ENo.0296　ニック・イーフローク

依頼は順調に進んでいった
度々苦戦することもあったが、無人ハイドラとの対決の殆どをこちらの勝利で終わらせることができている。
…流石に４対１で戦ったときは負けてしまったが
(勝てたら５対１もさせるつもりだったらしい…)

そういえば、この依頼主が用意した機体、使えば使うほど不思議と1F692Cのような…いや、性能は決して同じものではないといえるような機体なのだが…とにかく自分に合った感覚がする。
記憶を失う前に乗っていたハイドラがこれとよく似た機体だった…とか、そういうことなのだろうか？

模擬戦はまだもうちょっとやる事になっている。
依頼主からは勝った回数に応じて更にボーナスが出るといっていた。
…もらう側が言うのもなんだが、財布は大丈夫なのだろうか？ハイドラのパーツなどを売って利益を得ているとは言っていたが…正直心配だ。

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輸送機の中で、今回の依頼を再確認する。
今回の依頼はいつもの研究所。
内容は離反者たちの拠点を潰すというかんたんなものだ。
また同時にこの間やったという製品のテストの生き残りの相手も気が向いたらしてこい、とのことだがこちらはボーナスがあるわけでもないので本当に気が向いたらやることにしよう。

あの研究所の「製品」達の不調も今のところない。
この調子なら、おそらくさっさと終わらせられるだろう。