ENo.0510　ODE-30

【音声記録:4921　再生開始】

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はい、オード・サーティです。

一石は投じられ、生じた波は水面を揺らす。
放っておけばやがて鎮まりましょう。
そして戻るのは、穏やかとは言えずとも、
『日常』と言えるかもしれない、そんな日々。

ですが、次の石を投じれば。
波紋は消えず、崖を打つやもしれません、
一時得た平和など消え去り、その果てには
今より酷い地獄しかないかもしれません。

ケイ・ティ、あなたは───

………。

いえ。

愚問でしたね。
あなたは知っている。
停滞が招く結末を。
立ち止まった者が至る道を。

ですが、ゆめ忘れること無きよう。

動機は、自身に置きなさい。
結果は、外に置きなさい。
トリガーは手元に有り、結果は戦場に在る。
在処を見誤ったら、傲慢な意思があなた自身を焼く。

………。

ええ。これも、今更でした。
それでも、尋ねる必要があった。
何度も見てきましたから。
土壇場で、道を踏み外すニンゲンを。

では、ミッションを確認します。
対象は『三つ』。

僚機、ENo.509について。
ユニオンリーダー、ENo.533について。
そして───ENo.510、即ち『あなた』について。

状況を更新しましょう。
目標を設定しましょう。
ややこしいことは横に置きなさい。
最も優先すべき命題を挙げなさい。

それは即ち、『生存』。
故に『生存を阻害する要因の排除』を第二目標とします。

彼らの様子、何でも良いです。私にインプットしてください。
どんな些細なことでも構いません。
それと、あなた自身のことも。

あなたは、何を願いますか───ケイ・ティ？


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【音声記録:4921　再生終了】

人気も無く、寂れた区間にひっそりと佇む格納庫がある。
入り口は常時開け放たれていて、その横に取付られたプレートには《疾風》の文字が刻まれていた。

時々この格納庫を出入りする者達がちらほらと見受けられる。
此処を根城とする彼等は、戦場を駆け回る斥候部隊。

敵を発見する、敵の動きを妨害する、敵の攻撃を引き付けるといった役目を持つ者達。

きっと、目立たず戦場で活躍してくれるだろう。


【斥候戦闘部《疾風》】
　└ひたすら避けてめっちゃデバフしたり索敵したりするだけのグループ
　└基本的にまったり&自由
　└ロールもしたい
　└攻略で何かあれば相談もしたい！
　└ユニオン活動はずっと制御×5、ユニオン購入もずっと機動力3%
　└参加希望であれば背後Twitter@Ci_ktdm 又はメッセージで連絡してくださいませ