ENo.0433　セシリアとニーベ

霧戦争！
前回までの３つの出来事は！

ひとつ！
遺跡が動きだした！

ふたつ！
ニーベが勝手に通信をした！

そしてみっつ！！
硬質ダガーを新調した！

Count the Materials！(ﾃﾃｯﾃﾃｯ)
現在、セシリア達が使える素材は？(ﾃﾃｯﾃｰﾝ)

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教会からやや離れた、通信用の建造物にて。

「ニーベ、貴方……！」
「さっきも言っただろう、どのみちこの事は聞かれる可能性がある。それなら俺がついでに話してしまえばいいと思ったまでだ」
「っ……どうしてそれを勝手に決めるんですか！私の事なんですから、私が――」

「できなかった奴が何を言う？」

「え？」
「風邪を隠して出撃して、無様に撃墜されたお前に。到底できるとは思わないが」
「……！」
「だがまあ、あれでお前は言わざるを得なくなった訳だ。あっちはかなり気になってるだろうからな」

「……ニーベ」
「何だ？」
「ごめんなさい」
「……」
「怒ってますよね」
「全く？」
「いや絶対怒ってるでしょうそれ」

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（例のBGM）
ニーベに勝手に通信をされハイドラに乗った理由を話さざるを得ない状況にされた私は、教会の隅で頭を抱えながらも速射パルス砲を作るのであった。おまけにマテリアルベルト発動機は制裁を受けて貢献の3割を失った。複雑な思いを抱えたまま、私達は戦う。
次回！霧戦争「その少女アーパーにつき」
緩急に振り落とされないでください！

懺悔室とか、壊れたパイプオルガンとか、湿気た木製ベンチとか。あとは懺悔室。
……早い話が、教会である。

礼拝堂は右半分のベンチが撤去されており、代わりにテーブルや椅子、冷蔵庫といった生活品が置かれている。
ベンチの一つにはクッションが置かれ、黒い羽根がちょろちょろ散らばっている。…鴉？
懺悔室は魔改造され、ベッドが置かれている。これでは懺悔できそうにない。

教会の外には黒いハイドラが野晒しになっている。
…まだまだ停める余裕はありそうだ。というか、余裕しかない。

運が良ければ、サンドイッチ等が貰えるかもしれない。