第39週目 シシリー・M・Wの一週間
残像のシリーマウス 「うそっ、そんな……っ! なんで私は……!? あたしはシリーマウスっ、あ、あああ――――ッ!?」 |
◆日記
私ことシシリー・M・Wは確かなんとかクイーンとかいうやつ(その配下のバイオ兵器だっけ?)の霊障攻撃をカワし損ねてくたばったはずで、そんでくたばった人間というのはもう二度と動かないし戦えないし物を考えられないはずなのに、今こうやって動いてるし戦ってるし物を考えている。ここから論理的に導き出される結論は、私が人間じゃなかったってことだ。
そして私は今初めて意識を得たわけじゃなく、なんとかクイーンに殺されてから戦ってきている、その最中も意識がちゃんとあった。アセンブルを変えることもなく、誰かと通信をすることもなかったが、ラットフットに乗って戦い続けてきた。
ああ、ラットフット!
愛すべき私のハイドラ!
そして私の生みの親!
そして私の支配者!
今私の体はどれだけ傷ついても平気で、腕や足が切断されたってしばらくすればその辺の霧が集まってきて修復される。私の体は霧でできている。人間ではない。この人間ではない私を生み出したのが他でもないラットフットで、やつの心(ハイドラである彼のどこに心があるのか私は知らない。ミストエンジンか? 操縦棺か? フレームか? だがそもそも私の心だって心臓にあるのか脳にあるのか曖昧だ、てゆーか今となっては心臓も脳も霧なわけだし)にある、ずっとずっと昔にラットフットと出会った私の「オリジナル」との思い出が、この残像領域の霧に投影されて作られたのが私だ。
でも私はクイーンに殺されて、ラットフット君は私の死体、つーか私を構成していた霧を放出すると、また新しい「シシリー」を投影してその子と今も戦ってるだろう。
ところがどっこい、ラットフット君が私から興味を失っても私の意識は甦った。そして、今度は霧に、私自身の心から投影した「ラットフット」を作り上げ、それに乗って戦ってきた。
今私が乗っているハイドラは、私と同様に霧でできている奇妙な存在なわけだ。
大変ややこしいけれど、「オリジナル・シシリー」が「オリジナル・ラットフット」と出会って、その後「オリジナル・シシリー」が死んでしまったので「オリジナル・ラットフット」は何代も何代も「ミスト・シシリー」を創造、そのうちの一体が私であり、そして「オリジナル・ラットフット」に見放された「ミスト・シシリー=私」が、今度は私の意志で「ミスト・ラットフット」を作って、そいつにのって今まで戦ってきたというワケ。
私が何の話をしているかわかるだろうか。
親子の話だ。あるいは生命の話だし、心の話でもある。
人間の心はいつどこで生まれる? 精子と卵子にあるのか? 受精した瞬間に生まれるのか? 母胎内で? 出産? 生後5か月くらい? でも十歳でもニ十歳でも親の意思に従わされているならば心があると言えるのか?
つまりそういうことだ。
私にも「オリジナル・シシリー」が何者かはわからない。もしかしたら、そもそも彼女の時点でミストとかなんかそういう超常的なものだったのかもしれない。「オリジナル・シシリー」が「オリジナル・ラットフット」に「あなたは長年自分と戦場を共にしてきたラットフットだ」と初対面で話しかけたのはただ彼女が狂っていたんじゃないかと思うのだけれど、それも詳細は分からない。まあその侠気のおかげで「オリジナル・ラットフット」は自分がラットフットという定義をもらえたのだ。「オリジナル・シシリー」が「オリジナル・ラットフット」の親と言える。そして私のおばあちゃん。
おばあちゃんが死んでから、私の親の「オリジナル・ラットフット」は勝手に物を考えたり「ミスト・シシリー」を作るようになって――そう、その時初めて彼は彼の心を得たといえるんじゃないだろうか。
そして、私にも本当に心が生まれたといえるのは、私が「死」んで、「オリジナル・ラットフット」とも接続が断たれ、完全に放っておかれるようになってからなのだ。
クイーンに殺されてから、私が何を考えて現れる戦場を選んだか、誰かわかるだろうか? 私がアセンブルを変えなかったのが何故か、わかるだろうか? 誰もわからないだろう。
私の心を誰もわからない! 遥か高みにいる神様みたいな存在だってきっとわからない! それこそ、私が私だけの心を持っているということじゃあないか!
……生命体となった私は、今から親である「オリジナル・ラットフット」に会いに行く。
親孝行をするのか。親不孝をするのか。妹であるもう一人の「ミスト・シシリー」と挨拶をするだけか。
私の心と目的は、そう簡単には教えてあげない。
現行のシリーマウス:http://blacktea.sakura.ne.jp/mistofwar/RESULT/c0615.html
そして私は今初めて意識を得たわけじゃなく、なんとかクイーンに殺されてから戦ってきている、その最中も意識がちゃんとあった。アセンブルを変えることもなく、誰かと通信をすることもなかったが、ラットフットに乗って戦い続けてきた。
ああ、ラットフット!
愛すべき私のハイドラ!
そして私の生みの親!
そして私の支配者!
今私の体はどれだけ傷ついても平気で、腕や足が切断されたってしばらくすればその辺の霧が集まってきて修復される。私の体は霧でできている。人間ではない。この人間ではない私を生み出したのが他でもないラットフットで、やつの心(ハイドラである彼のどこに心があるのか私は知らない。ミストエンジンか? 操縦棺か? フレームか? だがそもそも私の心だって心臓にあるのか脳にあるのか曖昧だ、てゆーか今となっては心臓も脳も霧なわけだし)にある、ずっとずっと昔にラットフットと出会った私の「オリジナル」との思い出が、この残像領域の霧に投影されて作られたのが私だ。
でも私はクイーンに殺されて、ラットフット君は私の死体、つーか私を構成していた霧を放出すると、また新しい「シシリー」を投影してその子と今も戦ってるだろう。
ところがどっこい、ラットフット君が私から興味を失っても私の意識は甦った。そして、今度は霧に、私自身の心から投影した「ラットフット」を作り上げ、それに乗って戦ってきた。
今私が乗っているハイドラは、私と同様に霧でできている奇妙な存在なわけだ。
大変ややこしいけれど、「オリジナル・シシリー」が「オリジナル・ラットフット」と出会って、その後「オリジナル・シシリー」が死んでしまったので「オリジナル・ラットフット」は何代も何代も「ミスト・シシリー」を創造、そのうちの一体が私であり、そして「オリジナル・ラットフット」に見放された「ミスト・シシリー=私」が、今度は私の意志で「ミスト・ラットフット」を作って、そいつにのって今まで戦ってきたというワケ。
私が何の話をしているかわかるだろうか。
親子の話だ。あるいは生命の話だし、心の話でもある。
人間の心はいつどこで生まれる? 精子と卵子にあるのか? 受精した瞬間に生まれるのか? 母胎内で? 出産? 生後5か月くらい? でも十歳でもニ十歳でも親の意思に従わされているならば心があると言えるのか?
つまりそういうことだ。
私にも「オリジナル・シシリー」が何者かはわからない。もしかしたら、そもそも彼女の時点でミストとかなんかそういう超常的なものだったのかもしれない。「オリジナル・シシリー」が「オリジナル・ラットフット」に「あなたは長年自分と戦場を共にしてきたラットフットだ」と初対面で話しかけたのはただ彼女が狂っていたんじゃないかと思うのだけれど、それも詳細は分からない。まあその侠気のおかげで「オリジナル・ラットフット」は自分がラットフットという定義をもらえたのだ。「オリジナル・シシリー」が「オリジナル・ラットフット」の親と言える。そして私のおばあちゃん。
おばあちゃんが死んでから、私の親の「オリジナル・ラットフット」は勝手に物を考えたり「ミスト・シシリー」を作るようになって――そう、その時初めて彼は彼の心を得たといえるんじゃないだろうか。
そして、私にも本当に心が生まれたといえるのは、私が「死」んで、「オリジナル・ラットフット」とも接続が断たれ、完全に放っておかれるようになってからなのだ。
クイーンに殺されてから、私が何を考えて現れる戦場を選んだか、誰かわかるだろうか? 私がアセンブルを変えなかったのが何故か、わかるだろうか? 誰もわからないだろう。
私の心を誰もわからない! 遥か高みにいる神様みたいな存在だってきっとわからない! それこそ、私が私だけの心を持っているということじゃあないか!
……生命体となった私は、今から親である「オリジナル・ラットフット」に会いに行く。
親孝行をするのか。親不孝をするのか。妹であるもう一人の「ミスト・シシリー」と挨拶をするだけか。
私の心と目的は、そう簡単には教えてあげない。
現行のシリーマウス:http://blacktea.sakura.ne.jp/mistofwar/RESULT/c0615.html
NEWS
本日のニュースですイワシヤマ動物園で、元気なカピバラの赤ちゃんが誕生しました
動物園では、名付け親を募集しています
ファンからは、「ずっと見守っていました」との喜びの声が……
メルサリアからのメッセージ 「もうすぐ、別れの時が来る。短い付き合いだったが、千年の時のように長く感じる」 |
メルサリアからのメッセージ 「わたしの再起動は、昨日で不可能になった。繰り返しすぎたんだ。もう、このボディを最後にわたしの寿命は尽きる」 |
メルサリアからのメッセージ 「最後に、君の願いでも聞いてやりたいところだが、残念ながら……わたしはここを一歩も動けないんだ」 |
メルサリアからのメッセージ 「わたしはすでに、アンビエント・ユニットとしてドゥルガーに接続されている。不思議と……心地よい気分だ」 |
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
バルーナスからの信用……♥♥♥♥♥♥♥♥
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2950
攻撃戦果補正0.85%
支援戦果補正0.92%
防衛戦果補正1.55%
フリー補正 2%
サブクエスト0.5%
合計現金収入3126
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額102
整備請求額 0
ユニオン費 0
◆経験値が200増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正0.85%
支援戦果補正0.92%
防衛戦果補正1.55%
フリー補正 2%
サブクエスト0.5%
合計現金収入3126
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額102
整備請求額 0
ユニオン費 0
◆経験値が200増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
キャラデータ
名前
シシリー・M・W
愛称
シリーマウス
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プロフィール
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「ヒトの癖に空を飛ぼうとするからさあ! 鼠に食われて落ちなよォ!」 どこからか残像領域にやってきた、18歳の女。 身長152cm、体重45Kgと小柄。 釣り目気味の顔にツンツンした白いショートヘアで、前髪に一房赤いメッシュが入っている。 戦闘をとことん楽しむ性格で、そのためにハイドラ乗りをしている。 乗機は機動性と跳躍力を重視した軽量ハイドラ、ラットフット(Rat Foot)。 高いジャンプから急接近して格闘武器による一閃を好む。 また、自分より高くジャンプするハイドラ、更には飛行するハイドラを倒したがる癖がある。 鼠が配線を食い荒らすように敵機を落とすため、また狂った鼠のようにピョンピョン跳ねて戦うため、本名とかけてシリーマウスという愛称がある。 本人も気に入っているのかエンブレムに鼠を取り入れている。 本名のM・Wが何の略なのかを教えられたものはいない。 それ以外も過去のことを聞かれると思わせぶりにぼかす。 ただ、彼女が闘いに血と肉の昂りを覚える性格なことは確かなようである。 ※イラストなど プロフ・アイコン・カットインなどキャラ絵全般はキャラクターなんとか機に少女セットを合わせて使い、背景にはyamaha様のフリー素材を使って作らせていただきました。 エンブレムアイコン、機体絵は霧戦争公式配布ののシルウェストリス航空のエンブレムを改造させていただきました。 PL:高島津諦 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 操縦棺C | 霧棺 [28/減霧/減霧] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 頭部B | 頭部らしきものB(耐霊・噴霧・強度28) [28/耐霊/噴霧]《装備:9》 | ▼詳細 |
3 | 頭部B | ダイヤのトレイ [27/精度/精度] | ▼詳細 |
4 | 出力低下誘発A | ECM-11『衰退する世界モーント』 [30/耐火/跳躍] | ▼詳細 |
5 | 重ブースターA | droimarAis:T/M [34/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
6 | 軽ブースターA | 電光石火 [29/耐電/突撃態勢] | ▼詳細 |
7 | 電磁ブレードA | 幕末超電磁ブレード『ハイパーマサムネ』 [33/高握力/高握力] 火力[2250] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[854] 精度[87] 貯水量[273] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1416] 金額[578] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
8 | 粒子スピアA | 窮鼠龍ヲ咬ム [31/薄装甲/耐火]《装備:11》 火力[1699] 連撃数[1] AP[-31] 防御属性[火炎] 防御値[641] 精度[160] 貯水量[160] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[330] 金額[628] 重量[154] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
9 | エンジンB | Death of Butterfly [31/突撃態勢/突撃態勢]《装備:5》 | ▼詳細 |
10 | 粒子ブレードA | 霊子ブレード [35/薄装甲/耐霊]《装備:7》 火力[1697] 連撃数[1] AP[-35] 防御属性[霊障] 防御値[770] 精度[109] 貯水量[219] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[450] 金額[450] 重量[98] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
11 | ヒートストリングA | 鍵縄手御免 [26/耐電/高圧軽量] 火力[335] 連撃数[4] 防御属性[電子] 防御値[851] 精度[212] 貯水量[48] 弾数[20] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[35] 金額[396] 弾薬費[5] 重量[121] [火炎格闘] *作者* |
▼詳細 |
12 | エンジンB | Death of Butterfly [31/突撃態勢/突撃態勢]《装備:6》 | ▼詳細 |
13 | パイルA | パイル『トールハンマー』 [27/重量軽減/重量軽減] 火力[2214] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[895] 貯水量[304] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[104] 金額[594] 弾薬費[140] 重量[46] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
14 | ヒートストリングA | HS-02[ラプター] [29/高握力/臂力] 火力[369] 連撃数[4] 防御属性[火炎] 防御値[887] 精度[226] 貯水量[51] 弾数[20] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[39] 金額[482] 弾薬費[5] 重量[160] [火炎格闘] *作者* |
▼詳細 |
15 | 重ブースターA | droimarAis:T/M [34/薄装甲/薄装甲]《装備:8》 | ▼詳細 |
16 | 頭部C | デストロイヤー・マインド [33/高握力/高握力]《装備:3》 | ▼詳細 |
17 | ヒートソードA | ドラゴンドライヤー [30/耐霊/臂力] 火力[1392] 連撃数[1] 防御属性[霊障] 防御値[909] 精度[168] 貯水量[294] 弾数[5] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[43] 金額[555] 弾薬費[50] 重量[130] [火炎格闘] *作者* |
▼詳細 |
18 | 軽ブースターA | シリーウォーク [25/高機動/機動] | ▼詳細 |
19 | 軽逆関節A | 耐物ネズアシ [33/耐物/重保証] 機動[830] 跳躍[283] AP[453] 旋回速度[1133] 防御属性[物理] 防御値[258] 貯水量[113] 積載量[2100] 消費EN[139] 金額[1129] 重量[833] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
21 | 出力低下誘発A | ビトウィーン・ザ・シーツⅡ [34/高誘発/高誘発]《装備:10》 | ▼詳細 |
22 | エンジンA | 軽量型エンジン『ハミングバード』 [26/高圧軽量/重量軽減] | ▼詳細 |
23 | エンジンA | 軽量型エンジン『ハミングバード』 [26/高圧軽量/重量軽減] | ▼詳細 |
24 | --- | --- | --- |
25 | パイルA | くいころし [27/耐物/臂力] 火力[2157] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[884] 貯水量[293] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[100] 金額[401] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
26 | 操縦棺A | アサルトアーマーⅡ [32/突撃態勢/突撃態勢]《装備:1》 | ▼詳細 |
27 | 軽逆関節A | 『善意』 [34/重暴力/重暴力]《装備:2》 機動[831] 跳躍[279] AP[447] 旋回速度[1118] 防御属性[粒子] 防御値[229] 貯水量[111] 積載量[2100] 消費EN[137] 金額[654] 重量[868] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
28 | ヒートソードA | ヒートアックス『丸太腕の与作』 [33/高握力/耐物] 火力[1514] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[940] 精度[174] 貯水量[304] 弾数[5] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[77] 金額[509] 弾薬費[50] 重量[130] [火炎格闘] *作者* |
▼詳細 |
29 | --- | --- | --- |
30 | --- | --- | --- |
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