ENo.0092　リコンストラクタ＝クロックワークス

○月✕日（46日目）

昨日で戦争参加も3回目（さんかだけに、とかいうつもりじゃないわよ）。
この世界に来てはじめて死にかけたわ。
いやー、機体が火あげはじめたときは焦ったわ。
火や高温に耐性のある機体構成にしてほんとによかった！
でも流石に、全部終わったときにはグィーグはボロボロ。アタシもボロボロ。
今朝修理見積もり見たら目ン玉飛び出るかと思ったわよ。

ま、命あっての物種。今回もなんとか生き残れましたってことで！
でももうあんな目には会いたくないわね...そうも行かないんでしょうけど。
アタシの機体、グィーグの戦闘スタイルってさ、
そもそも危険性が高すぎるのよね。

速度重視なのに接近戦をするってことは、
つまり軽装甲でヒットアンドアウェイを繰り返すってこと。
機体が軽くなくちゃいけないから、重い武器も載せらんないし。
我が事ながら、なんでこんなアセンしちゃったんだろね？
とはいいつつ、これはこれでロマンがあってアタシ好みだからいいんだけど。
いいんだけど！

（Page.1）




さて、話は変わるんだけどアタシの使う魔法について復習がてら記しておくわ。
アタシの魔法は通称「歯車魔法」。
正式名称はなんかこっ恥ずかしいから省略するわ。中学生なんかは好みそうだけど。

この魔法はその名の通り、主に歯車に干渉する魔法ね。
大昔にこの魔法を極めた人は、
歯車一つで時間を自由に遡ったっていう逸話が残ってるわ。
もっともアタシにできるのは、時計に干渉して思考を早めたりとか、
機構の馬力を割増して速度を早めるだとか、
その程度しかできないわけだけど。

ゼス爺が言うことには、
歯車の本質、『廻って、動かす』という概念を使って、
世界に循環するモノを操作するというのがこの魔法の真骨頂...とのこと。
まだ経験が浅いアタシは、
懐中時計を使って自分の動きを早くしたり（これは危険だからやるなって！）とか、
道具を使って補助をしてなお、ちょっとの操作でも魔素が枯渇しちゃうんだけどね。

（Page.2）





それにこの「道具を使う」っていうのも、
初心者は道具に使われるどの歯車がどの歯車を動かして～っていうのが
ぜ～んぶわかってやっと魔法が使えるらしいの。
アタシはその辺に特化した才能があって、練習も問題なくできるんだけどね？
普通の人はできないみたいで...
敷居が高いっていうか、そもそも練習できる人自体希少らしいのよね。

一応、効率とか意識しながら練習してたら熟達はするみたいで、
アタシも習い始めの頃よりはだいぶ使いやすくなったけどさー。
戦争で有利になるように使うのは、流石に集中力の問題で無理だったわ...
前に夢の中に出てきたゼス爺は、この魔法を頑張れば元の世界に帰れるって言うけど、
まだまだ全然イメージできないし...あれもしかしてアタシの妄想とかじゃない？

はぁ～、なんかめんどくさくなってきた。
練習とか嫌なのよね、アタシ。
そんなことよりパーツ分解してもっかい組み立てて～ってやってる方が楽しいもん。
ぱぱーっとゼス爺が助けにきてくんないかなー、ほんと。

そんなこと考えてたら夢でまた怒られそうなので、
ちゃんと練習していこうと思った、そんな一日。

（Page.3）

ユニオンだかオニオンだかユニコーンだかわかんないけど、面白そうなので作ってみました！
歯車や車輪、はたまた機械いじりが好きな人募集中です！

創設理由は、ユニオンで申請だしたらボーナスで素材一個多く支給されるらしいので、それ狙いです。（ユニオン購入：素材+1）
活動内容は主に機体の整備と改造、機体いじりです。（ユニオン活動：5枠整備）
いつ死んでしまうかわからない我が身。それを守れるのは、機体にかける時間といえるでしょう。
貴方もこのユニオンで自分の機体に愛を注ぎましょう！

っていうか一人で整備してると暇なので誰か来てくれると助かるわ。
興味持ってくれたら是非、登録番号91、リコンストラクタまで連絡ください。