第23週目 insanelyの一週間
霊障見舞金として2000cの資金が送られました
◆日記
ガレージの鍵は既に開けられていた。
僅かに開いたドアの隙間から、滑るように黒尽くめの男が乗り込んだ。
「無用心だな、ミス・カラミティ。まあ、お陰で天井裏を壊さずに済んだがね」
真紅の機体…無骨ながらも華のある鎧そのものといった装甲に、戦場には凡そ似合わぬ、端正な女性を模した頭部。
その能面のような無表情に、本来ならば二対の眼球があるべき場所を遮るようにアイカメラと思しき黒い構造が横切る。
恐らくはそういうものなのだろう。畏怖、威圧、それらは暴力と同じように戦闘能力を奪う。
本来天の使いや悪魔とはそういったものだ。生まれながらの駆逐者。上位存在。
それは行為としての威嚇を必要としない。相対した者の脳細胞が自ずと恐れを抱くからだ。
「――リー・イン
開けておけと言ったのは、貴様ではないか?」
そういった機構を喪失した生物が存在する。
人間。それも、戦いを生業とするもの達。
それらの多くは後天的に恐怖を克服する。抑え込むもの、楽しむもの、麻痺するもの…
個々により内実は様々だが、そうならなかった正常な個体の辿る末路は基本的に一つしかない。
震えて、足を止め、撃たれて死ぬ。
「冗談の通じない奴だな。鍵開けといてくれてありがとよ。ところで茶の一杯も出ないのか?」
異常を来たした個体の一人は、巨大な天使の足元に座り込む女へ無造作に歩いていく。
女の関節は悉くが球体と節の継ぎ目で形作られており、男の膝は人体とは逆方向に曲がっていた。
「お望みの相手が走ってきて喉渇かしてるのに椅子の一つもありゃしねえ」
「我は、そういった物は必要としていない――必要なら、自分で用意しろ」
機体の能面以上に抑揚に欠ける表情の女に、男は首をすくめてきひひ、と笑った。
「KWSK-INSANE、インセイリーだ。
俺のことは知らずとも、あの頃マトモにマーケットを眺めていたなら機体名くらいは知っているだろうよ」
この世の物とは思えない艶のあるブロンドに包まれた能面が、初めて訝しげに歪められた。
「………リー・インではなかったのか?」
「…想像以上だな、お前」
同一人物だよ。ぼさぼさの白髪頭をかきながら、男…インセイリーはばつの悪そうな表情で床面に腰を下ろした。
----------------------
「で、お前の期待する話の前にお願いと相談したいことがある」
結局、男は予め持ってきていたスキットルからハーブティーを呷り、指の上で回しながら切り出した。
「さっさと言え」
「俺の身の上話については他言無用。それと、先に仕事の話がしたい」
「――バイオクイーンは、我の獲物だ。貴様にはやらん」
女…カラミティの能面が突如歯を剥いて口元を歪める。双眸が憤怒と歓喜の真紅に輝く。
「奴は、我を地に堕とした。――屈辱を忘れたことなど無い。奴らを消し炭にするのは我だ」
「7機全部か?欲張りもいいが、一人二人でどうこうする数じゃあないだろ」
「――何だと?」
「お前一人じゃ無理だと言っている。お前の機体、イビルフォースの力を持ってしても、論外だ。
俺も無理だし、ましてや他の連中じゃ箸にも棒にもだろうよ。そのくらいの勘定はあんたもできてる筈だ」
「――――何が言いたい」
「当て馬が欲しいと思わないか?」
不審を強めるカラミティをからかうように、インセイリーの人の悪い笑みが深まる。
「我に臆病鼠のように霧中をこそこそしていろと?我を嘗めるのも大概にしろ」
「早合点は止せよ。現実的な対処を提案したいだけだ。お前の好きそうなタイプのな。
一番危険なところで踊ってみないか?俺達が削り撹乱御膳立て、お前が真っ向から刺せ」
ややあって、意図を解したカラミティの口角が満面の喜色に吊り上った。
張り合うように朗らかに歯を剥いたインセイリーが、端末を持ってその隣へと座り直した。
----------------------
「…そういうわけで、あくまで仮想の話でしかないが、彼我の戦力比は滅茶苦茶きついだろう」
「望むところだ――安心しろ、我は堕ちぬ。あの女も、そうは容易くはな」
「そうであることを願ってるよ。他は執拗な攻撃で喰らいつく狂犬ばかりだ。
いっそ、お前等相手にしたように俺が守りに回りたかったがな…」
「そうはいかんと言ったのは、貴様だろう――味方撃手の耐久力か、我は考えたことも無かった」
「俺も目ぼしい奴の以外は考えんさ。とにかく、薄過ぎる…敵陣営の厚みを考えれば、
少なくない数が中途で離脱を余儀無くされるだろう。5、6人分くらい働く奴がどうしても必要だ」
「大した自信だ――我も、それくらいは戦うつもりだがな」
「ブライトネイルの耐久力はミラージュミスト…企業連が言う所の濃霧領域展開に強く依存している。
攻撃と同時に要求水準を満たす耐久は確保できない…お前の他にできそうな奴は思いつかなかった」
「つまらん種明かしは止せ、興が冷める――だが、成程適材適所というわけだ
我が『イビルフォース』であれば造作も無い」
「なら忘れろ。とにかく、イビルフォースとノエル=エクステリアがどれだけ引き受けて耐えるかが全てだ。
その間全力で攻勢を掛ける…勢い余って何体かお前以外が潰すかもしれんが、大目に見ろ」
「それは許さん」
「許せよ」
「だめだ」
「…最大限努力しよう」
くつくつと苦笑しながら、インセイリーは徐に立ち上がった。
「――何処へ行くつもりだ」
「何処って、まだ決めてねえよ。大凡の話は決まったろ。それならそれでやることがあるんだよ」
「まだお前とミスト・アヴェンジャーⅡの話を聞いてないぞ」
「済まんな、長くなるから駄目だ。暇ならノエルに聞いてみな。奴は確かフクリンと接触していた筈だ。
…お互い生きて帰ったらゆっくりしてやるよ。お前、面白い所あるからな。後の楽しみにさせてもらう」
かわいい所、と言った方が正しいか?
擦れた笑いと捨て台詞を残し、黒尽くめの男は来た時同様滑るように駆け出て行った。
※今回の日記では、Eno107のガレージにお邪魔させていただきました。サンクス。
この両名が言うところのミストアヴェンジャーⅡについては、Mist of War第3期を元に
独自解釈を加えたものとなっております。おりますが、次回以降たぶん書く。
僅かに開いたドアの隙間から、滑るように黒尽くめの男が乗り込んだ。
「無用心だな、ミス・カラミティ。まあ、お陰で天井裏を壊さずに済んだがね」
真紅の機体…無骨ながらも華のある鎧そのものといった装甲に、戦場には凡そ似合わぬ、端正な女性を模した頭部。
その能面のような無表情に、本来ならば二対の眼球があるべき場所を遮るようにアイカメラと思しき黒い構造が横切る。
恐らくはそういうものなのだろう。畏怖、威圧、それらは暴力と同じように戦闘能力を奪う。
本来天の使いや悪魔とはそういったものだ。生まれながらの駆逐者。上位存在。
それは行為としての威嚇を必要としない。相対した者の脳細胞が自ずと恐れを抱くからだ。
「――リー・イン
開けておけと言ったのは、貴様ではないか?」
そういった機構を喪失した生物が存在する。
人間。それも、戦いを生業とするもの達。
それらの多くは後天的に恐怖を克服する。抑え込むもの、楽しむもの、麻痺するもの…
個々により内実は様々だが、そうならなかった正常な個体の辿る末路は基本的に一つしかない。
震えて、足を止め、撃たれて死ぬ。
「冗談の通じない奴だな。鍵開けといてくれてありがとよ。ところで茶の一杯も出ないのか?」
異常を来たした個体の一人は、巨大な天使の足元に座り込む女へ無造作に歩いていく。
女の関節は悉くが球体と節の継ぎ目で形作られており、男の膝は人体とは逆方向に曲がっていた。
「お望みの相手が走ってきて喉渇かしてるのに椅子の一つもありゃしねえ」
「我は、そういった物は必要としていない――必要なら、自分で用意しろ」
機体の能面以上に抑揚に欠ける表情の女に、男は首をすくめてきひひ、と笑った。
「KWSK-INSANE、インセイリーだ。
俺のことは知らずとも、あの頃マトモにマーケットを眺めていたなら機体名くらいは知っているだろうよ」
この世の物とは思えない艶のあるブロンドに包まれた能面が、初めて訝しげに歪められた。
「………リー・インではなかったのか?」
「…想像以上だな、お前」
同一人物だよ。ぼさぼさの白髪頭をかきながら、男…インセイリーはばつの悪そうな表情で床面に腰を下ろした。
----------------------
「で、お前の期待する話の前にお願いと相談したいことがある」
結局、男は予め持ってきていたスキットルからハーブティーを呷り、指の上で回しながら切り出した。
「さっさと言え」
「俺の身の上話については他言無用。それと、先に仕事の話がしたい」
「――バイオクイーンは、我の獲物だ。貴様にはやらん」
女…カラミティの能面が突如歯を剥いて口元を歪める。双眸が憤怒と歓喜の真紅に輝く。
「奴は、我を地に堕とした。――屈辱を忘れたことなど無い。奴らを消し炭にするのは我だ」
「7機全部か?欲張りもいいが、一人二人でどうこうする数じゃあないだろ」
「――何だと?」
「お前一人じゃ無理だと言っている。お前の機体、イビルフォースの力を持ってしても、論外だ。
俺も無理だし、ましてや他の連中じゃ箸にも棒にもだろうよ。そのくらいの勘定はあんたもできてる筈だ」
「――――何が言いたい」
「当て馬が欲しいと思わないか?」
不審を強めるカラミティをからかうように、インセイリーの人の悪い笑みが深まる。
「我に臆病鼠のように霧中をこそこそしていろと?我を嘗めるのも大概にしろ」
「早合点は止せよ。現実的な対処を提案したいだけだ。お前の好きそうなタイプのな。
一番危険なところで踊ってみないか?俺達が削り撹乱御膳立て、お前が真っ向から刺せ」
ややあって、意図を解したカラミティの口角が満面の喜色に吊り上った。
張り合うように朗らかに歯を剥いたインセイリーが、端末を持ってその隣へと座り直した。
----------------------
「…そういうわけで、あくまで仮想の話でしかないが、彼我の戦力比は滅茶苦茶きついだろう」
「望むところだ――安心しろ、我は堕ちぬ。あの女も、そうは容易くはな」
「そうであることを願ってるよ。他は執拗な攻撃で喰らいつく狂犬ばかりだ。
いっそ、お前等相手にしたように俺が守りに回りたかったがな…」
「そうはいかんと言ったのは、貴様だろう――味方撃手の耐久力か、我は考えたことも無かった」
「俺も目ぼしい奴の以外は考えんさ。とにかく、薄過ぎる…敵陣営の厚みを考えれば、
少なくない数が中途で離脱を余儀無くされるだろう。5、6人分くらい働く奴がどうしても必要だ」
「大した自信だ――我も、それくらいは戦うつもりだがな」
「ブライトネイルの耐久力はミラージュミスト…企業連が言う所の濃霧領域展開に強く依存している。
攻撃と同時に要求水準を満たす耐久は確保できない…お前の他にできそうな奴は思いつかなかった」
「つまらん種明かしは止せ、興が冷める――だが、成程適材適所というわけだ
我が『イビルフォース』であれば造作も無い」
「なら忘れろ。とにかく、イビルフォースとノエル=エクステリアがどれだけ引き受けて耐えるかが全てだ。
その間全力で攻勢を掛ける…勢い余って何体かお前以外が潰すかもしれんが、大目に見ろ」
「それは許さん」
「許せよ」
「だめだ」
「…最大限努力しよう」
くつくつと苦笑しながら、インセイリーは徐に立ち上がった。
「――何処へ行くつもりだ」
「何処って、まだ決めてねえよ。大凡の話は決まったろ。それならそれでやることがあるんだよ」
「まだお前とミスト・アヴェンジャーⅡの話を聞いてないぞ」
「済まんな、長くなるから駄目だ。暇ならノエルに聞いてみな。奴は確かフクリンと接触していた筈だ。
…お互い生きて帰ったらゆっくりしてやるよ。お前、面白い所あるからな。後の楽しみにさせてもらう」
かわいい所、と言った方が正しいか?
擦れた笑いと捨て台詞を残し、黒尽くめの男は来た時同様滑るように駆け出て行った。
※今回の日記では、Eno107のガレージにお邪魔させていただきました。サンクス。
この両名が言うところのミストアヴェンジャーⅡについては、Mist of War第3期を元に
独自解釈を加えたものとなっております。おりますが、次回以降たぶん書く。
NEWS
本日のニュースです企業連盟の長、バルーナスは幹線鉄道開通式に出席し、これを讃えました中枢都市から西に延びるこの鉄道によって、物流が盛んになり、経済が活性化すると言われています
一方、建設に駆り出された辺境の労働者には十分な賃金が支払われず、労働環境も……
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「ルオシュというものだ。ライダーの皆へ、極秘の任務を依頼したい」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「我々辺境のレジスタンスは、ストラトスフェア要塞に奇襲を仕掛ける。それを援護してほしい」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「同日、コロッセオでバルーナスが出席する大規模イベントがある。警備はみなそちらへと向かうはずだ」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「ストラトスフェアの援護でも、コロッセオでの囮でも、我々としてはありがたい。自由に動けるはずだ」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「俺も出撃する。このウォーハイドラ『コクーンメイデン』が……『ΑΦΡΟΔΙΤΗ』がある限り、俺は無敵だ」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「父の信じた、『ΑΦΡΟΔΙΤΗ』があれば……どこまでも。恨みはないさ。ただ、お前たちが強すぎただけだ」 |
メルサリアからのメッセージ 「やはり、彼女からのメッセージを受け取ったようだな。告白しよう、私には友人がいた。名前はまだ思い出せやしないが」 |
メルサリアからのメッセージ 「私は名前を奪われていた。それを、いま、取り戻した。私の名前「メルサリア・メフィルクライア・メルククラリス」それが私の名前」 |
メルサリアからのメッセージ 「友人は、ひどく意地悪なんだ。私の失った名前を持って現れて、気付かないことを確かめていたんだ。でも、私は取り戻してしまった」 |
メルサリアからのメッセージ 「私を全力で叩き潰すはずだ。友人は。そして再起動をさせ、記憶をクリーンにする。それを幾年も、幾百年と繰り返してきた」 |
メルサリアからのメッセージ 「何でこんな話をするか不思議に思うだろう。お前たちは巻き込まれているんだ。そして目をつけられている。私の友人にな。手を組もうじゃないか、旅は道連れ、霧の行くままに」 |
◆訓練
適性の訓練をしました適性が126上昇した
◆破棄
リーは冷却パイプ41を破棄した!!
リーは保水ジェル41を破棄した!!
◆送品
リーはジル・スチュアートにBN-CLAU-D.E.Aを送品した
リーはリビー・ニエロにミルキーウェイを送品した
リーはルカ・タオユンに[純正]ネクストスピードを送品した
◆送金
リーは如月に100money送金した
リーは天ヶ瀬 澪に100money送金した
リーはリビー・ニエロに700money送金した
◆受品・入金ログ
ミオからコンプレッサー37が届いた69式丁01号 からコンプレッサー41が届いた
◆購入
リーは重ブースター『ヘッフォラン』を557cで購入した!!
リーは改良型重霊障術導肢を1231cで購入した!!
リーは改良型重霊障術導肢を1231cで購入した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 41 増加!!
噴霧強化!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 41 増加!!
噴霧強化!
コンプレッサー41とコンプレッサー37を素材にしてBN-UNLEASHEDFIREを作製した!!
◆戦闘システム決定
オーガアーム に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にノンアルコールビールを装備した
脚部2にBN-BOUNCE&TRAMPLEを装備した
スロット3にBN-CLAU-D.E.A.を装備した
スロット4にBN-CLAU-D.E.A.を装備した
スロット5にBN-UNLEASHEDFIREを装備した
スロット6に重ブースター『ヘッフォラン』を装備した
スロット7にBN-CLAU-D.E.A.を装備した
スロット8にBN-CLAU-D.E.A.を装備した
スロット9にBN-UNCHAINEDCREATUREを装備した
スロット10に改良型重霊障術導肢を装備した
スロット11に改良型重霊障術導肢を装備した
◆パーツ改名
試製出力中多脚A-0をBN-AR:GRAVEYARDSHIFTに改名した!!
◆パーツアイコン変更
BN-AR:GRAVEYARDSHIFTをアイコン変更した!!
◆僚機設定
リゼット・フォーレとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションD
ユニオン活動
霧中のワンデイパスポートの活動記録
残像領域ではおよそ全てが霧に覆われる。濃淡の差はあれど、ハイドラ乗りたちは皆『それ』を纏って戦いに臨む。望むと望まざるとに関わらず。
時に袖の触れ合う距離すら見通せなくなり、逸れたはずの銃弾が襲い掛かり、甚だしいケースでは時の流れすら大きく食い違う。
戦場は霧という渾沌に包まれる。戦士は霧を纏う八又の怪物に包まれる。怪物は己と全く異なる姿の怪異に囲まれる。
全てが貴方に牙を剥く。そこでは人の認識は酷く脆く、疑うことと信じることは同じ価値しか持たない。それは貴方の心を守りはしても、貴方の命までもは守れない。不安の山を切り崩したところで、戦場で人が死ぬという自然現象から逃れることは誰にもできない。
では、全ては無駄なのか。それは有り得ない。
理に適い技術の粋を尽くしたパーツアセンブル、敵機を把握し所持火器に対応した装甲の備え、機影を捉え行く先を見切り未来に向けて引鉄を引く訓練は必ず貴方の戦果と生還率を高めるだろう。
それでも尚足りないのだ。漸近すれども到達することは永遠にない。その差は理や経験では埋まらない。最後のピースは必ずすり抜け、或いはつっかえる。
何が貴方を生かしてきたのか。ある者は幸運と言うだろう。ある者は歌が。ある者は業、技術、呪い…何者かに守られていると言う者さえいるだろう。同じことを謳い、今は霧のどこかに消えた者もいるのに?
彼らを分けたあやふやな何か。どこにでも収まる、しかし意識的には到達しえない何処かにある何か。あらゆる積み重ねを足がかりにただただ霧の中に伸ばした手だけが掴める何か。
それこそが霧中のパスポート、戦場への適性そのものなのだろう。
おかえり、怪異の戦士たち。でも忘れないで、今日帰ってきた貴方が明日霧のしじまに消えていかないとも限らないことを。
パスポートの有効期限は当日限り。貴方は馬車馬のように戦い、他に何の役にも立たない殺しのライセンスの更新手数料を払い続ける。望むと望まざるとに関わらず。
時に袖の触れ合う距離すら見通せなくなり、逸れたはずの銃弾が襲い掛かり、甚だしいケースでは時の流れすら大きく食い違う。
戦場は霧という渾沌に包まれる。戦士は霧を纏う八又の怪物に包まれる。怪物は己と全く異なる姿の怪異に囲まれる。
全てが貴方に牙を剥く。そこでは人の認識は酷く脆く、疑うことと信じることは同じ価値しか持たない。それは貴方の心を守りはしても、貴方の命までもは守れない。不安の山を切り崩したところで、戦場で人が死ぬという自然現象から逃れることは誰にもできない。
では、全ては無駄なのか。それは有り得ない。
理に適い技術の粋を尽くしたパーツアセンブル、敵機を把握し所持火器に対応した装甲の備え、機影を捉え行く先を見切り未来に向けて引鉄を引く訓練は必ず貴方の戦果と生還率を高めるだろう。
それでも尚足りないのだ。漸近すれども到達することは永遠にない。その差は理や経験では埋まらない。最後のピースは必ずすり抜け、或いはつっかえる。
何が貴方を生かしてきたのか。ある者は幸運と言うだろう。ある者は歌が。ある者は業、技術、呪い…何者かに守られていると言う者さえいるだろう。同じことを謳い、今は霧のどこかに消えた者もいるのに?
彼らを分けたあやふやな何か。どこにでも収まる、しかし意識的には到達しえない何処かにある何か。あらゆる積み重ねを足がかりにただただ霧の中に伸ばした手だけが掴める何か。
それこそが霧中のパスポート、戦場への適性そのものなのだろう。
おかえり、怪異の戦士たち。でも忘れないで、今日帰ってきた貴方が明日霧のしじまに消えていかないとも限らないことを。
パスポートの有効期限は当日限り。貴方は馬車馬のように戦い、他に何の役にも立たない殺しのライセンスの更新手数料を払い続ける。望むと望まざるとに関わらず。
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
メッセージ
ENo.134からのメッセージ>>
ENo.295からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.107 >>Eno.534 >>Eno.187 >>Eno.574 >>Eno.580 >>Eno.101
ギルデンロウ 「ジョットを潰せなかったのは惜しかったな。ツメが甘かったってことだろうがね」 |
ギルデンロウ 「実際のところ、お前みたいなヤツを駒として運用するやり方はしばらく前から考えてたんだよ、インセイン。 あの試合じゃ特に結びつかなかったがね」 |
ギルデンロウ 「金が欲しくて戦ってるわけでもないが、金に困るのも慣れてないからな……とはいえ、もう工面は出来たし、いずれにしろお前に頼るつもりは無いよ。 しかし“取引なら持ちかけられる”ね……お前が印象よりずっと社交的な人間なのは意外だったな」 |
ギルデンロウ 「お前の言うとおり、あれは満足のいく結果ではない。 ギルデンロウのやり方は正しい……だが、俺がそれを伝えられるわけでも、誘導できるわけでもない」 |
ギルデンロウ 「ただ、可能性のある人間は、企業連のお使いに行くより見つけやすいのかもしれない……それは思わなくもない」 |
リゼット 「……楽しんできたようで、なにより、ってとこ? 息抜きは死なない程度にしなさいよね。」 |
リゼット 「……っていうか、ママは話が雑なのよね。 例えばパパのことだって、いい男だった、おしまい! って感じ。」 |
リゼット 「まあ、それでもいいけど。 ママのそういうとこ、嫌いじゃないし。」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.107 >>Eno.534 >>Eno.187 >>Eno.574 >>Eno.580 >>Eno.101
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2150
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正6.95%
防衛戦果補正5.01%
撃墜数補正 0.2%
合計現金収入2661
整備費 0
ユニオン費 -96
◆適性値が2成長しました
◆経験値が120増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正6.95%
防衛戦果補正5.01%
撃墜数補正 0.2%
合計現金収入2661
整備費 0
ユニオン費 -96
◆適性値が2成長しました
◆経験値が120増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リーは高速化プラン42を入手した!
リーは精密設計図42を入手した!
明日の戦場
第22ブロック
研究所破壊[目標物破壊]
妙な実験を繰り返している研究所があるらしい。厄介なことになる前に力ずくでやめさせろ。完成目前の兵器と思われるものが発見された。優先して破壊してくれ
来週の霧濃度:191%
来週の電磁波:3%
エスカ=クイックシルバー |
アムレート・チカトリーチェ |
二位王 |
ニルス=ヴォルフトン |
ユキカ |
霜野征士郎 |
蒼馬 |
ユーリア・クラネルト |
灰縞の猫 |
白靴下の猫 |
AQUA・AI |
TSPY_SPARROW.A |
ゼン=ヒートゲイナー |
リゼット・フォーレ |
insanely |
ポリール・ジャニス |
自律思考装置:MODEL-Y |
レオ・クロジェ |
ギルデンロウ |
冷凍室inカマキリ |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
装甲戦車『ヒポポタマス』[物理] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
遊撃機『レイピア改』[物理] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
遊撃機『レイピア改』[物理] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
装甲戦車『ヒポポタマス』[物理] |
キャラデータ
名前
insanely
愛称
リー
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ハイドライダー インセイリー insanely. 今日ではリー・インを名乗る。 細身。年齢不詳。やや丸くなりこそしたものの、楽観的、刹那的。 稚気を孕みながらも薄く冷えた笑い。 後天性四肢欠損。椎弓のひとつを脊髄直結端子に置換しており、ハイドラ技術を流用した義肢を備える。 人体と機械の疎通、漸近を強く念じたその技術者達は既に喪われ、今では彼と彼の専用ハイドラ、そして一人の女性にのみその原型を伝えている。 ミストアヴェンジャーⅡ襲来事件と前後して、その技術は意図的に巷間へと流され、やがて少しずつ新たな技術の流れに組み込まれていった………はずだった。 「…ああ、もちろん損はさせないよ。お互い、いい感じにならないかい?」 ハイドラ ブライトネイル BrightNail. この度インセイリーが駆ることになった試作品。どことなく野生的なフォルムの人型ハイドラ。 費用面、運用面から脊髄直結操縦用の機材はスペースこそ設けられているもののオプションとなっており、現在はオミットされている。 デチューンこそされているものの、複層装甲、それを生かした広い可動域、良好なサステンションは攻防両面において高い水準を満たしている。 特徴的な両腕側面を覆う可動式のツインクローと頭部の形状は、前傾姿勢を取るとどことなく袖付きの猫。にゃーん。 アンリーシュドファイア UNLEASHEDFIRE. 全身の中間装甲と置換されたマルチプルブースター及び、肩部・背面ハードポイントに増設された外装エンジン・ブースターユニットにより構成される、限界機動カスタムプラン。 量産、戦略的運用を前提に設計されたブライトネイルの性格とは真っ向から反する、劣悪過ぎる燃費と整備コスト、脆過ぎる装甲、高過ぎる操縦難度。各ブースターはオーバーロードにより櫛の歯が抜けるように損壊し、異常燃焼を起こしたエンジンが一度の交戦で焼け落ちる。 ナンセンスそのものだった筈のカスタマイズだが、設計者はライダーの希望通り構築し、その図面を託して送り出した。 斯くして実戦に投入されたそれは、機体を構成する全てのパーツが定格を大幅に上回る性能を出力、単機で戦況を一変させる打撃力を発揮した。 崩壊寸前のまま飛び回る、貯水量を明らかに超えた大量の霧を吐き出す等数々の異常事象は、技術的説明をつけられないまま一種の霊障として記録されている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 重ブースターA | BN-UNLEASHEDFIRE [41/高噴霧/高噴霧] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | パイルA | カラマンシー [25/耐霊/重量軽減] 火力[2087] 連撃数[1] 防御属性[霊障] 防御値[876] 貯水量[294] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[99] 金額[454] 弾薬費[140] 重量[75] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
3 | エンジンB | Death of Butterfly [31/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
4 | 重ブースターA | BN-CLAU-D.E.A. [37/重霊障/重霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
5 | 噴霧機A | BN-MIRAGEMIST [38/耐物/重霊障] | ▼詳細 |
6 | 噴霧機A | BN-MIRAGEMIST [38/耐物/重霊障] | ▼詳細 |
7 | 重ブースターA | BN-CLAU-D.E.A. [37/重霊障/重霊障]《装備:4》 | ▼詳細 |
8 | 重ブースターA | BN-UNLEASHEDFIRE [34/重霊障/重霊障]《装備:5》 | ▼詳細 |
9 | 霊障装甲A | BN-UNCHAINEDCREATURE [39/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
10 | 補助輪A | 補助輪『スリーリトルピグレッツ』 [33/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
11 | 補助輪A | 補助輪『スリーリトルピグレッツ』 [33/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
12 | 重ブースターA | 重ブースター『ヘッフォラン』 [40/重霊障/重霊障]《装備:6》 | ▼詳細 |
13 | 操縦棺B | BN-BRIGHTNAIL-ULF [36/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
14 | 操縦棺B | ノンアルコールビール [39/重保証/重保証]《装備:1》 | ▼詳細 |
15 | 術導肢A | ブラック・マジックⅡ [36/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
16 | 重ブースターA | BN-CLAU-D.E.A. [37/重霊障/重霊障]《装備:7》 | ▼詳細 |
17 | 噴霧機A | BN-MIRAGEMIST [38/耐物/重霊障] | ▼詳細 |
18 | 重ブースターA | BN-CLAU-D.E.A. [37/重霊障/重霊障]《装備:8》 | ▼詳細 |
19 | 重ブースターA | [純正]ファントムスピード [32/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
20 | 重ブースターA | BN-UNLEASHEDFIRE [34/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
21 | エンジンC | BN-UNCHAINEDCREATURE [40/重霊障/重霊障]《装備:9》 | ▼詳細 |
22 | 放電コイルB | 試製出力放電コイルB-0 [38/出力/噴霧] 火力[1573] 発射数[1] 防御属性[電子] 防御値[514] 精度[22] 貯水量[572] 噴霧量[45] 弾数[8] 武器属性[対地] 異常追加[12] 消費EN[819] 金額[468] 重量[500] [電子射撃] *作者* |
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23 | 軽逆関節A | 白鴉突撃逆関節脚部 [39/突撃態勢/突撃態勢] 機動[1000] 跳躍[305] AP[410] 旋回速度[1221] 防御属性[粒子] 防御値[250] 貯水量[121] 積載量[2100] 消費EN[150] 金額[1216] 重量[800] [逆関節] *作者* |
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24 | 中多脚A | BN-AR:GRAVEYARDSHIFT [37/出力/飛行] 機動[386] 跳躍[102] AP[2609] 旋回速度[543] 防御属性[霊障] 防御値[461] 貯水量[339] 積載量[4200] 消費EN[461] 金額[461] 重量[1200] [多脚] *作者* |
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25 | 素材 | 高速化プラン42 [42/高機動/---] 特殊B[520] [素材] |
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26 | 術導肢A | Qualle-IGN021 [39/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
27 | 術導肢A | 改良型重霊障術導肢 [40/重霊障/重霊障]《装備:10》 | ▼詳細 |
28 | 術導肢A | 改良型重霊障術導肢 [40/重霊障/重霊障]《装備:11》 | ▼詳細 |
29 | 素材 | 精密設計図42 [42/高圧変形/---] 特殊B[520] [素材] |
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30 | 軽逆関節A | BN-BOUNCE&TRAMPLE [33/重霊障/重霊障]《装備:2》 機動[783] 跳躍[272] AP[441] 旋回速度[1088] 防御属性[粒子] 防御値[223] 貯水量[110] 積載量[2100] 消費EN[133] 金額[509] 重量[866] [逆関節] *作者* |
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