ENo.0533　BT-005 CELICA

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敵機に取り付き
装甲をハイドラの手で引き剥がし
咆哮で敵機に障害をもたらし
不可視の竜焔で何もかも焼き払って
蹂躙する、破壊する、何もかも壊して、何もかも

そんな戦場で竜の雄叫びをあげながら、考えていた。


『我が名は貴方の一部。
　貴方が動く限り、我は共に在る』


あの時……その言葉と共に、彼女の名を刻まれた歯車を贈られた
何で、そんなことをしたのだろう？
何故、名前を？何故、共に在ることを誓った？

……何故、こんな兵器に？

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「………………。」


戦場から帰還した後も
彼女から贈られた歯車を見つめて思考していた。





『キリカ』。
それが、彼女の本当の名。

この歯車と共に贈られた言葉が脳裏で木霊する。
──その言葉の意味と、この歯車を贈られた意味を

少年は、漸く理解した。


「…………何で、」


理解してしまった。


「何でそんなことするんだよッ！！」


歯車を強く握りしめて、泣き叫ぶ。


「そんなことされたら、俺はッ……俺は、何を理由にして生きていけばいいんだよッ！！」

「何のために、何の意味を以て生きればいいの……」


──その問いには、誰も答えなかった。何も、答えなかった。

人気も無く、寂れた区間にひっそりと佇む格納庫がある。
入り口は常時開け放たれていて、その横に取付られたプレートには《疾風》の文字が刻まれていた。

時々この格納庫を出入りする者達がちらほらと見受けられる。
此処を根城とする彼等は、戦場を駆け回る斥候部隊。

敵を発見する、敵の動きを妨害する、敵の攻撃を引き付けるといった役目を持つ者達。

きっと、目立たず戦場で活躍してくれるだろう。


【斥候戦闘部《疾風》】
　└ひたすら避けてめっちゃデバフしたり索敵したりするだけのグループ
　└基本的にまったり&自由
　└ロールもしたい
　└攻略で何かあれば相談もしたい！
　└ユニオン活動はずっと制御×5、ユニオン購入もずっと機動力3%
　└参加希望であれば背後Twitter@Ci_ktdm 又はメッセージで連絡してくださいませ