第2週目 ステラ=アレグレットの一週間
◆日記
格納庫の冷たい空気の中、ステラとベアトリスは簡易的に組み立てられたテーブルに腰をかけて、熱い珈琲を片手にレポート用紙を眺めている。
テーブルの上には数字やグラフで埋め尽くされたレポート用紙の山。
これは先日の戦闘データをベアトリスが数値化して纏めたものだ。
ステラは、よくこんな細かいところまでまあ……等と感心しながらも、律儀に全部の資料に目を通している。
「それで、貴女としてはどうだったの?」
「どう……って?」
「全滅しておいて何を言っているのかしら?
いくら機体が本社支給の簡易パーツだけで組み立てたオンボロハイドラだからって、毎度こんな戦果じゃデータもクソもないでしょうが」
「んー……そうは言ってもねえ……」
ステラはポリポリと指で頬を掻く。
個人的にはロクに攻撃は通らず被弾すれば即大破といったオンボロ機でよくやった方だと思うのだが……
「よくやった、じゃ意味がないのよ。
死んだらそれで終わりだってわかってる?」
「勿論。だから危なくなる前に逃げ帰って来たじゃない」
「それに加えて、私達は戦闘データを本社に送らなきゃならない身。
その義肢の有用性が示せなければ、そこからは支給だって止まるかもしれないの、ちょっとは真剣にやって欲しいわね」
「なに言ってんの、私は真剣だよ」
「……本当に?」
「本当本当。保障OK」
ステラは笑いながら手をひらひらさせて答える。
その様子にベアトリスは溜息ひとつついて、この話はもう終わりだというように、持っていた資料はテーブルに投げた。
「……まあいいわ。
済んだことは変えようがない。問題はこれからどうするか、よ」
「そうそう。私としては解決すべき問題はたったのふたつしかないと思うんだけど」
ベアトリスはその言葉に、思わずステラの方を見る。
ステラは相変わらず呑気そうな笑顔を浮かべているが、なるほど、真剣という言葉に嘘はないようだ。
「奇遇ね。私もそう思ってた。
私達がとるべき行動に至っては選択肢すらないわ」
「流石ベア、頼りになるね。
じゃあ、そのひとつ目、機体の問題はどうするの?」
「マーケットで揃えるしかないでしょうね。
私達は遺跡探索の形でテストに参加してるから、戦闘収入も入る。
本社からのパーツの支給もあるわ。貴女ならパーツさえあれば既存のパーツの改造くらい出来るでしょう?」
「勿論。まあ得手不得手があるからなんでもってわけにはいかないけど、この機体よりはマシなものが作れるでしょ」
「機体の問題はそれで解決。まあすぐにとはいかないでしょうけどね。
もうひとつの問題は、勿論、貴女の戦闘経験不足」
「元々、ただの技師だからねえ私は」
「経験がないのはすぐにはなんとかならないけど、カバーすることは可能よ。
戦場の知恵を持った仲間がいればそれだけでその視点を借りることが出来る。
優れた仲間がいなくとも、数がいればそれだけで大きな力になる」
「今の私達って傭兵のようなものだと思うけど、傭兵が戦力を雇うわけ?」
「いえ、雇うのではないわ。探すのは僚機よ」
「僚機?」
「ええ、私達と同じように、協力者を探しているハイドラライダーは少なくないハズよ。
遺跡探索の協力者として多くのライダーが集められたから、その中には私達と似たような境遇の人がいたっておかしくない。
凄腕やベテランは見つからないかもしれないけど、少なくとも私達が個人で活動するより百倍マシよ」
「なるほど……確かに。それじゃ早速探そうよ。その僚機ってやつ」
「もう探しているわ。貴女はどちらかといえば前衛で戦うタイプだし、サポートや探索に優れた僚機で募集をかけたわ。
……ん、良いタイミング。1件返信が入ったわ」
「おお、流石行動が早い!相手は?どんな人?」
「待って。差出人は……シータ・キンデン…」
テーブルの上には数字やグラフで埋め尽くされたレポート用紙の山。
これは先日の戦闘データをベアトリスが数値化して纏めたものだ。
ステラは、よくこんな細かいところまでまあ……等と感心しながらも、律儀に全部の資料に目を通している。
「それで、貴女としてはどうだったの?」
「どう……って?」
「全滅しておいて何を言っているのかしら?
いくら機体が本社支給の簡易パーツだけで組み立てたオンボロハイドラだからって、毎度こんな戦果じゃデータもクソもないでしょうが」
「んー……そうは言ってもねえ……」
ステラはポリポリと指で頬を掻く。
個人的にはロクに攻撃は通らず被弾すれば即大破といったオンボロ機でよくやった方だと思うのだが……
「よくやった、じゃ意味がないのよ。
死んだらそれで終わりだってわかってる?」
「勿論。だから危なくなる前に逃げ帰って来たじゃない」
「それに加えて、私達は戦闘データを本社に送らなきゃならない身。
その義肢の有用性が示せなければ、そこからは支給だって止まるかもしれないの、ちょっとは真剣にやって欲しいわね」
「なに言ってんの、私は真剣だよ」
「……本当に?」
「本当本当。保障OK」
ステラは笑いながら手をひらひらさせて答える。
その様子にベアトリスは溜息ひとつついて、この話はもう終わりだというように、持っていた資料はテーブルに投げた。
「……まあいいわ。
済んだことは変えようがない。問題はこれからどうするか、よ」
「そうそう。私としては解決すべき問題はたったのふたつしかないと思うんだけど」
ベアトリスはその言葉に、思わずステラの方を見る。
ステラは相変わらず呑気そうな笑顔を浮かべているが、なるほど、真剣という言葉に嘘はないようだ。
「奇遇ね。私もそう思ってた。
私達がとるべき行動に至っては選択肢すらないわ」
「流石ベア、頼りになるね。
じゃあ、そのひとつ目、機体の問題はどうするの?」
「マーケットで揃えるしかないでしょうね。
私達は遺跡探索の形でテストに参加してるから、戦闘収入も入る。
本社からのパーツの支給もあるわ。貴女ならパーツさえあれば既存のパーツの改造くらい出来るでしょう?」
「勿論。まあ得手不得手があるからなんでもってわけにはいかないけど、この機体よりはマシなものが作れるでしょ」
「機体の問題はそれで解決。まあすぐにとはいかないでしょうけどね。
もうひとつの問題は、勿論、貴女の戦闘経験不足」
「元々、ただの技師だからねえ私は」
「経験がないのはすぐにはなんとかならないけど、カバーすることは可能よ。
戦場の知恵を持った仲間がいればそれだけでその視点を借りることが出来る。
優れた仲間がいなくとも、数がいればそれだけで大きな力になる」
「今の私達って傭兵のようなものだと思うけど、傭兵が戦力を雇うわけ?」
「いえ、雇うのではないわ。探すのは僚機よ」
「僚機?」
「ええ、私達と同じように、協力者を探しているハイドラライダーは少なくないハズよ。
遺跡探索の協力者として多くのライダーが集められたから、その中には私達と似たような境遇の人がいたっておかしくない。
凄腕やベテランは見つからないかもしれないけど、少なくとも私達が個人で活動するより百倍マシよ」
「なるほど……確かに。それじゃ早速探そうよ。その僚機ってやつ」
「もう探しているわ。貴女はどちらかといえば前衛で戦うタイプだし、サポートや探索に優れた僚機で募集をかけたわ。
……ん、良いタイミング。1件返信が入ったわ」
「おお、流石行動が早い!相手は?どんな人?」
「待って。差出人は……シータ・キンデン…」
NEWS
本日のニュースです北の遺跡に対し、霧笛の塔は再びハイドラ大隊を招集しました
各地のライセンス保持者たちが、無作為に選ばれて、大隊を結成します
企業連盟から再び独立した霧笛の塔、その全貌はいまだ謎に包まれています
一説では、企業連盟が握る『禁忌』の力を手に入れるために
わざと合併し、内部に入り込んだとも言われています
いまや企業連盟は――
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「シルウェストリス航空の示す旅路。君に教える義務がある」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「僕たちは、遺跡内部に眠る遺産によって、失われた技術を取り戻そうとしている」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「それは、『時空学』と呼ばれる学問だ。僕たちの創始者が得意だったと言われている」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「それによって、僕たちは時を越える。それが、最終目標だ。そして、失われた領域への空路を開くのだ」 |
シルウェストリス航空担当『フィズ』からのメッセージ 「もし、協力してくれるのなら、シルウェストリスは君の力に応える用意がある。それは……戦闘システム『フィネデルシェロ』さ」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が28上昇した
ステラ=アレグレットはRW-F'Shooter-01を360cで購入した!!
◆作製
資金を10を投入した!!
バッテリー20とアンテナ20を素材にして簡易エンジン改を作製した!!
◆戦闘システム決定
ノーマル に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に簡易操縦棺Dを装備した
脚部2にナハトフリューグを装備した
スロット3に簡易軽ブースターAを装備した
スロット4に簡易エンジンDを装備した
スロット5に簡易エンジンDを装備した
スロット6に簡易エンジン改を装備した
スロット7にRW-F'Shooter-01を装備した
スロット8に簡易軽ブースターAを装備した
スロット9に簡易腕部Aを装備した
スロット10に簡易ナパーム砲Aを装備した
スロット11に簡易軽ブースターAを装備した
◆僚機設定
シータ・キンデンとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
ユニオン活動
シルウェストリスガレージの活動記録
ユニオン金庫……1000c利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、経験値を1手に入れた
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1100
追加収入 130
攻撃戦果補正4.48%
支援戦果補正4.03%
防衛戦果補正12.2%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.4%
ノーマル補正0.1%
休暇復帰補正6%
敵警戒値補正0.21%
合計現金収入1604
--弾薬費請求 -290
--整備控除修正額210
整備請求額 0
ユニオン費 -100
ユニオン利子100
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>37 >>161 >>264 >>328
◆射撃値が2成長しました
◆反応値が10成長しました
◆経験値が16増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 130
攻撃戦果補正4.48%
支援戦果補正4.03%
防衛戦果補正12.2%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.4%
ノーマル補正0.1%
休暇復帰補正6%
敵警戒値補正0.21%
合計現金収入1604
--弾薬費請求 -290
--整備控除修正額210
整備請求額 0
ユニオン費 -100
ユニオン利子100
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>37 >>161 >>264 >>328
◆射撃値が2成長しました
◆反応値が10成長しました
◆経験値が16増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ステラ=アレグレットはブラックボックス21を入手した!
ステラ=アレグレットは避雷針21を入手した!
明日の戦場
第10ブロック
セクション・1[ハッキング]
セクション・1は誰にでも開かれた、地獄の釜の、飛び込み台――
来週の霧濃度:110%
来週の電磁波:99%
来週の警戒値:238%
ホッパーマン |
Rix.C |
ブラウ・シュライフェ |
シータ・キンデン |
ステラ=アレグレット |
アニマ |
ニッシュ・グラスター |
フランキスカ・テレドール |
らゔぁちゃんねる |
ルフ・イクス |
狂った刀鍛冶 |
ドレミ・ファソラシ |
『Phantom Beast』 |
クォーツ=Z |
R |
スカラバエウス |
エマニュエル・スミス |
フィガロ・ピースレイ |
人生のハンドルを切りすぎた女 |
ニール・E・C・A・ウエザラル |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
キャラデータ
名前
ステラ=アレグレット
愛称
ステラ=アレグレット
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プロフィール
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ステラ=アレグレット(26) 元ハイドラ技師の女性。 事故により四肢を失った。 研究開発中の"擬似神経の通った触感を持つ義肢"を手に入れ、事故前に近い生活も送れるようになる。 代わりにその義肢を使ったウォーハイドラの起動実験データをお金の代わりに支払うことに。 快活で好奇心旺盛な性格。 立ち絵 http://maper.sub.jp/MoW2/647.png サブキャラ: ベアトリス=タチェット(25) ハイドラ技師の女性。 研究の副産物である義肢をステラに回してくれた、ステラの親友。 事故当時はステラを助けたい一心で義肢を用意したものの、結果的に戦場に送り付けることになってしまったことに心を痛めている。 捻くれ者で皮肉屋だけど悪いのは口だけ。 立ち絵 http://maper.sub.jp/MoW2/648.png 機体名:ナハト・フリューグ 空中での機動射撃戦を得意とする軽量逆関節機。 機体絵 http://maper.sub.jp/MoW2/609.png | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
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1 | 操縦棺D | 簡易操縦棺D [20/機動/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 軽多脚A | 簡易軽多脚A [20/機動/---] 機動[490] 跳躍[122] AP[965] 旋回速度[912] 防御属性[霊障] 防御値[180] 貯水量[175] 積載量[3600] 消費EN[720] 金額[360] 重量[900] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
3 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/機動/---] | ▼詳細 |
4 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/機動/---]《装備:5》 | ▼詳細 |
5 | エンジンD | 簡易エンジンD [20/機動/---]《装備:4》 | ▼詳細 |
6 | 軽ブースターA | 簡易軽ブースターA [20/機動/---]《装備:8》 | ▼詳細 |
7 | 軽ブースターA | 簡易軽ブースターA [20/機動/---]《装備:11》 | ▼詳細 |
8 | 軽ブースターA | 簡易軽ブースターA [20/機動/---]《装備:3》 | ▼詳細 |
9 | 腕部A | 簡易腕部A [20/機動/---]《装備:9》 | ▼詳細 |
10 | ナパーム砲A | 簡易ナパーム砲A [20/機動/---]《装備:10》 火力[241] 発射数[4] 防御属性[火炎] 防御値[522] 精度[263] 貯水量[8] 弾数[18] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[4] 金額[360] 弾薬費[10] 重量[130] [火炎射撃] *作者* |
▼詳細 |
11 | 速射パルス砲A | 簡易速射パルス砲A [20/機動/---] 火力[131] 発射数[10] 防御属性[粒子] 防御値[216] 精度[131] 貯水量[131] 弾数[40] 武器属性[速射] 異常追加[25] 消費EN[16] 金額[360] 重量[200] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
12 | 軽逆関節A | ナハトフリューグ [20/機動/---]《装備:2》 機動[579] 跳躍[219] AP[351] 旋回速度[877] 防御属性[粒子] 防御値[180] 貯水量[87] 積載量[2100] 消費EN[108] 金額[360] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
13 | 軽逆関節A | 軽逆関節A設計書 [20/機動/---] 特殊B[80] [設計書] |
▼詳細 |
14 | エンジンD | 簡易エンジン改 [20/出力/索敵]《装備:6》 | ▼詳細 |
15 | 素材 | 加速装置20 [20/機動/---] [素材] |
▼詳細 |
16 | 素材 | ブラックボックス21 [21/誘発/---] 特殊B[100] [素材] |
▼詳細 |
17 | ナパーム砲A | RW-F'Shooter-01 [20/重量軽減/---]《装備:7》 火力[241] 発射数[4] 防御属性[火炎] 防御値[522] 精度[263] 貯水量[8] 弾数[18] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[4] 金額[360] 弾薬費[10] 重量[110] [火炎射撃] *作者* |
▼詳細 |
18 | 素材 | 避雷針21 [21/耐電/---] 特殊B[100] [素材] |
▼詳細 |
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