第12週目 レナンティスの一週間
◆日記
「んじゃ、オヤスミ。また明日もよろしく頼むぜー」
「ああ」
一つ頭を下げてから立ち去りかけた所に、思い出したように声が投げられた。
「そうだ、今夜は名月だぞ。寝る前に一つ拝んどいたらどうだ」
かくして猫の提案を受けて、真っ暗な夜道をひたひたと横切って開けた野原へと出た。
周囲に視界を遮る建物もないので、木々の上には星の瞬く夜空がどこまでも拡がり、やや西に傾き始めた望月がぽっかりと浮かんでいる。
薄雲のかかった朧月。自分の世界の月は満ち欠けと言う概念がなく、晴れた夜であれば押しなべて望月が拝めるという意味では月に別段ありがたみを感じたことはないのだが、それでも、淡く輝く月を愛でる人の心は変わりのないものらしい。
望月に頭を垂れて、暫し指を組む。文字通り拝む、わけだが、自分がかつて所属していた教会では、神の他に月や太陽や樹や河や山や岩や、雄大な自然にもまた神性を見出すという稀有な点もあったため、自然と手が合わさる。
夏が近づいているにもかかわらず、まだ夜気はそこそこ冷える。こんなに風通しの良い場所ならば尚更だ。暫く朧月夜を眺めてから早々と引き返そうとした所に、思いがけない声がしんと響いた。
「何だ、誰かと思った」
「っ!? ……ああ、もう、驚かすなよなー!」
一瞬息を呑んでから、ほっと胸を撫で下ろす。自分の背後20mほどの所に、木に凭れてマリエッタが立っていた。近付きながら、
「エッタちゃんはとうに寝たと思ったぜ」
「失礼な奴だな、僕もたまには風流心くらい起こすとも」
そう言ってシニカルに微笑む少女の白皙の上、淡い月光が滑る様は、ぞっとするほど美しい。
「でもどうしたんだよ。エッタちゃんのことだから、月なんてただの光の塊だろとか言うと思ってたんだけどなー」
「別に、何もないよ」
「えー、ほんとかよー?」
心底意外そうな声に、仏頂面が返される。
「なんだよ、そんなに僕が月を美しいと思うのが意外なのかよ」
「思ったんだ」
「そこまで木石じゃないさ」
「そっかー……ふふっ」
「何だよ気持ち悪い」
「いや、此処に来る前を思い出してさ。こうやって夜空を見上げただろ?」
「……ああ、そう言えばそうだね」
「あの時はお互いをあんまり知らなかったし、他に同行者もいたから特別な思い出はないんだけどよ。環境が変わると、こんなにも違って見えるのかーって」
あの時見上げた空よりも、今の空の方がずっと綺麗だ――――なんて陳腐な台詞、敢えて言葉にはしないけれど。
「…………」
ふと、マリエッタは大きく欠伸と伸びをして、ごろんと横になった。
「硬いな。筋肉つけ過ぎじゃないのかい?」
「うわ、ひっでェ。エッタちゃんまで柔らかいのがイイって言うのかよー」
「……まぁ、別に嫌いじゃない」
もう一つ欠伸をして、マリエッタは目を閉じる。
「…………なんだそれ、己惚れちまうじゃねェかよ。ばーか」
目を細めて呟く。頬がほんのりと熱く、改めて今が夜であることに感謝してその顔を眺める。
頭を撫でていればそのうち喉でも鳴らし始めるかもしれないと思うと、何だか可笑しくなった。
――――そうして、随分と長いこと膝の上の相貌を見つめていた。
「ああ」
一つ頭を下げてから立ち去りかけた所に、思い出したように声が投げられた。
「そうだ、今夜は名月だぞ。寝る前に一つ拝んどいたらどうだ」
かくして猫の提案を受けて、真っ暗な夜道をひたひたと横切って開けた野原へと出た。
周囲に視界を遮る建物もないので、木々の上には星の瞬く夜空がどこまでも拡がり、やや西に傾き始めた望月がぽっかりと浮かんでいる。
薄雲のかかった朧月。自分の世界の月は満ち欠けと言う概念がなく、晴れた夜であれば押しなべて望月が拝めるという意味では月に別段ありがたみを感じたことはないのだが、それでも、淡く輝く月を愛でる人の心は変わりのないものらしい。
望月に頭を垂れて、暫し指を組む。文字通り拝む、わけだが、自分がかつて所属していた教会では、神の他に月や太陽や樹や河や山や岩や、雄大な自然にもまた神性を見出すという稀有な点もあったため、自然と手が合わさる。
夏が近づいているにもかかわらず、まだ夜気はそこそこ冷える。こんなに風通しの良い場所ならば尚更だ。暫く朧月夜を眺めてから早々と引き返そうとした所に、思いがけない声がしんと響いた。
「何だ、誰かと思った」
「っ!? ……ああ、もう、驚かすなよなー!」
一瞬息を呑んでから、ほっと胸を撫で下ろす。自分の背後20mほどの所に、木に凭れてマリエッタが立っていた。近付きながら、
「エッタちゃんはとうに寝たと思ったぜ」
「失礼な奴だな、僕もたまには風流心くらい起こすとも」
そう言ってシニカルに微笑む少女の白皙の上、淡い月光が滑る様は、ぞっとするほど美しい。
「でもどうしたんだよ。エッタちゃんのことだから、月なんてただの光の塊だろとか言うと思ってたんだけどなー」
「別に、何もないよ」
「えー、ほんとかよー?」
心底意外そうな声に、仏頂面が返される。
「なんだよ、そんなに僕が月を美しいと思うのが意外なのかよ」
「思ったんだ」
「そこまで木石じゃないさ」
「そっかー……ふふっ」
「何だよ気持ち悪い」
「いや、此処に来る前を思い出してさ。こうやって夜空を見上げただろ?」
「……ああ、そう言えばそうだね」
「あの時はお互いをあんまり知らなかったし、他に同行者もいたから特別な思い出はないんだけどよ。環境が変わると、こんなにも違って見えるのかーって」
あの時見上げた空よりも、今の空の方がずっと綺麗だ――――なんて陳腐な台詞、敢えて言葉にはしないけれど。
「…………」
ふと、マリエッタは大きく欠伸と伸びをして、ごろんと横になった。
「硬いな。筋肉つけ過ぎじゃないのかい?」
「うわ、ひっでェ。エッタちゃんまで柔らかいのがイイって言うのかよー」
「……まぁ、別に嫌いじゃない」
もう一つ欠伸をして、マリエッタは目を閉じる。
「…………なんだそれ、己惚れちまうじゃねェかよ。ばーか」
目を細めて呟く。頬がほんのりと熱く、改めて今が夜であることに感謝してその顔を眺める。
頭を撫でていればそのうち喉でも鳴らし始めるかもしれないと思うと、何だか可笑しくなった。
――――そうして、随分と長いこと膝の上の相貌を見つめていた。
NEWS
本日のニュースです企業連盟の行く手を阻むかのように出没する未確認機について
依然その目的や理由は分かっていません
もはやハイドラの力なくしては進軍すら不可能に……
メフィルクライア 「おはようございます。メフィルクライアです」 |
メフィルクライア 「ミッションがきつくなってきましたね。連盟はどうにかして未確認機を進路から排除したいようです」 |
メフィルクライア 「まぁ、我々に分かることは少ないです。スクラップを回収しても得られる情報なんてないですが」 |
メフィルクライア 「そういえば聞きました? 未確認機のエンジンについて。それはミストエンジンではありませんでした」 |
メフィルクライア 「何なんでしょうかね……そのエンジン、霜がびっしり張り付いていて、まるで出来の悪い冷凍庫みたいだったそうですよ」 |
メフィルクライア 「未確認機もアイスとか食べるのかなぁ」 |
◆訓練
適性の訓練をしました適性が49上昇した
適性の訓練をしました経験値が足りない
適性の訓練をしました経験値が足りない
適性の訓練をしました経験値が足りない
適性の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
レナはキリー=エヴァンスに加速装置30を送品した
◆送金
◆破棄
レナはS.Andreasを破棄した!!
レナは露わになる馬脚を破棄した!!
レナはS.Jacquesを破棄した!!
レナはS.Georgiosを破棄した!!
レナは試製耐霊速射パルス砲A-0を破棄した!!
レナは霧状燃焼剤散布機を破棄した!!
レナはS.Petrusを破棄した!!
◆購入
レナは雷電斧『オーバーカレント』を1071cで購入した!!
レナは怒りの日を1071cで購入した!!
◆作製
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 30 増加!!
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 30 増加!!
耐反動フレーム29と3年保証書30を素材にしてS.Stephanosを作製した!!
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にメンインブラックを装備した
脚部2に攻殻〈Alternate body〉を装備した
スロット3に物理装甲『鉄塊』を装備した
スロット4に試製耐物照準障害誘発A-0を装備した
スロット5に雷電斧『オーバーカレント』を装備した
スロット6に怒りの日を装備した
スロット7にマクスウェルの天使を装備した
スロット8にニャンニャンアイズを装備した
スロット9に試製耐物ミサイルA-0を装備した
スロット10にμ-HC-Sniper"REBIRTH"を装備した
スロット11に超絶霊障ミジンコエンジンZZZを装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
マリエッタとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
トラッシュフィールドの活動記録
がらくたと、猫と、幽霊と。
特に何もしません。まったり。
特に何もしません。まったり。
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1600
攻撃戦果補正3.87%
支援戦果補正4.64%
防衛戦果補正4.49%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1819
整備費 0
ユニオン費 -100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>162
◆経験値が65増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正3.87%
支援戦果補正4.64%
防衛戦果補正4.49%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1819
整備費 0
ユニオン費 -100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>162
◆経験値が65増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
レナは自動修復装置31を入手した!
レナは呪いの人形31を入手した!
レナは貯水タンク31を入手した!
明日の戦場
第1ブロック
ジャンク漁り
大型のカーゴが荒野で発見された。この貴重な物資を他のものに奪わせるわけにはいかない。すでに、ハゲワシが群がっているようだ。全員撃破してくれ
来週の霧濃度:34%
来週の電磁波:4%
アマネ・デスバレット |
クノア= |
日高 梅 |
大怪獣ファンタ |
アドルク・リバーフット |
キサ・アルヴェイン |
moge |
シンナガ サブロウタ シキダ |
ラセン |
ズオン・ズイ・ズン |
クリスティン&ヘキサ |
コルヴス・コラクス |
タカムラ=カミツ |
たけし |
アカネ |
キャスウェイ・フィニング |
加湿器 |
OLD BLUE |
マリエッタ |
レナンティス |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
『霊場』[霊障] |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
『霊場』[霊障] |
『トーチカ』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
『トーチカ』[物理] |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
キャラデータ
名前
レナンティス
愛称
レナ
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プロフィール
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トレードマークは勝気な紫眼(アメティスタ)。 ……と、背中合わせの”生存者”。 -------------------------------------- レナンティス・V・アトレイシア。 享年19歳。 灰の髪と、灰の瞳を持つ、外見だけなら可憐と言えない事も無い女性。 その実、マリエッタ(E-no.76)に執着する自称死神淑女。 彼女を”連れて”いくのは自分だけだと自称する、傲岸不遜な女幽霊。 小柄な身長としなやかな四肢。 ちらりと覗く腹や腕には密な筋肉がついている生粋の戦闘者。 ―――とはいえ、死者となった現在では大した使い道もないと嘆く。 マリエッタへの感情は執着ではあるが、信頼でもある。 決して認めはしないものの、彼女を眺める紫電の瞳は、ほんの少しだけ眩しげ。 「あァ? あの女はオレ様が先に目ェ付けたんだ。 渡すワケねーだろ、バァーカ!!」 -------------------------------------- >レン&ユベル ノルウェージャン混じり&ロシアンブルー混じりの猫。 レナの助手であり、当然ただの猫ではない。 -------------------------------------- ※レン&ユベルのアイコンは頂きものです。多謝。 ※まったりでよろしければメッセはお気軽に。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | ミサイルA | 試製耐物ミサイルA-0 [27/耐物/索敵]《装備:9》 火力[367] 発射数[12] 防御属性[物理] 防御値[201] 精度[195] 貯水量[9] 弾数[12] 武器属性[ミサイル] 異常追加[5] 消費EN[1] 金額[401] 弾薬費[30] 重量[350] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 狙撃砲A | μ-HC-Sniper"REBIRTH" [27/超重回復/超重回復]《装備:10》 火力[2580] 発射数[1] 防御属性[火炎] 防御値[437] 精度[651] 貯水量[80] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[208] 金額[594] 弾薬費[160] 重量[1008] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
3 | 操縦棺A | メンインブラック [22/耐霊/噴霧]《装備:1》 | ▼詳細 |
4 | 電磁アックスA | 雷電斧『オーバーカレント』 [29/突撃態勢/広域索敵]《装備:5》 火力[2193] 連撃数[1] AP[-29] 防御属性[物理] 防御値[330] 貯水量[150] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[15] 消費EN[1572] 金額[1071] 重量[250] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
5 | 領域殲滅兵器A | 怒りの日 [29/耐物/重量軽減]《装備:6》 | ▼詳細 |
6 | 術導肢A | S.Augustinus [28/出力/超重回復] | ▼詳細 |
7 | ミサイルA | Exp#3-Mjolnir [24/装甲/臂力] 火力[389] 発射数[12] AP[60] 防御属性[物理] 防御値[184] 精度[207] 貯水量[9] 弾数[12] 武器属性[ミサイル] 異常追加[5] 消費EN[1] 金額[998] 弾薬費[30] 重量[350] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
8 | 物理装甲A | S.Bartholomaeus [25/装甲/高握力] | ▼詳細 |
9 | レーダーA | S.Matthaios [26/索敵/飛行] | ▼詳細 |
10 | 術導肢A | S.Stephanos [30/重変形/重保証] | ▼詳細 |
11 | 素材 | 自動修復装置31 [31/AP回復/---] 特殊B[300] [素材] |
▼詳細 |
12 | 中多脚A | S.Thomas [27/重霊障/索敵] 機動[346] 跳躍[91] AP[2350] 旋回速度[487] 防御属性[霊障] 防御値[416] 貯水量[306] 積載量[4200] 消費EN[416] 金額[594] 重量[1227] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
13 | 素材 | 呪いの人形31 [31/重霊障/---] 特殊B[300] [素材] |
▼詳細 |
14 | エンジンA | うさ耳改造型うさみみ族特製エンジン [25/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
15 | パルス砲A | S.Antonio [29/旋回/重精密] 火力[378] 発射数[4] 旋回速度[29] 防御属性[粒子] 防御値[185] 精度[275] 貯水量[101] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[77] 金額[414] 重量[79] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
16 | 素材 | 貯水タンク31 [31/貯水/---] 特殊B[300] [素材] |
▼詳細 |
17 | 重多脚A | 攻殻〈Alternate body〉 [28/重装甲/装甲]《装備:2》 機動[206] 跳躍[42] AP[3950] 旋回速度[243] 防御属性[霊障] 防御値[870] 貯水量[667] 積載量[5400] 消費EN[978] 金額[1056] 重量[1728] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
18 | 放電コイルB | 渦巻コイル『鳴門』 [20/耐物/霊障] 火力[1297] 発射数[1] 防御属性[物理] 防御値[441] 精度[18] 貯水量[471] 弾数[8] 武器属性[対地] 異常追加[12] 消費EN[677] 金額[939] 重量[500] [電子射撃] *作者* |
▼詳細 |
19 | --- | --- | --- |
20 | --- | --- | --- |
21 | 物理装甲A | 物理装甲『鉄塊』 [26/装甲/噴霧]《装備:3》 | ▼詳細 |
22 | 機体炎上誘発A | 狐火 [21/霊障/耐霊] | ▼詳細 |
23 | 照準障害誘発A | 試製耐物照準障害誘発A-0 [21/耐物/霊障]《装備:4》 | ▼詳細 |
24 | エンジンB | マクスウェルの天使 [26/広域索敵/広域索敵]《装備:7》 | ▼詳細 |
25 | レーダーA | ニャンニャンアイズ [26/精度/索敵]《装備:8》 | ▼詳細 |
26 | --- | --- | --- |
27 | エンジンB | 超絶霊障ミジンコエンジンZZZ [28/重霊障/重霊障]《装備:11》 | ▼詳細 |
28 | --- | --- | --- |
29 | --- | --- | --- |
30 | --- | --- | --- |