ENo.0003　ささみ

モミジ・アーモリーの一室。
机がある部屋に１台のモニターがあり、男が映し出されている。
「は、はい。わかりました。では、そのように。失礼します。」
ぎこちない動作で部屋を出ていくのは金髪を結んだ女性。
「……さて、彼女の腕ならば、戦果を上げられなかったとしても、役目は十分果たしてくれるだろう……さて、どうなるかな」
モニタに映る男は眉一つ動かさず、扉を見つめていた。

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MA廊下。
「うぇー、やっぱ緊張するー。威圧感すごいよあの人～」
ヘッドセットに通信が入る。
「はーいこころちゃん、なーにー」
「ささみ、新しい技術主任がいらしてよ」
「うぇっ！？早……。分かった、すぐに行くね。」

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ささみちゃんメモ
・ハイドラライダーとして登録、スポンサーから機体がもらえるんだけど、なかなかハードな構成になるみたい。ちゃんと乗りこなせるかな？最初はシミュレーションみたいなものらしいし、しっかり調整しなきゃね。
・ここに来て結構たって、だいぶ慣れてきたかな、ってところ。一つ気になるのは、ここモミジアーモリー、別名「カーティレイジ個人銃器工廠」は携行火器の開発が主らしいけど、ハイドラの整備もできるみたい。今の御時世仕方ないんだろうけど、それにしたって個人用なのに10機分のハンガーがあるって……変じゃない？

形式上申請したユニオン。
個人の銃器工廠をベースにしており、パーツの整備が行える設備があるほか、
個人携行用の銃器の開発製造も行っている。らしい。
シューティングレンジや休憩スペースもあるよ。