ENo.0511　ラヴィーネ

営業「コロッセオがもうじき閉会するそうですよ」

「あら、そうなの？」

営業「さして興味がないのですか？　出場回数がそれほど多くない割に、TOP10にいる貴女が」
と不思議そうな顔をしている。

初めこそ・・・いやいまでも「トップクラスの腕を持つハイドラ乗りとのバトル」
という場は、ハズレというものが少なく血沸き肉躍る楽しい場所でした。
ただ多くの腕利きがコロッセオに参入するために、最前線が不安定という事態が続いたために、
ミッションの報酬が引き上げられたことで是正されて、今ではコロッセオ人気も下火だ。

「ハイドラ乗りを相手に訓練ができる場所で戦い続けた人たちは強敵ですが、
私はそれほど腕がいいわけではないですよ？」

そう。レギュレーションとランキングポイントのシステムの隙間を縫って、
効率よくポイントを稼いだだけで、私個人としての腕はさほど良くはない。

営業「貴女自身の評価と世間の評価は違うようですよ？　
こうして招待状が来ていますし、参戦をお勧めしますよ」

「なら・・・試してみたいアセンブルで臨んでみましょうか」

営業「ええ。がんばってください」
ニヤリとした笑顔を浮かべるこの営業は、きっと
『あまい腕の良くないあなたでも上位に入れる我が社の製品』を応援しているのでしょうね。

セッキュ・ベーシュレード倶楽部へようこそ。

どんな素材が欲しい、パーツが欲しいとかの噂話をしばしば耳にするのが趣味の、酒場のテーブルさ。

基本的には私１人しか居ないところだ。備品の飲み物はご自由に飲んでよいぞ。
後片付けは絶対条件だがね。

制御を訓練5回、機動3％が基本。
許していただきたい。

667宛てに便箋送るとか、広域メッセージとか、秘密の鳥便が来た次第ウェルカムする。