第6週目 許多&アンフィニの人工精霊の一週間
特別補填500cを手に入れた
◆日記
数週間前に突然大穴を開けられたCADENAS共用格納庫の屋上は、修理業者による連日の工事によって間もなく修復完了しようというところで、今もまさに工事作業の最中であった。クワゥチー・サビラはいつも通りの霧の中、いつものスーツの上に雨合羽を羽織って格納庫の屋上に上がった。
作業服の男達はサビラの姿を認めると、作業の手を止めて会釈する。
「あ、タチバナさんの秘書さん!お疲れさまっす!」
「おはようございまっす!」
「お疲れさまです、ご迷惑おかけしてます。作業中の騒音とか、大丈夫ですか?」
「いつもご苦労様です。…音は気になりません。大丈夫です。差し入れと言っては何ですがコーヒーを買ってきましたので、皆さんでどうぞ。」
缶コーヒーが詰まった袋をサビラが差し出すと、作業員達は顔を綻ばせた。
「ありがとうございます!いやーアマタ君も手伝ってくれるし、ほんといつもいつもかたじけない!コーヒーはえっと…あちらに置いといて頂ければ!」
言いながら、中年の監督責任者がサビラの前までやってきて何度も頭を下げた。
「しかしあの、許多(アマタ)君はえらい力持ちですなあ…!重い建材を自力で運んでこれるんですよ。あの子ひとりで重機の代わりをこなしそうだ。
AIの子も…、危険そうな所に気づくとすぐ知らせてくれますし。いやお陰で大助かりしてますよ。作業も思いの外、早く進んでます。」
「それは良い事ですね。ところで、今その許多君を今お借りしても?」
「ああ、全然!全然大丈夫ですよ!お借りしているのはこちらの方ですので、ええ!おーい、アマタ君!アンフちゃん!」
監督に名を呼ばれ、許多は弾けるように慌てて立ち上がった。立ち上がった許多の傍らには、ピンポン球大の金属球が浮遊している。
「秘書さんが呼んでるよー!」
「クワゥチーさんがですか?今行きます!」
監督の呼び声に応えたのは許多ではなく、金属球から発せられるアンフィニの声だった。金属球には超小型のカメラ・マイク・プロジェクターが搭載されているらしく――あの体積の中に収める技術というのも相当なものだが、それはともかくとして――、許多の妹を自称する電子精霊アンフィニは、操縦棺外ではこの球を通して自身の声を発し、姿を投影して他者とコミュニケーションを行っているのであった。
それじゃあ失礼、作業に戻りますと背を向けた監督に一礼しながら、サビラは許多達に機械的に述べ伝えた。
「許多、アンフ。連絡があります。再来週、リーダーの店のテーブルと椅子を全て一新しますので、運び出しと運び入れを手伝っていただきたいのですが」
「了解いたしました。」
返ってくるのは、同じく機械的な応答だ。
「いつも思うのですが、許多は同意しているのですか?」
「しています。兄さんが同意できなければ、慌てたり違うとジェスチャーしていたりすると思うのですが。」
「そう。そんな所今まで見たことがありませんでした。」
「言われてみれば確かに…。基本的に私達の意見が割れる事も滅多にないので、まるで私が兄さんを操っているかのように見えてしまうところは否めません。」
「時々相談できているのかどうか怪しいぐらい返事が早いでしょう?」
「私達兄弟姉妹間は無線通信ができますので。…来週のテーブルのことについて話を戻してもよろしいでしょうか?」
「話を逸らしてしまいました。何でしょうか?」
「テーブル類がお店に届く日時はわかりますか?」
「再来週の金曜朝9時です。」
「…随分前から予告されるのですね?」
「数を揃えるのに、向こうの大陸の店からも在庫をかき集めてもらっているのだそうです。それで時間がかかる、と。」
「それは…気合が入ってますね。リーダーが最近上機嫌だった理由が今わかったような気がします。」
アンフィニの声が、笑ったような気がした。サビラは連絡ついでに、先程頭に浮かんだことを訊いてみることにした。
「そういえば…許多。貴方は現場の皆さんの中でも沈黙を通しているのですか?」
「………。」
許多は項垂れる。すぐさまアンフィニが応答した。
「戦闘の後遺症で喋れないということにしています。」
なるほど残像領域ではさほど珍しくない症状だ、とサビラは納得する。しかしそれが事実でないことは、同じカデナスのメンバーであれば知っている。
「…それで。実際のところは、何を恐れているのですか?」
この問いに、意外にもアンフィニはあっさりと答えた。
「傍受されないためです。」
(Special Thanks:
@Rakkyo_tubu/Eno.3 クワゥチー・サビラ
@Lemon_orenoyome/Eno.12 タチバナ・アキラ)
作業服の男達はサビラの姿を認めると、作業の手を止めて会釈する。




缶コーヒーが詰まった袋をサビラが差し出すと、作業員達は顔を綻ばせた。

言いながら、中年の監督責任者がサビラの前までやってきて何度も頭を下げた。

AIの子も…、危険そうな所に気づくとすぐ知らせてくれますし。いやお陰で大助かりしてますよ。作業も思いの外、早く進んでます。」


監督に名を呼ばれ、許多は弾けるように慌てて立ち上がった。立ち上がった許多の傍らには、ピンポン球大の金属球が浮遊している。


監督の呼び声に応えたのは許多ではなく、金属球から発せられるアンフィニの声だった。金属球には超小型のカメラ・マイク・プロジェクターが搭載されているらしく――あの体積の中に収める技術というのも相当なものだが、それはともかくとして――、許多の妹を自称する電子精霊アンフィニは、操縦棺外ではこの球を通して自身の声を発し、姿を投影して他者とコミュニケーションを行っているのであった。
それじゃあ失礼、作業に戻りますと背を向けた監督に一礼しながら、サビラは許多達に機械的に述べ伝えた。


返ってくるのは、同じく機械的な応答だ。












アンフィニの声が、笑ったような気がした。サビラは連絡ついでに、先程頭に浮かんだことを訊いてみることにした。


許多は項垂れる。すぐさまアンフィニが応答した。

なるほど残像領域ではさほど珍しくない症状だ、とサビラは納得する。しかしそれが事実でないことは、同じカデナスのメンバーであれば知っている。

この問いに、意外にもアンフィニはあっさりと答えた。

(Special Thanks:
@Rakkyo_tubu/Eno.3 クワゥチー・サビラ
@Lemon_orenoyome/Eno.12 タチバナ・アキラ)
NEWS
……次のニュースです釘片影町13番街で女性の変死体が発見されました
使われていないアパートの部屋で物音がすると通報があり、自警団が駆け付けたところ、遺体があったということです
女性はノラ・ハートミルさん、27歳とみられ、遺体には拷問を受けたような損傷がありました
自警団は犯人の行方を……
![]() | メフィルクライア 「こんにちは。いまよろしいですか? 派遣仲介人のメフィルクライアです」 |
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![]() | メフィルクライア 「リソスフェア要塞へのハイドラ大隊出撃の任がおりましたね。前金を振り込んでおいたのでご活用ください」 |
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![]() | メフィルクライア 「見慣れた敵ばかりなので、敵の数が多くとも、あなたは勝てるでしょう」 |
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![]() | メフィルクライア 「リソスフェア要塞は長大な巨大塹壕と無数のトーチカで固められた防御力の高い要塞です」 |
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![]() | メフィルクライア 「ただ、全体的に機動力の低い防衛戦力で構成されており、現代の機動戦の感覚から言って時代遅れといえるかもしれません」 |
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![]() | メフィルクライア 「一応増援としてファイアードラム3機が戦闘に加わります。ドラムが敵陣に突撃し突破口を開くので、塹壕を踏破し敵防衛部隊を壊滅させてください」 |
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◆訓練
制御の訓練をしました制御が17上昇した
制御の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
Inf.はタチバナ・アキラに自動修復装置24を送品した
Inf.は『至極の悪夢』ハンブルグ・ダーウェンに反動吸収機構23を送品した
ロウシャから消火装置24が届いたロウシャから衝撃吸収板24が届いた
ルカからu8cfdが届いた
◆送金
Inf.はロウシャ・ゼイルストゥラに350money送金した
Inf.はルオルカ・マーマレイドに750money送金した
◆破棄
Inf.はMercuryを破棄した!!
Inf.はレイドーム22を破棄した!!
Inf.は試製跳躍放電コイルB-0を破棄した!!
Inf.は姿勢制御装置21を破棄した!!
Inf.は反応スプリング22を破棄した!!
Inf.は虚無飛行ユニットA-索敵を破棄した!!
Inf.はShipwreck-P.F.IIを破棄した!!
◆購入
Inf.はリーンクラフトフレイムシールドを501cで購入した!!
Inf.は高機動制御OS『蒼雷』を378cで購入した!!
Inf.は試作型飛行ユニットを378cで購入した!!
◆作製
アンリアルライナー/コアとSONIDO219/70R24を素材にしてSONIDO改_219/70R24を作製した!!
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に高機動制御OS『蒼雷』を装備した
脚部2にSONIDO改_219/70R24を装備した
スロット3に空間力生成装置を装備した
スロット4に小型エンジンを装備した
スロット5にスローヘッドを装備した
スロット6に試作型飛行ユニットを装備した
スロット7にリーンクラフトフレイムシールドを装備した
スロット8にSUPLICAを装備した
スロット9に試製重量軽減レーダーA-0を装備した
スロット10にV.D.O.を装備した
スロット11に走行ユニット『ローラースルー・ゴーゴー』を装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
SUPLICAをアイコン変更した!!
◆僚機設定
ルオルカ・マーマレイドとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
ユニオン活動
Cadenasの活動記録
何らかの理由によりハイドラに縛りつけられたライダーが集まる。掃き溜めとも言う。
一部メンバーの素行不良により世間からの評判は芳しくない。
音楽専念。
一部メンバーの素行不良により世間からの評判は芳しくない。
音楽専念。
整備の訓練をしました
整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
![]() | ロウシャ 「……おい、何見てんだよ。てめぇもなんか文句あんのか?あ?」 |
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![]() | スレイ 「…ちゃんと登録できたかな?…あー、どうも。本日からユニオンに入る事になりました、スレイ・グニールと申します。えー、整備関連にいくらか知識があります。そんじゃ、これからよろしくどうぞー」 |
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![]() | Amata 「……。(呆れた顔で)」 |
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メッセージ
◆戦闘結果

戦闘報酬
明日の戦場
第19ブロック
リソスフェア要塞攻略戦
巨大塹壕と無数のトーチカで護られた要塞だ。テンペストの砲撃に注意しろ。霊場を踏むんじゃないぞ。運が悪けりゃ吹っ飛ぶからな
来週の霧濃度:185%
来週の電磁波:144%
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キャラデータ
名前
許多&アンフィニの人工精霊
愛称
Inf.
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プロフィール
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許多(Amata): どこからともなく残像領域に流れてきた青年。訳ありらしく多くを語れない。 戦闘外でも常に神経を尖らせていてすごく無口。 後頭部に接続デバイスという名の角が増設されている。 改造支援航空ハイドラ、便宜名「ジャンガーダ(Jangada)」のライダー。 アンフィニ(Infini): 許多に付き従う人工電子精霊の少女。 感情は人並みにあるが、戦闘中は努めて機械的なオペレータの役割に徹する。 どうやら元は人間だったらしい。 許多のことを「兄さん」と呼ぶ。 支援航空機「ジャンガーダ」(Jangada): 搭乗している許多達と共に残像領域に入った、許多の愛機。 ジャンガーダ(※「筏」の意)は残像領域で他人に勝手に名付けられた名であり、本当の名前は別にある。 飛行ユニットを搭載しており、時折UFOめいた奇ッ怪な機動をする。 戦場ではもっぱら敵方から『はんぺん』『座布団』などと呼ばれている。 PL:ゆのもと(twitter:@jumhooriyyaa/※鍵付) Special Thanks: 綾歌銀鈴さま(Eno.44)/キャラクターデザイン原案 絹漉さま(Eno.359)/パーツアイコン拝借・加工 水城待紘さま(Eno.158)/パーツアイコン拝借・加工 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 火炎装甲A | リーンクラフトフレイムシールド [23/耐火/耐火]《装備:7》 | ▼詳細 |
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2 | レーダーA | 肆型レーダーユニット01 [22/広域索敵/広域索敵] | ▼詳細 |
3 | エンジンB | 空間力生成装置 [22/重量軽減/索敵]《装備:3》 | ▼詳細 |
4 | レーダーA | SUPLICA [21/耐電/---]《装備:8》 | ▼詳細 |
5 | 頭部B | スローヘッド [22/機動/広域索敵]《装備:5》 | ▼詳細 |
6 | 操縦棺A | 高機動制御OS『蒼雷』 [23/機動/機動]《装備:1》 | ▼詳細 |
7 | 飛行ユニットA | ''Rerise_of_P.F.II'' [23/広域索敵/飛行] | ▼詳細 |
8 | 素材 | 培養卵24 [24/卵/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
9 | 飛行ユニットA | 試作型飛行ユニット [23/重量軽減/機動]《装備:6》 | ▼詳細 |
10 | 軽車輪A | タイヤ [20/機動/機動] | ▼詳細 |
11 | 中車輪A | SONIDO改_219/70R24 [24/機動/霊障]《装備:2》 | ▼詳細 |
12 | 素材 | 呪いの人形25 [25/重霊障/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
13 | 素材 | アンテナ25 [25/索敵/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
14 | 素材 | テスラコイル25 [25/霊障/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
15 | レーダーA | 試製重量軽減レーダーA-0 [20/重量軽減/重量軽減]《装備:9》 | ▼詳細 |
16 | 頭部B | H.S.ヘッド [21/重量軽減/噴霧] | ▼詳細 |
17 | レーダーA | V.D.O. [22/索敵/重量軽減]《装備:10》 | ▼詳細 |
18 | --- | --- | --- |
19 | エンジンA | エンくん1号 [20/機動/---] | ▼詳細 |
20 | 素材 | 装甲板24 [24/装甲/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
21 | 素材 | 消火装置24 [24/耐火/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
22 | 素材 | アンテナ21 [21/索敵/---] 特殊B[100] [素材] |
▼詳細 |
23 | --- | --- | --- |
24 | --- | --- | --- |
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26 | 補助輪A | 走行ユニット『ローラースルー・ゴーゴー』 [21/機動/機動]《装備:11》 | ▼詳細 |
27 | エンジンA | 小型エンジン [21/出力/重量軽減]《装備:4》 | ▼詳細 |
28 | 素材 | 衝撃吸収板24 [24/耐物/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
29 | 頭部A | u8cfd [20/索敵/索敵]《装備:11》 | ▼詳細 |
30 | 素材 | 培養卵23 [23/卵/---] 特殊B[140] [素材] |
▼詳細 |