ENo.0073　レフト・レニーデイ

実験は残念ながら大成功とはいかなかった、らしい。
『徳の禁忌』の性能は依然茫洋としたまま、その活動を休止した。


ええと、そろそろ状況をまとめておこう。
最後の禁忌が残っている。これが解放されるとみんな滅ぶ。だれもそれを望まない。
メフィルクライアは霜の巨人を、ヒルコはアルラウネ・ユニット(と、ハイドラの力？)を最後の禁忌への対抗策とする。
霜の巨人は巻き添えがデカイので我々(レジスタンス、企業連の一部、ヒルコ教団と愉快なハイドラ大隊)はこれに反対。メフィルクライアはアルラウネを信用していない？あるいはハイドラへの不信？のため霜作戦を強行。衝突。今ここ。

ええと、それとは別にメフィルクライアは『残像領域永劫なんとか』として霧を維持していて、彼女を破壊すれば霧も消滅する。そうすると日照条件で最後の禁忌が芽吹く。こちらもアルラウネで対処可能とヒルコは主張。

んんんーー、最後の、えーと『生命と全ての禁忌』？の性能がよくわかんないなー。ルオシュ君文献のコピーとか取ってないかな。今度聞いとこう。
というかコレ、最終的には禁忌を作った上位者と決着つけなきゃなのかな。箱庭モノだ。そもそも我々も禁忌から生まれた存在である！みたいな事実を突きつけられるやつ。考えたくないなー。

兎こと、ラビットランプのガレージ。別に灯台ではない。

持ち主が日常的に入り浸っているため、まずソファーが持ち込まれ、冷蔵庫、ラジオ、キッチンの増築、書棚、ベッド、シャワーの増築……と生活空間化が進んでいる。
出撃のない日中なら基本的に開いている。