ENo.0235　マルス・H・アテナ

ボクはたぶん、ミンとデュラハンがうらやましかったんだと思う。

ずっと戦場で生きて、戦場で戦って、戦場で死ぬ。
ずっとハイアルンと、画面の中の戦場で生きてきたボクには、想像の付かないことだ。

ボクが戦いたいと思う理由。
生きてるって、思うからだ。

ライダーの適性があるって言われて、初めてシュミレーターで戦った時、頭の中が熱くなって夢中になったのを覚えてる。

ハイアルンは好き。
たくさんの機械やハイドラが造れるし、見れるし、乗ることもできる。
それにボクのママはハイドラを開発していて、仕事をしているママを見るのが好きだった。
ママの造るハイドラが、好きだった。

でもボクはずっと体が弱いって言われてて、あまり外に出してもらえなかった。
こんなに元気なのに。こんなに上手にウォーハイドラに乗れるのに。
だから悔しくて、思い切ってこっそりレースに出たことがあった。
そのレースでボクは1番になって、ボクはもっと誰かと戦ったり競いたいって思った。

画面の中の戦場でも、ボクは生きてるんだって思えたけど。
でも偽物の戦場やレースで戦ううちに、もっと生きてるって感じたいって。
だから本物の戦場に生きたいと、思うようになった。

だめだって言われると思ったけど、ボクはママに残像領域に行きたいと言った。
正直残像領域じゃなくてもよかった。戦える場所ならどこだってよかった。
でも、あの白い子があそこでならたくさん戦えるって、教えてくれたから。

ママは案外、すぐにOKしてくれた。
いつかこういう日が来ると思ってたって。


ミンも、きっと生きてるって思いたかったんだ。
デュラハンは、もっと戦えるって証明したかったんだ。

これってボクの勝手な想像だけど。
ボクがそう思いたいだけかもしれないけど。

だけどこのままデュラハンとミンが離れ離れになって、
デュラハンがバラバラになったら、ボクは後悔する。
絶対にだ。

荒れた丘陵地に住み着いた子どもたちが、夜な夜な的を立てている。
ハイドラライダーは各自が利用料を払って訓練に使用している

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ユニオン活動：射撃*5 固定
ユニオン購入：経験値+1
ロールプレイ：やる気なし
参加脱退：自由（先着