ENo.0006　鳴間 ルル

[ルルのメモ]
今回も戦果はふつうくらい。
途中、余力で増援へと向かったけれど……弾切れを起こしてしまったから、戦力になったかどうか。
榴弾は強いけど、徹甲弾のように取り回しはよくない事に気をつけないといけない。


ずっと探している斧のハイドラの情報を少しだけ見つけることができた。
ほんの少しだけ、とあるハイドラ製作所でテストパイロットとして働いていたらしい。
肝心のデータは社外秘なのか分からないけれど、それでも大きな収穫だとおもう。

わたしは……煩わしい家から開放してくれた、斧のハイドラにもう一度逢いたい。
今わたしがわたしらしく在ることができるのは、彼(?)のお陰だから。

救われたわたしができる唯一の恩返しは、こうして山塞と戦い続けることだけなのだけれど。
それでもいつかもう一度逢って、たくさんの感謝を伝えないといけない。
『あなたのお陰で、わたしは元気です』と。

形式上申請したユニオン。
個人の銃器工廠をベースにしており、パーツの整備が行える設備があるほか、
個人携行用の銃器の開発製造も行っている。らしい。
シューティングレンジや休憩スペースもあるよ。

朱い髪の技術主任が、勝手にブックメーカーを始めてしまった。