ENo.0107　戦闘人形『カラミティ』

修復され、自室で目覚める
コロッセオは――また敗北で終わった



今回は真っ向から、剣で斬られ、破壊された
“死神”――伊達にそう呼ばれている訳ではないようだ

悔しいものだ――剣で競い負けるとは
奴とはもう一度、対面しなければいけないな――



――――――――――――――――――――――――――――――――――――



『塒の鍵を開けておけ』

そう言われたのはつい先刻
一度コロッセオでも対面し、次の出撃で場を共にすることになった者からだ

どうやら興味を持たれているらしい

だが私はそんな奴のことなど眼中になく
我の興味――いや、意思は、ある一種の敵機に向けられていた





バイオクイーン――

かつて我を地に堕とした、仇敵が、そこに居た――



天から地に堕ち、残像領域で目覚めたのが数年前
ダフネ様率いるルージュ・カラミティという組織に拾われ
治癒と平行して活動を続けてきたあの時の記憶が蘇る

回復を終え、覚醒した我の前に立ち塞がったのが、バイオクイーンだった



屈辱が、蘇る

覚醒した我をいとも容易く撃墜したあやつのことを、忘れたことはなかった
必ず、次に相見えた時は必ず、我が手で粉砕する――そう、決めていた



だから、今回の予告は我にとって、まさしく僥倖だった

それはコロッセオという闘争ですら、私の興味を曲げられない
我の思考回路は、バイオクイーンへの復讐が埋め尽くしていた



もう、あの頃の我ではない
貴様に負ける我ではない、我は進化した
イビルフォースも、改良を重ね――進化している



我は強い、だから必ず――






「無用心だな、ミス・カラミティ。まあ、お陰で天井裏を壊さずに済んだがね」

107号室に声が響くと同時に、一人の男が、部屋に入り込んできた
それは通信で聞いたことのある声だった



「――リー・イン
　開けておけと言ったのは、貴様ではないか？」

登録番号303、リー・イン
我に興味を示した者、我とコンタクトを試みる者
我と対峙した者、我と肩を並べることになる者



貴様は我に、何を齎してくれる？









Next...ENo.303日記

マーケットの片隅に存在する、トタン屋根の小さな休憩所。
入り口は常に開け放たれており、その横には「タバコは外でお願いします」と書かれた貼り紙と共に
「白刃」と刻まれた金属製のプレートが取り付けられている。
部屋の中央には鉄の花が挿された花瓶が乗った大きなテーブルと、それを囲むように置かれた椅子があり、
壁側の棚にはウォーターサーバーやコーヒーメーカーなどが設置されている。
ここを訪れたハイドラライダーは、皆思い思いの時間を過ごしているようだ――

格闘火器使いのライダーが集う休憩所が賑わい、情報交換の場となった……というイメージです。
情報交換の他にも雑談や休憩など、ゆるめのRPも歓迎します。
設定上同じ場所に集まってダベるだけなので、RP上特定の企業や集団への所属を強制するものではありません。

◆説明
├格闘型同士わいわいやれたらいいね！という方針のユニオンです。
├ユニオン活動はずっと【格闘*5】、ユニオン購入はずっと【機動力+3%】。
│ユニオン購入費は参加者人数によって変動しますが、恐らく【100-(設立者除く人数*2)c】。
├メンバーの誰かが死亡してしまった場合、該当者の参加許可を外し、
│空いた枠で随時新たな参加者を募集する可能性があります。ご了承ください。
├【101ユニオン】での交流も歓迎いたします。
└詳細・参加申請・設立者への連絡は下記URLにて。
　http://privatter.net/p/2238181