第32週目 リビー・ニエロの一週間
霊障見舞金として500cの資金が送られました
◆日記
このところ、残像領域は酷く寒かった。
リオと一緒に訪れているダイナーも暖房費をケチっているのか随分寒い。
店内だけではない。ここに着くまでの道程だって常に寒かった。
そこここで固く閉じられたシャッターは凍りつき、道にも霜がおりていた。人々は足早に行き来し、その顔には一様に不安や緊張が漂う。
この急激な寒波は、噂の『霜の巨人』、——自己申告のあった通りだとすると、メフィルクライアのせいなのか。
(永久凍土ね……)
最近、気になることが多い。
リオの『不調』。
モンテズマの『秘密』。
そして、黒金乱眼の『挙動』。
ふう、と深いため息は、いつもと同じく紫煙の中に隠す。
誰にも言ったことはないが、リビーが煙草を手放さない理由の一つだ。
冷えた店内の冷えた霧の中に、煙が混じる。
先日の戦場で、リビーは黒金乱眼に飛行ユニットを三機搭載した。
もともと黒金乱眼は機動性に優れており、跳躍力も、空中姿勢維持能力も高い。今まではそこにブースターを乗せて更なる速度と攻撃能力の強化を図っていた。
しかし最近の残像領域内では、パーツの研究やシステム開発が進んだせいか、それとも禁忌をはじめとする知識の復活のせいか、敵味方全てが恐ろしいスピードで強化されていて、速度のみで戦場に相対するのは難しくなっている。
黒金乱眼も多分に漏れず、リビーは細かな調整を繰り返していた。
そのうちの一つが、姿勢制御能力の向上だ。
索敵能力の強化と並行して行いたかった策だったが、現状、搭載重量限界とのせめぎ合いにより、レーダーを乗せては降ろし、飛行ユニットを乗せては降ろし……と、頭を痛めつつ資料を漁り、マーケットではリオにも手伝いを頼んでパーツを揃えた。
そして先日初めて、飛行ユニットを三機積むというアセンブルを試したのだ。
高高度からの戦場把握と姿勢制御機動攻撃は案外上手くいった。
今後もこの策は使えると思った。
しかしその時、予期せぬ事態が一つ起こった。
黒金乱眼のコンソールパネルの隅に、見たことのないグリーンランプが点灯したのだ。
(いや、点滅、だな。酷くゆっくり……)
小さな光だった。
ただ、無視できないものだった。
リビーと黒金乱眼の付き合いはそれなりに長い。
そしてリビーは『機体狂い』と言われるほど黒金乱眼に手をかけ、黒金乱眼と生活し、その能力や挙動を熟知していた。
(……あいつのパネルに、俺が知らねえランプが点いてる……というか、俺が知らねえランプがあった、なんてこと自体、おかしい)
周囲に漂う煙が消える間もなく、唇に煙草を寄せて深く吸う。
じりじりと結構なスピードで吸いきった煙草のフィルターを一度噛んでから、手近な灰皿に練り込む。
思い出す。
ゆっくりと、まるで息づくように点滅する、緑色の光。
何かの鼓動のように——まるで、生きているかのように。
黒金乱眼はリビーの武器だ。唯一の手札だ。あの機体がなければ、おそらくリビーはリビーですら居られない。
居たいところに、居ることができない。
あの人の、役に立つことができない。
(何が起こっている……なにが。——ああ、なに一つ、ままならない)
そうだ、なに一つままならない。
リビーの憂鬱はもう一つある。
(あの人は、どこにいるんだ)
リビーが残像領域で『活動』している、一番大きな理由。一番原始の、理由。
それは人探しだ。
戦いながら、リオと組む前も、組んでからも、常にそれだけは欠かしていない。
というより実際のところ、戦いも、そしてハイドラライダーであるということも、リビーにとっては二の次なのだ。
ハイドラライダーである方が人探しに有利だと判断したから、この位置にいるに過ぎない。
だというのに、あの人の手がかりはなに一つ見つかっていない。
なに一つ。
(……あの人が、墜ちるわけがない。死ぬわけがない。そして、戦っていないわけがない)
ぎしり、と冷たい椅子が音を立てた。
酷く体が重かった。
(……だったら、何故。なんで、……なあ、どこなんです? どこにいる……)
「リビー、大丈夫か?」
はたと、意識が現実に戻った。
目の前にはこちらを心配そうに見やるリオがいる。紫色の、人とは少し違う、しかし雄弁な瞳。
リビーの前には魚のグリルと野菜スープ、そしてポテトが、儚い湯気を立てていた。
リオの前にはポークステーキと、茶色いスープが、同じように湯気を立てている。
まるでこの寒さに抵抗するかのように。
そうだ。飯を食いに来てたんだった。
「……ん? どうした?」
「どこか、具合でも悪いのか? こう寒いと体に毒だろ、おれだって少し辛いぐらいだ。気分が悪かったら言ってくれれば……」
「ああ、いや、どうってことねえよ。我慢できないほどじゃない」
酷く気遣わしげにこちらの様子を伺うリオが不思議で、軽く肩をすくめながら答えると、青年の眉間に見る間に皺が寄った。
「我慢や無理をして欲しくないんだけどな」
「大丈夫だって、本当に。心配性だな」
——本当は、寒いのは嫌いだ。弱いものがすぐに死ぬから。
実際、苦手でもあった。リビーは筋肉質な割に体温が下がりやすい。
だが言葉に嘘はない。我慢できないわけではない。
片口を引き上げるようにして笑いながら、新しい煙草を一本引っ張り出す。『金鵄』の箱が少し歪んだ。もう中身が少ない。開けたばかりだと思っていたのに。
(……これが、買い置き、最後だったな。買っとかねえと)
ここのところ、ストックの減りが早い。
リビー自身も分かっている。本数が極端に増えているのだ。
火をつけると慣れた香りが立ち上った。霧の湿気に負けずに灯る小さな火。
様子をじっと窺っていたリオに向かって、軽く顎をしゃくり、
「食わねえのか?」
心配性の青年は少しためらう気配を見せたが、素直に頷いた。
「……食べるよ。いただきます。あなたも、冷めないうちに」
「分かった分かった。ほら」
リオもリビーも生きているから、食べなければ始まらない。
そしてリビーは、リオがものを食べているのを見るのが好きだった。
リオは案外、食に対して冒険心があって、初めてのものを食べるのが好きだ。美味しいものに当たればにこにこ笑い、口に合わなければ神妙な顔をして、それでも大抵は残さず食べる。
今日も『味噌汁』に挑戦するのだと言っていた。リビーが以前食べたことがあるというと感想を求められたが、「まあまあ美味かったぞ」としか答えられなかった。「俺は馬鹿舌だから、知りたきゃ自分で確かめろ」と笑ったのはついさっきだ。
恐る恐る口をつけたわりに、ぱちぱちと瞬きしたあと普通に飲んでいるところを見ると、不味くはなかったらしい。
続いてポークステーキをフォークで拾いながら、リオがこちらを見た。
「しかし、ここにも影響は出ているな。食材の量が減ってる」
リビーは煙草を灰皿に預けると、自分の前にあるトレーとリオの前にあるトレーを見た。
「あー、やっぱりか」
「うん。ポークステーキは前に別のメニューで食べたけれど、その時の七割ぐらいの厚みだ。データ照合したから間違いない。あなたのメニューもポテトの量が少ない」
「まあ、こう寒いとな。値段維持するのも精一杯ってとこだろ」
どうやら、あちこちで問題が顕在化し始めている。
この世界は物資の調達に難がある。生命維持に必須の品々でさえ。
そしてもともと厳しいところに加えて、『霧の巨人』とやらが流通にも生産にも大ダメージを与えていることは、想像に難くない。
「大変なのはどこも一緒か。うちも仕入れが厳しくなってきたしな」
「おいおい、大丈夫か」
リオはハイドラライダーであると同時に、コンビニエンスストア『シトリン・マーケット』の営業主任という肩書きも持っている。両立させているのを、リビーは感心していたが、だからと言ってこの状況で無理をさせるわけには行かない。
「今のところはまだ加工食品が手に入るから問題ないかな。酒と菓子類と、日用雑貨をメインで売っていく方向にシフトして凌ぐしかないかもしれない。でも、あなたの『金鵄』は切らさないから安心してくれ」
無理をするなよ、と言いかけていた口が、動きを止める。
——リオは、どこまで気づいているのだろう。
煙草の本数が増えていることも。
Gl-cell抑制薬の使用頻度が上がっていることも。
焦りと苛立ちと——不安が、日に日につのっていることも。
いつか気づかれてしまうのだろうか。
(情けねえな)
頭の奥が痛い。
一度、目を瞑り、ゆっくりと息を吐く。
目を開け、若いリオの心からの気遣いを滲ませた顔を見る。
この青年は、本当に、嘘がつけない。
「……ああ、ありがとよ。よそで探すのも面倒だしな」
感謝を伝えたかった。出来うる限りの感謝を。
けれど、自分がうまく笑えていたかどうか、リビーにはもう分からなかった。
NEWS
本日のニュースです企業連盟の結束が揺らいでいます。すでにいくつかの企業が離反を始めています原因は霜の巨人に対抗策を見いだせない連盟上層部に対する不信感とみられます
霜の巨人は全領域に対し、寒さにさえ耐えられればそれ以上の破壊行為は行わないと告げており
連盟から離団し独自の防寒対策を主導したいとの企業の思惑が……
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「ルオシュだ。企業は寒さへの備えと言い、防寒シェルターを売っているが、そんなものは何の解決にもならない」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「シェルターを買えない者に未来はないというのか? 霜の巨人のやり方は、そういうことなんだ」 |
メルサリアからのメッセージ 「ひとつ、消える前にやることができた。年柄もなく、胸がときめいてしまったよ」 |
メルサリアからのメッセージ 「グリスター・ユニットとアンセトルド・ユニットの接続だ。これはHCSアップデート中に思い付いたことだ」 |
メルサリアからのメッセージ 「いや、元から備わっていた機能というべきか。おそらく、HCSへの実装は間に合わないとは思うが」 |
メルサリアからのメッセージ 「このDR『リグ・ドゥルガー』なら可能だ。理論が正しければ、グリスター・ユニットとアンセトルド・ユニットを同時に使用できる」 |
メルサリアからのメッセージ 「具体的には、グリスター・ユニット作動時にアンセトルド・ユニットを自動連鎖発動できる」 |
メルサリアからのメッセージ 「わたしが消えるか、理論が実証されるかのチキンレースだ。でも、もしかしたら……この『ドゥルガー』は……」 |
メフィルクライア 「おはようございます。メフィルクライアです」 |
メフィルクライア 「企業連盟が、滅びる……いつかは来ると思っていました。元は、志を同じくした者同士、寂しいですね」 |
メフィルクライア 「かつて連盟とは、残像領域の永劫環境化計画を共に推し進めました。対禁忌戦闘兵器『ドゥルガー』を開発・生産したのも連盟です」 |
メフィルクライア 「そして、4人の科学者がいました。アンビエント・ユニットの礎となった4人です。そして3基のアンビエント・ユニットが完成しました」 |
メフィルクライア 「懐かしい話です。当時私はまだメフィルクとライアという名前でした。4人は一つとなり、一つの目的のために、永遠となりました」 |
メフィルクライア 「老人はなぜ昔話をするか、たまに思います。結局は、自己の消えゆくものを、他人に託したいのでしょう」 |
メフィルクライア 「私は不滅です。二人分の命がある私は、無敵の存在なのです。けれども、消滅の恐怖は、決して消すことはできない……そうなのかもしれません」 |
ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「わたしは探している……いずれ見つかるそれを。メフィルクライアは滅びます。5週間後、イオノスフェアの戦いで。その後のために、必要……」 |
ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「(背後から聞こえる声)『ヒルコ様!台本読み切りましたよ!』『すごい……ヒルコ様すごい!』『ヒルコ様、ピザの出前もできなかったのに……』『馬鹿!泣いてないで標本の選別を続けろ!』『でもよ、こんなニラだかネギだか分かんないものをよ……』ガチャン、ツー・ツー」 |
企業連盟の会長『バルーナス』からのメッセージ 「……私は、無力だった。明日には、君たち払う報酬にも苦労するかもしれない。結局、私の全ては砂上の楼閣に過ぎなかったな。崩れる時など、一瞬だ」 |
企業連盟の会長『バルーナス』からのメッセージ 「……私も、他の企業のようにシェルターを売ればよかったのだろうか。私は、子供のように、権力を振りかざしてなお、霜の巨人を倒したかった。君たちの手を借りてもだ」 |
企業連盟の会長『バルーナス』からのメッセージ 「……あの若者、ルオシュだったか。彼のように、私は生きたかったのかもしれない。しかし、彼の真似をしても、子供じみた不格好な大人でしか、なかったな」 |
◆訓練
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました経験値が足りない
◆破棄
リビーはサラマンダーよりかるーいを破棄した!!
1318c相当の資材を手に入れた
1318c相当の資材を手に入れた
リビーはコンデンサー50を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
リビーは星の嵐【改】を破棄した!!
550c相当の資材を手に入れた
550c相当の資材を手に入れた
リビーは亜種高速ブースター2式を破棄した!!
1275c相当の資材を手に入れた
1275c相当の資材を手に入れた
リビーは白鴉幻想飛行機構を破棄した!!
571c相当の資材を手に入れた
571c相当の資材を手に入れた
◆送品
◆送金
◆購入
リビーはdroimarAis:T/M_ver.Cを1277cで購入した!!
リビーはミリアサービス式薄装棺『ハイメノプス』を619cで購入した!!
リビーはAn“deireadh”を1362cで購入した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 50 増加!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 50 増加!!
星の鵲と星の浅瀬を素材にして星の流離を作製した!!
◆戦闘システム決定
ノーマル に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にミリアサービス式薄装棺『ハイメノプス』を装備した
脚部2に星の黄昏を装備した
スロット3にLEA-R「リーフィーシー4」軽量機構を装備した
スロット4に星の流離を装備した
スロット5に虚無飛行ユニットを装備した
スロット6に星の憂愁を装備した
スロット7に高圧槍【ハイ・ドラグーン】を装備した
スロット8に[イカロスⅡ]飛行マニューバ・虚無式を装備した
スロット9にdroimarAis:T/M_ver.Cを装備した
スロット10に白鴉幻想飛行機構改弐を装備した
スロット11にMEB2066-krishldikを装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
リオ・B・ミナスジェライスとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
バルーナスからの信用……♥
ユニオン活動
ガレージの活動記録
リビーが『黒金乱眼』を置いている格納ガレージ。
薄暗いガレージの隅には古いマットレスと毛布、多少の荷物が無造作に転がっており、ここで寝起きしているようだ。
ガレージの中央に鎮座するのは『黒金乱眼』。
機体が置いてある部分はきちんと照明や整備機器、および簡易のテーブルと椅子があるが、それ以外はがらんとしていて薄暗い。
【ユニオン基本】
・格闘上げ+ロールプレイ舞台。
情景描写のお供にどうぞ。
・参加希望の場合はENo.316までメッセージをいただければ次回更新時に随時許可宣言予定。
(メッセージ内の最後に【希望】と入れてくださると分かりやすくて助かります)
未参加のまま、情景を利用したメッセージのみのやりとりも可。
【ユニオン活動】
・格闘
【ユニオン購入】
・機動力+3%
・経験値+1
ユニオン金庫……1000c
格闘の訓練をしました
格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
100c支払い、経験値を1手に入れた
メッセージ
ENo.291からのメッセージ>>
(釣られるように小さく笑い、感心した表情を向ける。
こちらも声を後半は声を潜めて…)
(遠い目をして、息を吐く。
「もう二度と、会う事もないだろうがよ…」 と呟いて)
(首をひねり、顎を軽く擦って… 想像を巡らしている。
声を掛けられれば向き直り…)
(心なしか、ブルーな表情で更なる告白があるのであった…)
ENo.315からのメッセージ>>
その時のことを思い返しているのだろう、どこか遠い目をして青年は語っていたが、一度瞬きをして相手に視線を戻した。
機体に無茶をさせない、という言葉に、明らかにホッとした顔を見せた。
金もコネも足りない、とぼやいて青年は腕を組んだ。
そうして、自分の交友関係について言及され、ぱちぱちと瞬きをする。
苦笑いしながら、青年は肩を竦める僚機のライダーを見つめる。
はにかむような顔をしながら青年は言う。
そしてそのあとに続いた相手の言葉には、ゆっくりと首を横に振った。
ぷかぷか浮いたまま牽引される自分などいい物笑いの種だろうと渋い顔。
大げさにため息をついてみせる。半ば冗談めかした仕草だった。
それから、ひどく驚いた様子のリビーを見る。青年は言いかけた答えに一瞬目を輝かせたが、そのあとに続く質問には困ったように笑って答えた。
どこか恥じ入るような表情で、青年は目を伏せた。
そうして、僚機の所属している部隊の状況については、怪訝そうに眉をひそめる。
ゼン 「… … やっぱり、そうかァ。 だよなァ、そりゃ生業は一つに限らねぇ方が生きるにゃ都合… いいよな。 …マジか? … や、まァ確かにアンタは… 元々所属してるトコのある兵士だって話…だったか? … へヘッ、強かだなァ。 リビーさん… 確かにアンタなら、やってのけるだろうなァ?」 |
こちらも声を後半は声を潜めて…)
ゼン 「…ったく、生意気な女だったぜ。 狼人の女だった… どうしてんだろうな、アイツ。 …思い出しゃ、口煩ぇのなんの。 オレの反応? そりゃ言い返してやったさ、癇に障るヤツだったしな。 … ま、悪ぃヤツじゃなかったが… な」 |
「もう二度と、会う事もないだろうがよ…」 と呟いて)
ゼン 「ほぉ… … ほう? アルヴィース…? 聞いた事ねぇ… … あァ、エルフか。 実際目にした事はねぇが、存在は知ってるぜ。ウチの世界にゃいなかったとは思うが… 多分な? そうかァ… そういう上官か、一度お目に掛かってみてぇモンだな。 ほー… そいつァすげぇな。岩石人間… ゴーレムか? 何だか、いつかなんかで目にしたヒーローコミックみてぇだな。 オレみてぇのもいたのか。道理で初見ですんなり会話出来たワケだな。 … 繊維…? もはや、想像つかねぇな… 妖怪変化の類かァ…?」 |
声を掛けられれば向き直り…)
ゼン 「… ん、あァ… 『残像領域』の生まれじゃねぇよ。異邦モンだ。 オレの所は、細かい違いはあれど基本そうだな。 つっても、それでも分類が色々違ったりはするんだがなァ… それこそ、他の世界のヤツが『竜』と聞いて想像する様なタイプとかもいるしな。 それぞれが、似た者同士固まって国だの集落だの作って暮らしてるぜ。 … 一応、それでもタイプを超えて混血なんかもザラだな。 後は、地上にゃリビーさんみてぇな『ヒト』もいるし、たまに別の世界から違う種族も紛れ込んでくる。 … 大体そんな感じだな、オレんトコはよ。 … そっちも、気になるな。同じく『残像領域生まれ』じゃねぇんだろ?」 |
ゼン 「… … そう、か。あるモンなんだな、やっぱりよ… 兵士だけあって、詳しいじゃねぇか。流石だなァ… …まァ、だよな。良くはねぇよなァ… … 妄想っつーか、多分トラウマが刺激された結果かもしれねぇ。 昔に色々あったらしいから、な…」 |
ゼン 「… いや、助かるぜ。話を聞いて貰えるっつーのは… ホントありがてぇモンだな、マジで感謝するぜ。 とりあえずは… な、気長に支えて様子を見てやろうと思う。 … … んだが… 実は更に複雑な問題があってな…? ソイツ、『既に壊れちまった』生身の生物から取られてた過去の精神バックアップ体らしいんだわ… … なかなか、難題だと思わねぇか…? イレギュラーが、過ぎるぜ… … … つーか、信じられるか…??」 |
ENo.315からのメッセージ>>
リオ 「ああ、この前の……あの時はすごかったな、全然降りてこないから驚いた。あなたの黒金乱眼は駆け抜けている時も綺麗だけれど、飛んでいるとそれこそ流星のようだった」 |
機体に無茶をさせない、という言葉に、明らかにホッとした顔を見せた。
リオ 「……そうか、それなら良かった。あなたの機体は本来はハイドラではないのだものな、残像領域のパーツが適合しているのは良いことだけれど……」 |
リオ 「はは、それはあの二人にも言ってやってくれ。あなたに褒められたら、二人ともとても喜ぶ。 うん、調整がおれとはちょっと違うし、元々彼女達は双子だからな。二人で一つの機能を担当するのにも向いていたんだろう」 |
リオ 「戸籍は……うん、おれも何とかしてやりたいし、会社も頑張ってくれたんだけど、どうにもな……」 |
そうして、自分の交友関係について言及され、ぱちぱちと瞬きをする。
リオ 「おれ? おれは……特に、不自由は感じていないけれど。元々、生身だった頃からあまり広く関係を持つ方じゃないしな。広くて浅いのも大事だと思うけれど、おれはあまり、気配りは得意ではないから……どうしても狭くなりがちなのは、否定できないな」 |
リオ 「煽ててなんかいないよ。バーントイエローは頑丈さだけが取り柄で、火力面ではからっきしだからな。焼夷機関砲で財布も灰にしてやっと戦えてる有様だ。だから、おれだけじゃ何もできない。おれがひきつけてる間に殴りに行ってくれる人が必要なんだ」 |
リオ 「軽くて速いあなたが攻めてくれるから、おれも安心して立っていられるんだ。……あなたなら、信頼できるから」 |
そしてそのあとに続いた相手の言葉には、ゆっくりと首を横に振った。
リオ 「いや、煩くなんかないさ。ありがとう。気にかけてくれて、嬉しい」 |
リオ 「……想像するだけで情けなさすぎるな、うん。エネルギー切れには気をつけないとな……モンテズマにも笑われてしまう」 |
リオ 「ああ、そういうことか。遠心力の重力発生モデルは、簡易的なものだけれど本で見たことがあるな。 しかし、高山地帯の町では酸素濃度の高い地域は金持ちのものと言う話を聞くが、宇宙でも事情はさして変わらないんだな……どこも世知辛いものだ」 |
それから、ひどく驚いた様子のリビーを見る。青年は言いかけた答えに一瞬目を輝かせたが、そのあとに続く質問には困ったように笑って答えた。
リオ 「……どうだろう、分からないな。確かに妹達のいるところがおれの故郷だ。だから夕闇国に戻ってシトリン・マーケットの営業に専念する道もあるだろう。 でも、おれは……叶うなら、どこかに腰を落ち着かせる前に、もっと色々なものを見たい。本で読むばかりだった宇宙を見に行ってみたい」 |
リオ 「……その時にあなたと一緒だったらきっと、とても楽しいだろうし、一人で行くよりも多くのことを学べると思ったんだ。……すまないな、おれの勝手な都合ばかりで」 |
そうして、僚機の所属している部隊の状況については、怪訝そうに眉をひそめる。
リオ 「……冷遇? 穏やかじゃないな。軍隊の警備任務といったらそれなりの規模になるものだろうし、重要な任務だろう? どうにもキナ臭いが……そういうことは、残像領域に限った話でもないのか」 |
リオ 「……黒金乱眼が『弱い』? 冗談だろう? あれと同レベルの機体が50機以上って……」 |
リオ 「……ああ、なるほど。その力を嫌がる連中もいるってことなのか。こっちで言うバルーナスみたいに。大きな力は、付き合いが難しいな……」 |
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2600
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正3.59%
防衛戦果補正5.24%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.5%
ノーマル補正0.1%
サブクエスト1%
禁忌戦闘補正4.5%
合計現金収入3468
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額100
整備請求額 0
ユニオン費 -100
パーツ販売数 5個
今回の購入者-->>1 >>184 >>596 >>614 >>627
◆格闘値が2成長しました
◆反応値が1成長しました
◆適性値が1成長しました
◆経験値が166増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正3.59%
防衛戦果補正5.24%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.5%
ノーマル補正0.1%
サブクエスト1%
禁忌戦闘補正4.5%
合計現金収入3468
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額100
整備請求額 0
ユニオン費 -100
パーツ販売数 5個
今回の購入者-->>1 >>184 >>596 >>614 >>627
◆格闘値が2成長しました
◆反応値が1成長しました
◆適性値が1成長しました
◆経験値が166増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リビーは軽量化プラン51を入手した!
リビーは精密設計図51を入手した!
明日の戦場
第22ブロック
性能評価試験[フラッグ]
新型量産兵器の性能を見たい。指定された部隊に襲撃をかけてくれ。向こうのパイロットはダミーコンピュータだ。重点テスト機体がある。撃破したらボーナスだ
来週の霧濃度:199%
来週の電磁波:107%
ルベラ=ルジェイラ |
キサ・アルヴェイン |
ダンデライオン・ダイバー |
K.I.D. |
ザビア |
カラメル・デスプリン・アラモード |
ポニョ・ポニョ |
アルベルト=キルヒアイス |
ナジル・ノーマド |
ヒト・ゴルドラブ |
アストリット・ミルキーウェイ |
ヒューイ・トランジェット |
ジュリアン・アッセルマン |
フィサリース |
アステラ |
坂上 碧 |
С-28 ЯСТРЕБ |
朧月 儚 |
リオ・B・ミナスジェライス |
リビー・ニエロ |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
機動破壊兵器『タイフーン』[電子] |
機動破壊兵器『タイフーン』[電子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
機動破壊兵器『タイフーン』[電子] |
『固定砲台』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『固定砲台』[物理] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『固定砲台』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
キャラデータ
名前
リビー・ニエロ
愛称
リビー
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プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
荒れた金髪ツーブロック。 ぎょろついた三白眼。 ぎざっ歯。 痩せぎす。 小柄。 大抵にやにや笑ってる。 あんまり行儀の良くない男。 黒に黒金黒銀の這う鈍色の機体『黒金乱眼』を駆る、電波気味の酔っぱらい。どうやら酒ではないもので酔っている。 『うえーい! いくぜー!!!』 元艦隊エウゲネ所属SK見習い……だった男。 かつて残像領域で消息を絶った上官を今も探している。 上官の話をする時だけは真摯な目をする。 『銀の尾をひき天を翔る、あの人を、俺は、今も、探してる』 ---------- 『黒金乱眼』 黒に黒金黒銀の這う鈍色の機体。 軽二脚の脚。腕はいささか長めで地面に付きそうだが、機体の全長自体は恐らく小柄な部類。 一応、酷く痩せた人型に見えるそれは、まるで、東で言うところの黄泉戦——ヨモツイクサ——。 黒い機体に這う金銀の線描は内部エネルギーの波で自在にその紋様を描き変える。蔓草は繁茂し走査線はグラデーション。エネルギー波が蛇行し煌き、鈍色の機体に華を添える。 ---------- ■感謝 プロフ絵・機体絵・アイコンは、ENo.315 PLさんより頂きました。ありがとうございます! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
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1 | 操縦棺A | Крепкий Гром [44/耐電/薄装減霧] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 粒子スピアA | 星の渚 [44/薄装甲/薄装甲] 火力[2515] 連撃数[1] AP[-88] 防御属性[電子] 防御値[716] 精度[187] 貯水量[187] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[384] 金額[585] 重量[68] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
3 | 飛行ユニットA | 虚無飛行ユニット [47/---/---]《装備:5》 | ▼詳細 |
4 | エンジンB | MEB2066-krishldik [46/薄装甲/薄装甲]《装備:11》 | ▼詳細 |
5 | 重ブースターA | droimarAis:T/M_ver.C [49/重圧応力/重圧応力]《装備:9》 | ▼詳細 |
6 | パイルA | 星の燈花 [48/耐火/薄装甲] 火力[4257] 連撃数[1] AP[-48] 防御属性[火炎] 防御値[1191] 貯水量[391] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[134] 金額[612] 弾薬費[140] 重量[28] [物理格闘] *作者* |
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7 | 軽二脚A | 星の黄昏 [49/幻想機動/幻想機動]《装備:2》 機動[1660] 跳躍[273] AP[683] 旋回速度[1026] 防御属性[物理] 防御値[182] 貯水量[136] 積載量[1900] 消費EN[420] 金額[1362] 重量[700] [二脚] *作者* |
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8 | パイルA | 星の流離 [50/高握力/高握力]《装備:4》 火力[4524] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[1179] 貯水量[400] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[237] 金額[626] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
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9 | エンジンB | BestieBlut [45/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
10 | 操縦棺A | 操縦棺A『黒豹』 [44/幻想機動/高機動] | ▼詳細 |
11 | レーダーB | レーダーB『ノースポールXII』 [47/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
12 | 粒子爆雷A | 星の雷Ver.RbM [41/薄装甲/薄装甲] 火力[187] 発射数[25] AP[-82] 防御属性[電子] 防御値[221] 精度[14] 貯水量[66] 弾数[30] 武器属性[対地] 異常追加[30] 消費EN[1] 金額[564] 重量[-22] [粒子射撃] *作者* |
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13 | 電磁ブレードA | 星の周 [47/薄装甲/薄装甲] 火力[3421] 連撃数[1] AP[-94] 防御属性[物理] 防御値[1007] 精度[103] 貯水量[323] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1591] 金額[605] 重量[60] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
14 | 操縦棺A | ミリアサービス式薄装棺『ハイメノプス』 [49/幻想機動/幻想機動]《装備:1》 | ▼詳細 |
15 | レーダーB | レーダーB『ノースポールXI』 [42/幻想機動/幻想機動] | ▼詳細 |
16 | 腕部B | 星の憂愁 [45/重圧応力/高握力]《装備:6》 | ▼詳細 |
17 | 飛行ユニットA | [イカロスⅡ]飛行マニューバ・虚無式 [45/薄装甲/薄装甲]《装備:8》 飛行[255] AP[564] 旋回速度[212] 防御属性[電子] 防御値[214] 貯水量[261] 噴霧量[262] 消費EN[483] 金額[1304] 重量[-34] [飛行補助] *作者* |
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18 | 素材 | 軽量化プラン51 [51/重量軽減/---] 特殊B[700] [素材] |
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19 | 重ブースターA | サラマンダーよりかるーい [46/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
20 | 電磁アックスA | An“deireadh” [49/高圧軽量/高圧軽量] 火力[3988] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[420] 貯水量[194] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[15] 消費EN[2061] 金額[1362] 重量[104] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
21 | 粒子スピアA | 高圧槍【ハイ・ドラグーン】 [47/高握力/高握力]《装備:7》 火力[2941] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[768] 精度[200] 貯水量[201] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[505] 金額[1333] 重量[200] [粒子格闘] *作者* |
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22 | 重ブースターA | 『Carinae』 [47/幻想機動/幻想機動] | ▼詳細 |
23 | 重ブースターA | 『Carinae』 [47/幻想機動/幻想機動] | ▼詳細 |
24 | エンジンB | LEA-R「リーフィーシー4」軽量機構 [48/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 | ▼詳細 |
25 | 飛行ユニットA | 白鴉幻想飛行機構改弐 [48/幻想機動/幻想機動]《装備:10》 | ▼詳細 |
26 | 素材 | 限界軽量化プラン50 [50/薄装甲/---] 特殊B[680] [素材] |
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27 | 素材 | 精密設計図51 [51/高圧変形/---] 特殊B[700] [素材] |
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