ENo.0286　リーブラ

【英雄日誌　その6】
戦場は日々生き物のごとく変化を続けている。
ハイドラライダーというのは得てして粘り強く、我慢強く、機を読むことに長けている。
膠着しつつある戦場に、ハイドラライダーがいることは、シルウェストリ航空にとってもよいことだろう。

青空が美しい。

フィズが送ってきたファイルをインストールする。
炎上するシルウェストリ航空本社。襲撃をかけてきたのは無人のウォーハイドラだという。
フィズは生きているだろうか。


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「無人のハイドラってどうなんであるかそれは！？」

「僕様も欲しい……いや、あの、戦場に行くのが怖いわけではなく、便利だからであって……」