第1週目 ラスティ・ネイルの一週間
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格闘*3の訓練をしました
格闘*3が10上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が11上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が12上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が13上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が14上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が16上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が17上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が19上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が21上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が23上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が25上昇した
格闘*3の訓練をしました経験値が足りない
簡易操縦棺Dを作製した!!
簡易軽多脚Aを作製した!!
簡易エンジンDを作製した!!
簡易エンジンDを作製した!!
簡易エンジンDを作製した!!
簡易エンジンDを作製した!!
簡易軽ブースターAを作製した!!
簡易軽ブースターAを作製した!!
簡易軽ブースターAを作製した!!
簡易頭部Cを作製した!!
簡易粒子スピアAを作製した!!
素材を1個手に入れた!
ラスティ・ネイルは残像領域の基地で出撃の時を待っていた
ここでお金を稼ぐことがあなたの使命だ
冷たい格納庫の中、整備の手を休め、あなたは横になる
鉄骨むき出しの天井を見上げ、あなたは出撃のサイレンが鳴るまでひと時の休息を味わっていた……
◆日記
薄暗い部屋、独房……、『ぼく』という兵器の格納庫。
鉄格子から見える景色はいつもと変わらない、無機質なコンクリートがただ横たわっているだけ。
『禁忌戦争』から5年……。勢力図が大幅に乱れた残像領域では、新たな支配権を巡って勢力争いが勃発していた。
そんな折に開発されたのがぼく……、『人型生体兵器』だった。
戦争に最適化されたヒューマノイド。
様々な兵器の使い方を瞬時に理解、適応し、殺す。
無数の戦況から戦術を適時判断、実行し、殺す。
無尽蔵のスタミナと高い身体能力で敵を捻じ伏せ、拘束し、殺す。
殺して殺して殺して殺して殺してきた。これがぼくの人生。
ただミッションアラートが鳴り響いて、命令が下されて、実行する。ただそれだけの機械でしかない。
でも、その日は違った。
アラートの代わりに、突然研究所のブレーカーが落ちた。
情けない機械音とともに独房が暗闇に包まれる。
『あー、あー、我々はランストラ北方調査騎士中隊グレイル。私は隊長の祟鬼漬クロガネだ。
君たちの研究は無意味な戦争を呼び起こし、戦いを激化させるものだとの裁定が下された。
研究所のシステムはすでに掌握済みだから、おとなしく降伏して出てきて欲しい。傷つけるつもりはない。』
拡声器を通した女の声。
ランストラ……、聞いたことがある。数年前に急速に力をつけ始めた辺境の王国だ。
前の雇い主は『自分たちの理念を押し付ける厄介な自警団』だと揶揄してたっけ。そんなレベルには思えないけど。
『繰り返す、我々は……ってちょっと!?ああもう!傷つけるつもりはないって言ってるじゃないか!
直ちに攻撃をやめて降伏しろ!それは最終通告だ!……ってもう!最終通告だってば!ストップストップー!!』
「んぐっ……。」
あまりの素っ頓狂な声に、変な笑みがこぼれる。正直今のは面白かった。
ぼくも研究所の援護に回った方がいいのだろうけど、命令は下されないし、独房からは出られない。
『……仕方ない。グレイル、各自状況を判断しつつ突撃開始。捕縛を優先せよ。
どうしても危険な時は迷わず自分の命を優先しろ。……状況によっては発砲も許可する。』
その言葉からほどなくして、凄まじい轟音があたりを揺らす。あーあ、さっさと降伏しておけばよかったのに。
だいたいこういう時は、そのつもりがなくても何人かは死ぬんだ。
「うああああああ!!!!やめろ!やめろおおおおおおお!!!!!!」
叫び声が聞こえる。この声は確か……、毎日のように嫌味を言ってくる監視員の声だ。
状況判断がどーだとか、兵器のくせに態度がどーのとか、ぼくを見下して、やたら口うるさい男だったな。
恐慌状態に陥って銃を乱射しているらしい。バカなやつだ、とりあえず降伏していれば殺されることはないだろうに。
「はぁ、早く終わらないかな……。」
ただただ退屈だった。悲鳴、発砲、爆音……。耳障りで、聴きなれていて、飽き飽きしてて。
ぼーっとやり過ごしていると、ひたひたと足音が近づいてくる。誰だろう、研究員か、はたまた騎士団か。
どっちでもよかった。死のうが生きようが、どう転ぼうと気は紛れるはずだから。
「ねぇ、なにしてるの?」
声を掛けられて顔を上げると、そこにいたのは一人の少女だった。
緑色の長い髪、透き通るような肌の色、ぼろ布のようなワンピース、裸足で歩いてきたらしい。
こんな場所にはあまりにも不釣り合いな、小さな女の子。
目が合うと彼女は屈託のない笑みを浮かべる。
「……誰だよ。」
研究員にも、騎士団にも見えない少女に問いかける。
「私はね、ニーアっていうの。君の名前は?」
そう言うと、鉄格子越しに手を差し伸べる。
「……名前なんてない。」
そう言って手を軽く払いのけた。
少女はぷくーっとむくれて見せる。ちょっとだけ可愛らしくて、その顔が可笑しかった。
「ぷっ、はは……。なんだよその顔。」
ぼくが少し笑ったのを見ると、彼女はぱあっと明るい笑顔を向けた。
「ねぇねぇ、なんでここから出ないの?危ないよ?」
「独房には鍵が掛かってるから、出ようにも出られないだけさ。
それに、危ないのはそっちもだろ?さっさと逃げないと、お前だって死んじゃうぞ。」
「ここから出たい?」
「そりゃまぁ、……出たいかな。少しは退屈も紛れるだろうし。」
「じゃ、出したげる。」
「……は?」
その途端ガシャガシャと音を立てて鉄格子が外れていく。
あまりに理解を超えた出来事に呆然としていると、いつの間にかそばまで寄ってきていた少女がぼくの顔を覗き込む。
「ほら、行こう?」
そう言ってぼくの手を握る。ひんやりとした、柔らかい肌の感触。
ああ、うん。と軽く返事を返すと、彼女……ニーアは嬉しそうに笑った。
少女に手を引かれてよたよたと檻から出る。いつの間にか研究所は静かになっていた。
廊下に人影はない。おそらくほとんどの人間が拘束されたのだろう。
正直なところ、もっと戦場じみた光景が広がっているのかと思っていた。彼らが争いを望まないのは本当らしい。
ふと、何かを蹴った感触があった。足元に目をやる、ああ、あの監視員か。
……っはは。死んでる。馬鹿だな、抵抗しなければもっとマシな人生を送れただろうに。
足で軽く頭を小突いてやる。血濡れのマヌケ面がぐらぐらと揺れた。
「……おい。仏さんはおもちゃじゃねーぞ。」
声のした方を見ると、一人の男が腹から血を流して壁にもたれていた。
胸にはアヴァロンの紋章が刻まれている。ランストラ騎士団か。
外壁は大穴が開いて、光が差し込んでいた。
「なんだよ、あんたも死にかけじゃん。」
監視員の頭をガッっと蹴飛ばしてから、騎士に近づいてやる。
暗闇に目が慣れていたせいか、太陽の光が眩しい。
「暗がりでよく見えなかったが……、小僧と嬢ちゃんじゃねぇか。保護し忘れたか……?
っつーか、そっちの方向は確か……。あー、いや、なんでもねぇ。」
そう言って男はポリポリと頭を掻く。
「思ったよりよく喋るんだな、おっさん。もうすぐ死ぬんじゃないのか?」
屈んで目線を合わせてやると、そいつは軽く笑った。
「んや、死ぬだろうな。なにせ土手っ腹に穴が開いてやがる。
そこの仏さんが聞く耳持たねぇってなもんだから、近づいて説得しようとしたら撃たれちまった。」
その言葉を聞いて、警備員の死体を親指で示す。
「で、咄嗟に撃ち返してああなったわけだ。」
「……まぁそういうこったな。」
言いながら男はタバコに火をつける。
「ところでガキンチョ。親御さんは?もし研究員だったら悪いことしたな。
ここはもぬけの殻になっちまったが、他に行く当てはあるのか?」
「ないよ、そんなもの。親なんていないし、ここだって居場所なんかじゃない。」
「そうかい。まぁそういうこともあるよな……。」
「なんだよ、そんなこと聞いて。なにかしてくれるわけ?」
ん、と男は壁に空いた大穴の方を指差す。
そこには、騎士をかたどった一機のウォーハイドラが佇んでいた。
「お前らにやるよ、それ。」
そう言って認証キーをこちらに放り投げる。
「……どういう意味?」
「言葉通りの意味だよ。この残像領域で力のないガキをほっぽっちゃ、どっかで野垂れ死ぬのがオチだろ?
それを見るのが忍びないってだけさ。……どっちにしろ、俺はくたばっちまうしな。」
言いながら二本目のタバコに火をつける。
ふとニーアの方に目をやったが、特に煙は気にしてないらしい。
「……まぁ、感謝しとくよ。」
「認証コードは『蒼空』だ。それと、どうしても行く場所がないなら『グレイル』を訪ねるといい。
その時はついでに……っと。俺のドッグタグも渡してくれ。」
男はまたドッグタグを投げて寄越す。それには『ダルトン・グレイ』と記されていた。
「祟鬼漬隊長の事だ、悪いようにはしねぇだろうさ。」
「そう、ありがとうおっさん。……ほら、行くぞニーア。」
少女の手を引いてハイドラへ向かう。男のはいた煙が、ぷかぷかと宙に浮かんだ。
「――これ、二人で入れるかな。」
コクピットの中は割と手狭な上、男の私物が散乱していた。
懐中時計、飲みかけのスポーツドリンク、ページのよれたグラビア雑誌……。
この表紙の女、ランストラの放送で見たことあるような気がするが、思い違いだろうか……?
「なぁニーア、どうやって入ればいいと思う?操縦はぼくにしか出来ないだろうし……。」
「わたしはシートの後ろの掴まってるから、気にしないでいいよ。ね?」
彼女は屈託のない笑みを浮かべる。
その表情を見ると、それ以上はなにも言えなくなった。
「まぁそれでいいなら……いいけど。」
シートに腰かけて、キーを差し込む。認証コードは蒼空。
操作パネルが起動し、システム名と機体名が表示される。
「カリバーン……。」
ハイドラの名を呟く。少なくともぼくはこれから、こいつに命を預けることになるのだ。
死んだって構わない。そう思いはするものの、せっかくだから平凡な外の世界を知りたかった。
戦う事しかなかった日々も、もしかしたら終わるのかもしれない。そんな淡い期待が芽生えつつあるのを感じた。
背中越しに少女が問いかける。
「……怖いの?」
「どうかな、よく分から――」
その返答を遮るかのように、突如ミッションアラートが鳴り響く。
企業『マテリアルベルト発動機』からの指令。依頼内容は敵の殲滅。
こちらにはハイドラがある。実行可能、問題はない。
「――任務受諾、状況開始。」
ぼくの思考は、完全に書き換わっていた。
鉄格子から見える景色はいつもと変わらない、無機質なコンクリートがただ横たわっているだけ。
『禁忌戦争』から5年……。勢力図が大幅に乱れた残像領域では、新たな支配権を巡って勢力争いが勃発していた。
そんな折に開発されたのがぼく……、『人型生体兵器』だった。
戦争に最適化されたヒューマノイド。
様々な兵器の使い方を瞬時に理解、適応し、殺す。
無数の戦況から戦術を適時判断、実行し、殺す。
無尽蔵のスタミナと高い身体能力で敵を捻じ伏せ、拘束し、殺す。
殺して殺して殺して殺して殺してきた。これがぼくの人生。
ただミッションアラートが鳴り響いて、命令が下されて、実行する。ただそれだけの機械でしかない。
でも、その日は違った。
アラートの代わりに、突然研究所のブレーカーが落ちた。
情けない機械音とともに独房が暗闇に包まれる。
『あー、あー、我々はランストラ北方調査騎士中隊グレイル。私は隊長の祟鬼漬クロガネだ。
君たちの研究は無意味な戦争を呼び起こし、戦いを激化させるものだとの裁定が下された。
研究所のシステムはすでに掌握済みだから、おとなしく降伏して出てきて欲しい。傷つけるつもりはない。』
拡声器を通した女の声。
ランストラ……、聞いたことがある。数年前に急速に力をつけ始めた辺境の王国だ。
前の雇い主は『自分たちの理念を押し付ける厄介な自警団』だと揶揄してたっけ。そんなレベルには思えないけど。
『繰り返す、我々は……ってちょっと!?ああもう!傷つけるつもりはないって言ってるじゃないか!
直ちに攻撃をやめて降伏しろ!それは最終通告だ!……ってもう!最終通告だってば!ストップストップー!!』
「んぐっ……。」
あまりの素っ頓狂な声に、変な笑みがこぼれる。正直今のは面白かった。
ぼくも研究所の援護に回った方がいいのだろうけど、命令は下されないし、独房からは出られない。
『……仕方ない。グレイル、各自状況を判断しつつ突撃開始。捕縛を優先せよ。
どうしても危険な時は迷わず自分の命を優先しろ。……状況によっては発砲も許可する。』
その言葉からほどなくして、凄まじい轟音があたりを揺らす。あーあ、さっさと降伏しておけばよかったのに。
だいたいこういう時は、そのつもりがなくても何人かは死ぬんだ。
「うああああああ!!!!やめろ!やめろおおおおおおお!!!!!!」
叫び声が聞こえる。この声は確か……、毎日のように嫌味を言ってくる監視員の声だ。
状況判断がどーだとか、兵器のくせに態度がどーのとか、ぼくを見下して、やたら口うるさい男だったな。
恐慌状態に陥って銃を乱射しているらしい。バカなやつだ、とりあえず降伏していれば殺されることはないだろうに。
「はぁ、早く終わらないかな……。」
ただただ退屈だった。悲鳴、発砲、爆音……。耳障りで、聴きなれていて、飽き飽きしてて。
ぼーっとやり過ごしていると、ひたひたと足音が近づいてくる。誰だろう、研究員か、はたまた騎士団か。
どっちでもよかった。死のうが生きようが、どう転ぼうと気は紛れるはずだから。
「ねぇ、なにしてるの?」
声を掛けられて顔を上げると、そこにいたのは一人の少女だった。
緑色の長い髪、透き通るような肌の色、ぼろ布のようなワンピース、裸足で歩いてきたらしい。
こんな場所にはあまりにも不釣り合いな、小さな女の子。
目が合うと彼女は屈託のない笑みを浮かべる。
「……誰だよ。」
研究員にも、騎士団にも見えない少女に問いかける。
「私はね、ニーアっていうの。君の名前は?」
そう言うと、鉄格子越しに手を差し伸べる。
「……名前なんてない。」
そう言って手を軽く払いのけた。
少女はぷくーっとむくれて見せる。ちょっとだけ可愛らしくて、その顔が可笑しかった。
「ぷっ、はは……。なんだよその顔。」
ぼくが少し笑ったのを見ると、彼女はぱあっと明るい笑顔を向けた。
「ねぇねぇ、なんでここから出ないの?危ないよ?」
「独房には鍵が掛かってるから、出ようにも出られないだけさ。
それに、危ないのはそっちもだろ?さっさと逃げないと、お前だって死んじゃうぞ。」
「ここから出たい?」
「そりゃまぁ、……出たいかな。少しは退屈も紛れるだろうし。」
「じゃ、出したげる。」
「……は?」
その途端ガシャガシャと音を立てて鉄格子が外れていく。
あまりに理解を超えた出来事に呆然としていると、いつの間にかそばまで寄ってきていた少女がぼくの顔を覗き込む。
「ほら、行こう?」
そう言ってぼくの手を握る。ひんやりとした、柔らかい肌の感触。
ああ、うん。と軽く返事を返すと、彼女……ニーアは嬉しそうに笑った。
少女に手を引かれてよたよたと檻から出る。いつの間にか研究所は静かになっていた。
廊下に人影はない。おそらくほとんどの人間が拘束されたのだろう。
正直なところ、もっと戦場じみた光景が広がっているのかと思っていた。彼らが争いを望まないのは本当らしい。
ふと、何かを蹴った感触があった。足元に目をやる、ああ、あの監視員か。
……っはは。死んでる。馬鹿だな、抵抗しなければもっとマシな人生を送れただろうに。
足で軽く頭を小突いてやる。血濡れのマヌケ面がぐらぐらと揺れた。
「……おい。仏さんはおもちゃじゃねーぞ。」
声のした方を見ると、一人の男が腹から血を流して壁にもたれていた。
胸にはアヴァロンの紋章が刻まれている。ランストラ騎士団か。
外壁は大穴が開いて、光が差し込んでいた。
「なんだよ、あんたも死にかけじゃん。」
監視員の頭をガッっと蹴飛ばしてから、騎士に近づいてやる。
暗闇に目が慣れていたせいか、太陽の光が眩しい。
「暗がりでよく見えなかったが……、小僧と嬢ちゃんじゃねぇか。保護し忘れたか……?
っつーか、そっちの方向は確か……。あー、いや、なんでもねぇ。」
そう言って男はポリポリと頭を掻く。
「思ったよりよく喋るんだな、おっさん。もうすぐ死ぬんじゃないのか?」
屈んで目線を合わせてやると、そいつは軽く笑った。
「んや、死ぬだろうな。なにせ土手っ腹に穴が開いてやがる。
そこの仏さんが聞く耳持たねぇってなもんだから、近づいて説得しようとしたら撃たれちまった。」
その言葉を聞いて、警備員の死体を親指で示す。
「で、咄嗟に撃ち返してああなったわけだ。」
「……まぁそういうこったな。」
言いながら男はタバコに火をつける。
「ところでガキンチョ。親御さんは?もし研究員だったら悪いことしたな。
ここはもぬけの殻になっちまったが、他に行く当てはあるのか?」
「ないよ、そんなもの。親なんていないし、ここだって居場所なんかじゃない。」
「そうかい。まぁそういうこともあるよな……。」
「なんだよ、そんなこと聞いて。なにかしてくれるわけ?」
ん、と男は壁に空いた大穴の方を指差す。
そこには、騎士をかたどった一機のウォーハイドラが佇んでいた。
「お前らにやるよ、それ。」
そう言って認証キーをこちらに放り投げる。
「……どういう意味?」
「言葉通りの意味だよ。この残像領域で力のないガキをほっぽっちゃ、どっかで野垂れ死ぬのがオチだろ?
それを見るのが忍びないってだけさ。……どっちにしろ、俺はくたばっちまうしな。」
言いながら二本目のタバコに火をつける。
ふとニーアの方に目をやったが、特に煙は気にしてないらしい。
「……まぁ、感謝しとくよ。」
「認証コードは『蒼空』だ。それと、どうしても行く場所がないなら『グレイル』を訪ねるといい。
その時はついでに……っと。俺のドッグタグも渡してくれ。」
男はまたドッグタグを投げて寄越す。それには『ダルトン・グレイ』と記されていた。
「祟鬼漬隊長の事だ、悪いようにはしねぇだろうさ。」
「そう、ありがとうおっさん。……ほら、行くぞニーア。」
少女の手を引いてハイドラへ向かう。男のはいた煙が、ぷかぷかと宙に浮かんだ。
「――これ、二人で入れるかな。」
コクピットの中は割と手狭な上、男の私物が散乱していた。
懐中時計、飲みかけのスポーツドリンク、ページのよれたグラビア雑誌……。
この表紙の女、ランストラの放送で見たことあるような気がするが、思い違いだろうか……?
「なぁニーア、どうやって入ればいいと思う?操縦はぼくにしか出来ないだろうし……。」
「わたしはシートの後ろの掴まってるから、気にしないでいいよ。ね?」
彼女は屈託のない笑みを浮かべる。
その表情を見ると、それ以上はなにも言えなくなった。
「まぁそれでいいなら……いいけど。」
シートに腰かけて、キーを差し込む。認証コードは蒼空。
操作パネルが起動し、システム名と機体名が表示される。
「カリバーン……。」
ハイドラの名を呟く。少なくともぼくはこれから、こいつに命を預けることになるのだ。
死んだって構わない。そう思いはするものの、せっかくだから平凡な外の世界を知りたかった。
戦う事しかなかった日々も、もしかしたら終わるのかもしれない。そんな淡い期待が芽生えつつあるのを感じた。
背中越しに少女が問いかける。
「……怖いの?」
「どうかな、よく分から――」
その返答を遮るかのように、突如ミッションアラートが鳴り響く。
企業『マテリアルベルト発動機』からの指令。依頼内容は敵の殲滅。
こちらにはハイドラがある。実行可能、問題はない。
「――任務受諾、状況開始。」
ぼくの思考は、完全に書き換わっていた。
NEWS
本日のニュースですきょうで『禁忌戦争』から5年が経ちました
あの時、最後に姿を消したメルサリア氏とハイドラ大隊
彼らが救ったと言われている世界は、きょうも続いており、我々は彼らを待つほかありません
霧は消え、巨大樹木の世界となったいま、彼らは少し迷っているのかもしれません
霧と共に消えた彼らは、今どこにいるのでしょうか。それは、誰にも――
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「さて、シルウェストリス航空へようこそ。君に、空の旅路が示されんことを」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「遺跡探索、協力に感謝する。こちらからは、ミッションの斡旋と工房のレンタルや部品供給をサポートする」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「不安はないか? 何か困ったことがあったら、いつでも連絡してくれ。シルウェストリスはファーストクラスでだいじょうV!」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「……このキャッチコピーが酷いランキングで、デスケル重工と首位を争っているのは、誠に不満だが……まぁ、よろしく」 |
◆訓練
◆作製
Breaktime-Breakerを作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に簡易操縦棺Dを装備した
脚部2に簡易軽多脚Aを装備した
スロット3に簡易エンジンDを装備した
スロット4に簡易エンジンDを装備した
スロット5に簡易エンジンDを装備した
スロット6に簡易エンジンDを装備した
スロット7に簡易軽ブースターAを装備した
スロット8に簡易軽ブースターAを装備した
スロット9に簡易軽ブースターAを装備した
スロット10に簡易頭部Cを装備した
スロット11に簡易粒子スピアAを装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……休暇
RP+2
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
ユニオン活動
ランストラ北方調査騎士中隊『グレイル』の活動記録
ラキア・パラミダスが治める国『ランストラ』から派遣された遠征騎士団。
紛争の鎮圧が目的で残像領域にはよく訪れる部隊だが、今回の目的は遺跡の調査と解明が主。
人員はどれだけあっても足りないようで、様々なライダーに広く協力を募っている。
正式に入隊する必要はなく、寝床や飯の確保、小遣い稼ぎでの助力も大歓迎。
隊長の『祟鬼漬クロガネ』が温かく迎えてくれるはずだ。
部隊に不足している近接特化のライダーを育成するため、ユニオン活動は【格闘×5】。
ユニオン購入は【機動力+3%】、たまに【素材+1】になる予定です。(その時はなるべく通知します)
紛争の鎮圧が目的で残像領域にはよく訪れる部隊だが、今回の目的は遺跡の調査と解明が主。
人員はどれだけあっても足りないようで、様々なライダーに広く協力を募っている。
正式に入隊する必要はなく、寝床や飯の確保、小遣い稼ぎでの助力も大歓迎。
隊長の『祟鬼漬クロガネ』が温かく迎えてくれるはずだ。
部隊に不足している近接特化のライダーを育成するため、ユニオン活動は【格闘×5】。
ユニオン購入は【機動力+3%】、たまに【素材+1】になる予定です。(その時はなるべく通知します)
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
格闘の訓練をしました
格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
ENo.175からのメッセージ>>クロガネ 「さーて、誰かが来る前に部屋の掃除とかしとかないとね。 手当は本国から出るからいいとして、食料の確保やらなんやらを……。 あれ、もしかして思った以上にやること山積みなのでは?」 |
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1050
攻撃戦果補正7.24%
支援戦果補正5.41%
防衛戦果補正6.55%
フリー補正 2%
敵警戒値補正0.2%
合計現金収入1292
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 -100
ユニオン利子100
◆経験値が10増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正7.24%
支援戦果補正5.41%
防衛戦果補正6.55%
フリー補正 2%
敵警戒値補正0.2%
合計現金収入1292
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 -100
ユニオン利子100
◆経験値が10増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
NamelessはパンツァークリンゲA設計書を入手した!
Namelessは姿勢制御装置20を入手した!
Namelessは保証書20を入手した!
明日の戦場
第11ブロック
霧に消えた部隊
とある部隊が霧に隠れて消息不明になった後、再び現れた。奇妙なことに、我々を敵だと思い攻撃を続けている。説得は不可能だ。全滅させてくれ
来週の霧濃度:90%
来週の電磁波:111%
来週の警戒値:210%
エマニュエル・スミス |
フィガロ・ピースレイ |
ジストメア・スヴェニア |
カーボ・トラグファイ |
人生のハンドルを切りすぎた女 |
S·"アフターイメージ"·アルバレスト |
B.M.Bros. |
ラスティ・ネイル |
ランブリーネ |
ヒコーキ・タニヤマ |
ハインツ・ホロウルーク |
インシオン |
アマレット |
ココロ持つ機械『ドラーゲ』 |
ネリー・アイシャム |
ルート・ロックサイド |
赤目 |
トライト・テングドロス |
エイプリル・ストーン |
ツギハギのマ王 |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『霊場』[霊障] |
『霊場』[霊障] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
機動破壊兵器『テンペスト』[粒子] |
機動破壊兵器『テンペスト』[粒子] |
機動破壊兵器『テンペスト』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
キャラデータ
名前
ラスティ・ネイル
愛称
Nameless
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Nameless 名前を持たない『人型生体兵器』。 あらゆる戦争、特に市街戦において真価を発揮するパーフェクトソルジャー。 どのような命令でも疑問を抱かずに実行するよう設計されており、人間としての権利はほぼないと言っていい。 戦況を混沌に陥れ、戦争を激化させるための運用がなされていたが『グレイル』に危険視されたことで研究所が崩壊。 突如現れた謎の少女に助け出され、自由を手に入れる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 操縦棺D | 簡易操縦棺D [20/臂力/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 軽多脚A | 簡易軽多脚A [20/臂力/---]《装備:2》 機動[490] 跳躍[122] AP[965] 旋回速度[912] 防御属性[霊障] 防御値[180] 貯水量[175] 積載量[3600] 消費EN[720] 金額[360] 重量[900] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
3 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/臂力/---]《装備:3》 | ▼詳細 |
4 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/臂力/---]《装備:4》 | ▼詳細 |
5 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/臂力/---]《装備:5》 | ▼詳細 |
6 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/臂力/---]《装備:6》 | ▼詳細 |
7 | 軽ブースターA | 簡易軽ブースターA [20/臂力/---]《装備:7》 | ▼詳細 |
8 | 軽ブースターA | 簡易軽ブースターA [20/臂力/---]《装備:8》 | ▼詳細 |
9 | 軽ブースターA | 簡易軽ブースターA [20/臂力/---]《装備:9》 | ▼詳細 |
10 | 頭部C | 簡易頭部C [20/臂力/---]《装備:10》 | ▼詳細 |
11 | 粒子スピアA | 簡易粒子スピアA [20/臂力/---]《装備:11》 火力[1699] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[504] 精度[131] 貯水量[131] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[270] 金額[360] 重量[200] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
12 | パンツァークリンゲA | Breaktime-Breaker [20/臂力/---] 火力[1634] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[810] 貯水量[333] 弾数[8] 武器属性[衝撃] 異常追加[46] 消費EN[18] 金額[360] 弾薬費[20] 重量[170] [物理格闘] *作者* |
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13 | パンツァークリンゲA | パンツァークリンゲA設計書 [20/機動/---] 特殊B[80] [設計書] |
▼詳細 |
14 | 素材 | 姿勢制御装置20 [20/飛行/---] 特殊B[80] [素材] |
▼詳細 |
15 | 素材 | 保証書20 [20/保証/---] 特殊B[80] [素材] |
▼詳細 |
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