ENo.0071　パアム・ライザ

餌は十分すぎるほどにあった。
しかし、たった一晩。餌を欠かしていなかったにもかかわらず、マウスは餓死していた。
更に奇妙なことに、胃内容物が存在していたのだ。
これが意味すること、それは、マウスは食事を取っていたにも関わらず、餓死したということだ。
食べ物を消化するのが間に合わないほど、カロリー消費量が跳ね上がっていた。

何故か。それは見た目にも明らかであった。
ナノマシンが、マウス用の食料に食指を伸ばし、そのまま力尽きているのが観察されたのだ。
もしこれを人に移植したなら？
……その者は、餓鬼と化すであろうことは想像に難くなかった。

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お腹空きましたー！！

健康的な餓え、それはとても嬉しい物だ。
目の前に饗された、幾重にも積み重ねられたパンズと肉の層状構造は、パアムとプレディ、双方の消化器官をこれでもかとつっついている。文字通り胸を一杯にしながら、パアムはハンバーガーへとかぶりついた。

……幸せです！

大当たりだった。改装は実に、実に上手くいった。それこそ、戦場で1,2を争うほどの戦果をあげ、臨時収入も相まって、パアムは今心身、そして胃袋を幸福に満たしていた。

次は未確認機。どうなるか分かったものではないが、


……まあ、なんとかなりますよね！


胸と胃袋と共に大きくなった自信は、パアムを次なる戦場（レストランテ）へと駆り立てる。

……まだ食う気であるのだ。

言葉はわからなくても作るものなら心は通じる。
そういう人たちの組織がここ「グロッソラリア」
制御とか整備が好きな人はおいでください。
どちらか一方だけでも結構！
作れ作れ！

※ユニオン活動は制御２　整備３です。
RPとかはするかもしれません