ENo.0003　ささみ

――技術主任室
髪を結んだ女性と、赤髪の少女の前に、モニタが付いた箱がある。

「ははぁ、なるほど。つまり、これはドローンなんですね。」
「そういうことだ。何、精密作業も可能だから支障はなかろう。」
「……聞いていた以上の技術者様のようね。これなら安心ですわ。」
「おや、お嬢様といえば頭が固い印象があったが……失礼、考えを改めよう。」
「まぁはっきりしていらして。構いませんわ、慣れていてよ」
「そうか、では今後よろしく。」
（……なんだろう、置いていかれてる気がする）

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ささみちゃんメモ
・技術主任はリルって名前らしい。どんな人かと思ったら女の子？下手したら年下に見えるかも。第一印象はネジが吹っ飛んだ研究者って感じ。でも話は通じるみたいだから、とりあえずは大丈夫……なのかな？
・こころちゃんの発電器官を活かせるユニットが届く予定。WHのエンジンほどじゃないけど、補助ぐらいにはなるかな？期待してはいないけど、これの試験結果も依頼主さんからのお仕事だから、しっかりやらないとね。

形式上申請したユニオン。
個人の銃器工廠をベースにしており、パーツの整備が行える設備があるほか、
個人携行用の銃器の開発製造も行っている。らしい。
シューティングレンジや休憩スペースもあるよ。