ENo.0230　ロット

残像領域郊外、整備場にて
ユーキチ「荷物は持った？　ハンカチは？」
ロット「はいはい、持った持った。じゃ、そろそろ行くか～。ほら、先にハイドラに乗っとけ。乗るのは一人ずつしかできないからな」
ユーキチ「う、うん…。じゃ、先に行ってるね」



ロット「……」
ロットのいる整備場は、立地上残像領域の中心部がよく見えた。古びた、長年の霧で錆びた建物の間には、残像領域中心部と青空がのぞけている。ロットの赤い目に、空の青色が映る。
ロット「……ま、色々あったな。いちいち思い出に浸ってたらキリねーや。別にやり残したことがあるわけでもないし……」
ロット「にゃへー、やだやだ。こういうもの悲しさみたいの、俺様が持ってたって意味ないんだけどな。後ろ髪惹かれるって奴？」
ロットが残像領域を眺めていると、機体の背にある戸が開いた。パイロットをコックピットへ運ぶための昇降機が、ロットが乗り込んでくるのを待っている。
ハイドラ、とロットは言ったが、その機体はすでにHCSを抜き取り類似品で代用したただのロボットだった。残像領域を離れても、整備やパーツ交換に困らぬようにするためのユーキチの案だ。
ロット「おっ、そんじゃ次は俺様の番っと……」
ロット「……」


ロット「楽しかったぜ残像領域ーッ！　そして残像領域のやつらーッ！　また、戦おうな～～ッ！！」
大声を張り上げ、残像領域の中心部へ向かって叫んだ。大声はじりじりと空気をふるわせた後、すぐ何事も無かったかのように消えていく。
ロット「にゃはっ」
ロットは満足げに機体へ乗り込んでいった。
しばらくして、ロットの機体は起動し噴霧の代わりに両翼からプロペラの風を噴出した。ゆっくりと加速したのち、荒野へと駆けて行った。
青空の下、残像領域からロットの機体が見えなくなる。荒野にも、ロットのいた整備場にも、空には同じ青空が広がっていた。

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http://blog.livedoor.jp/a_sono1/archives/50878336.html

マーケットの片隅に存在する、トタン屋根の小さな休憩所。
入り口は常に開け放たれており、その横には「タバコは外でお願いします」と書かれた貼り紙と共に
「白刃」と刻まれた金属製のプレートが取り付けられている。
部屋の中央には鉄の花が挿された花瓶が乗った大きなテーブルと、それを囲むように置かれた椅子があり、
壁側の棚にはウォーターサーバーやコーヒーメーカーなどが設置されている。
ここを訪れたハイドラライダーは、皆思い思いの時間を過ごしているようだ――

格闘火器使いのライダーが集う休憩所が賑わい、情報交換の場となった……というイメージです。
情報交換の他にも雑談や休憩など、ゆるめのRPも歓迎します。
設定上同じ場所に集まってダベるだけなので、RP上特定の企業や集団への所属を強制するものではありません。

◆説明
├格闘型同士わいわいやれたらいいね！という方針のユニオンでした。
├ユニオン活動はずっと【格闘*5】、ユニオン購入はずっと【機動力+3%】でした。
└皆様本当にありがとうございました！　大好き！！！！！