ENo.0685　かもめの亡霊 モーヴェ

見てるかメーヴェ！
俺の整備の腕、もうお前より上手い自信があるぞ！
……まだまだシロートだけどな？でもお前より上なんだ！

なんでか戦果はお前の操縦の方が上手かったけどな、今に見てろ、ランページ・ユニットでオレはお前の上を行く、行くったら行くんだよ！お前の知らないユニットだから、尚更！

それに、今ならオレはメーヴェより残像領域のこと知ってる。ユニオンにも世話になってるし、メフィルクライアの通信を聞いて「声がいいよね」なんて言ってただけのお前よりもずっとな。
何よりルオシュ。すっげーカッコいいんだからな。多分、オレたちと大して歳は変わらないのに。お前がいたらたぶんヒルコ教団がほおっておけないなんてのたまいそうだが、オレはルオシュの行く先を見に行くからな。




……オレ、何と張り合ってるんだろう。

メーヴェ、お前がそこで止まってんなら、オレはどこまでもお前の上を行くからな。

ユニオン名：ジャンク・パックス
　（勇ましい口ぶりの、低く加工された声がラジオや通信機から響いている）
　（どうやら、プロパガンダ……のようなユニオン参加の呼びかけだ）

　《集え同胞！　ジャンクの大地に産まれ、スクラップを食む獣たちよ！》
　《今こそ『群れ（パック）』を為し、敵を食い荒らす時だ！》


概要：
　いわゆる傭兵たちの為のユニオンです。
　目的の一つは「他のハイドラをぶっ壊してスクラップにして、スクラップを売り払ってお金持ちになろう！」
　そしてもう一つは「ジャンクみたいな機体で気取った金持ちたちを叩きのめしてのし上がろう！」です。
　雰囲気としては共産主義みたいな感じです。でもやってることはバリバリ資本主義。

　設立者がジャンク屋なのもあって、ジャンク品や廉価なパーツ、泥、ツギハギ、硝煙、戦場……
　その他モロモロに縁深い人にオススメです。もちろん縁がない人もオールオッケー。