量[1162] 積載量[5600] 消費EN[501] 金額[1216] 重量[2200] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
5 | 重タンクA | НТ(ИС)-6Б-2Тб_Машина [47/耐物/超重装甲]《装備:2》 機動[65] AP[7796] 旋回速度[803] 防御属性[物理] 防御値[2233] 貯水量[1507] 積載量[5600] 消費EN[549] 金額[1333] 重量[2294] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
6 | 榴弾砲A | NHM-400-LittleDavid [44/加重高圧変形/重出力]《装備:4》 火力[3230] 発射数[1] 防御属性[火炎] 防御値[637] 精度[553] 貯水量[129] 弾数[3] 武器属性[衝撃] 異常追加[5] 消費EN[176] 金額[1289] 弾薬費[150] 重量[888] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
7 | 電子装甲A | 攻電磁反射装甲 [46/超重装甲/重装甲]《装備:8》 | ▼詳細 |
8 | エンジンB | LEA-R「リーフィーシー3」軽量機構 [40/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
9 | 重タンクA | НТ(ИС)-5AЭ-УТ_Машина [48/耐電/薄装減霧] 機動[65] AP[7818] 旋回速度[811] 防御属性[電子] 防御値[2258] 貯水量[1573] 噴霧量[-216] 積載量[5600] 消費EN[555] 金額[1347] 重量[2200] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
10 | エンジンB | LEA-R「リーフィーシー3」軽量機構 [40/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 | ▼詳細 |
11 | 素材 | 察知能力48 [48/重圧索敵/---] 特殊B[640] [素材] |
▼詳細 |
12 | 砲塔A | 弌式重駆動砲塔 [42/重旋回/重旋回]《装備:6》 | ▼詳細 |
13 | 腕部B | Лёгкий Рука 2 (ТВ) [49/重出力/重出力] | ▼詳細 |
14 | 物理装甲A | FelsenPanzer-Zwei [44/超重回復/AP回復]《装備:9》 | ▼詳細 |
15 | 焼夷機関砲B | 高精度焼夷機関砲「火煉」改 [42/重精密/重精密] 火力[99] 発射数[52] 防御属性[物理] 防御値[654] 精度[115] 貯水量[64] 弾数[130] 武器属性[貫通] 異常追加[15] 消費EN[1] 金額[648] 弾薬費[7] 重量[984] [火炎射撃] *作者* |
▼詳細 |
16 | 素材 | 耐反動フレーム49 [49/重変形/---] 特殊B[660] [素材] |
▼詳細 |
17 | 重タンクA | НТ(ИС)-2АЧ/ТК_Машина [41/耐粒/重旋回] 機動[60] AP[6187] 旋回速度[832] 防御属性[粒子] 防御値[2084] 貯水量[1237] 積載量[5600] 消費EN[513] 金額[1245] 重量[2282] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
18 | ロケットA | 試製力場装甲ロケットA-0 [46/力場装甲/幻想貯水] 火力[1190] 発射数[1] AP[161] 防御属性[物理] 防御値[315] 貯水量[227] 弾数[5] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[47] 金額[516] 弾薬費[20] 重量[50] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
19 | 砲塔A | gobou [43/重旋回/重旋回]《装備:7》 | ▼詳細 |
20 | 噴霧機A | 霧腺 [43/高噴霧/重霊障] | ▼詳細 |
21 | 素材 | 限界軽量化プラン48 [48/薄装甲/---] 特殊B[640] [素材] |
▼詳細 |
22 | 素材 | 心霊写真47 [47/高圧霊障/---] 特殊B[620] [素材] |
▼詳細 |
23 | --- | --- | --- |
24 | 素材 | 対魔呪符46 [46/耐霊/---] 特殊B[600] [素材] |
▼詳細 |
25 | --- | --- | --- |
26 | 電子装甲A | 霧雷 [36/薄装減霧/薄装減霧]《装備:10》 | ▼詳細 |
27 | 素材 | 重機動プラン45 [45/重機動/---] 特殊B[580] [素材] |
▼詳細 |
28 | --- | --- | --- |
29 | 素材 | フィルター49 [49/減霧/---] 特殊B[660] [素材] |
▼詳細 |
30 | 素材 | 雨傘46 [46/防空/---] 特殊B[600] [素材] |
▼詳細 |
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