第3週目 マヒロの一週間
◆日記
マヒロは機嫌が悪かった。理由はいくつかある。
その一。ハイドラライダーとして最初に言い渡された作戦が、非合法都市の粛清だったということ。仕事を選べないのがライダーの常ではあるが、いきなり何の皮肉かと思った。
その二、どちらかというとこれが本題。試用依頼を請けたハイドラのパーツが、正常に動かなかったのである。
試用パーツであるから、何が起こっても不思議ではない。が、うんともすんとも言わないのは、さすがに想定外だった。
試用品として渡されたパーツ、『耐火式領域殲滅兵器A-01『蜘蛛火』』はその名の通り領域殲滅兵器だ。
最近分析が進み量産化に成功した、デバステイター・ユニット。一度この兵器が起動されると、暫くの間エネルギーチャージ行動に専念し、その後連続した攻撃を行う――はずなのだが。
起動コマンドを何度入力しても、そのエネルギーチャージすら始まらなかったのだ。
マヒロは兵器の試用に専念するため、『タランチュラ』に他の火器を積んでいなかった。
後は想像に難くないだろう。いつ起こるかも分からない霊障に攻撃を頼る他なく、彼は大変苦労した。
それでも、兵器が駄目と分かると、索敵重視に切り替えて味方のサポートを行ない、最低限の働きはした。その辺りから鑑みるに、彼なりに初めての戦場への気概というか、意気込みというか、そういうものはあったのだろう。
「おい爺さん、何だあれ。不良品寄越しやがったな」
「そりゃお前さんの使い方が悪いんじゃ」
だからマヒロは機嫌が悪かった。投げかける言葉も刺々しい。
それをどこ吹く風と聞き流している老爺が、マヒロにパーツ試用を依頼した人物だった。
老人は残像領域の一画に、古びたガレージ兼工房を構えていた。霧に囲まれた残像領域には珍しく、ここには花々――特にアザレアの花が多い――が転々と咲いており、マヒロをはじめとした多くのライダーは、彼を『アザレアの爺さん』と呼んでいる。
老人の本名は誰も知らなかった。ライダーたちにとって大切なのは、彼がハイドラの整備とハイドラ用パーツを作ることを得意としており、そして彼は客をあまり選ばないということだけである。
アザレアの翁は悠々と煙管をふかし、マヒロが悪いと言い切った。工房の中にゆらりと煙が漂う。マヒロの眉間に皺が寄った。
「起動すらしねぇのはどう考えてもおかしいだろ」
「単にコマンドを間違えとったんじゃないか? やれやれ、お前さんに依頼するんじゃなかったかのォ」
「別に取り下げてくれても構わねぇよ」
「じゃあライセンスも返すんじゃな」
ぐ、と言葉に詰まる。それを言い出されたらマヒロは何も言えない。
どういう経緯で入手したのかは知らないが、老人はライダーズライセンスを持っていた。試用依頼をする際に、それもマヒロへ渡した――というか、試用への報酬がこのライセンスと言っても過言ではない。マヒロがライセンスを手にする方法は、今のところこれしかなかった。
この場における優位性を確認して、老人はくっくと笑う。
「確認はしとくよ。タランチュラの整備も兼ねての」
「……ほとんど傷つけてねぇよ」
「上々じゃあないか。後は蜘蛛火のデータが取れりゃ最高だったんじゃが、次に期待しとこう」
「次はきちんと動くやつにしてくれ。霊障はもう懲り懲りだ」
マヒロの言葉に老人は笑いこそしなかったが、煙管の煙はゆらゆら揺れていた。
その一。ハイドラライダーとして最初に言い渡された作戦が、非合法都市の粛清だったということ。仕事を選べないのがライダーの常ではあるが、いきなり何の皮肉かと思った。
その二、どちらかというとこれが本題。試用依頼を請けたハイドラのパーツが、正常に動かなかったのである。
試用パーツであるから、何が起こっても不思議ではない。が、うんともすんとも言わないのは、さすがに想定外だった。
試用品として渡されたパーツ、『耐火式領域殲滅兵器A-01『蜘蛛火』』はその名の通り領域殲滅兵器だ。
最近分析が進み量産化に成功した、デバステイター・ユニット。一度この兵器が起動されると、暫くの間エネルギーチャージ行動に専念し、その後連続した攻撃を行う――はずなのだが。
起動コマンドを何度入力しても、そのエネルギーチャージすら始まらなかったのだ。
マヒロは兵器の試用に専念するため、『タランチュラ』に他の火器を積んでいなかった。
後は想像に難くないだろう。いつ起こるかも分からない霊障に攻撃を頼る他なく、彼は大変苦労した。
それでも、兵器が駄目と分かると、索敵重視に切り替えて味方のサポートを行ない、最低限の働きはした。その辺りから鑑みるに、彼なりに初めての戦場への気概というか、意気込みというか、そういうものはあったのだろう。
「おい爺さん、何だあれ。不良品寄越しやがったな」
「そりゃお前さんの使い方が悪いんじゃ」
だからマヒロは機嫌が悪かった。投げかける言葉も刺々しい。
それをどこ吹く風と聞き流している老爺が、マヒロにパーツ試用を依頼した人物だった。
老人は残像領域の一画に、古びたガレージ兼工房を構えていた。霧に囲まれた残像領域には珍しく、ここには花々――特にアザレアの花が多い――が転々と咲いており、マヒロをはじめとした多くのライダーは、彼を『アザレアの爺さん』と呼んでいる。
老人の本名は誰も知らなかった。ライダーたちにとって大切なのは、彼がハイドラの整備とハイドラ用パーツを作ることを得意としており、そして彼は客をあまり選ばないということだけである。
アザレアの翁は悠々と煙管をふかし、マヒロが悪いと言い切った。工房の中にゆらりと煙が漂う。マヒロの眉間に皺が寄った。
「起動すらしねぇのはどう考えてもおかしいだろ」
「単にコマンドを間違えとったんじゃないか? やれやれ、お前さんに依頼するんじゃなかったかのォ」
「別に取り下げてくれても構わねぇよ」
「じゃあライセンスも返すんじゃな」
ぐ、と言葉に詰まる。それを言い出されたらマヒロは何も言えない。
どういう経緯で入手したのかは知らないが、老人はライダーズライセンスを持っていた。試用依頼をする際に、それもマヒロへ渡した――というか、試用への報酬がこのライセンスと言っても過言ではない。マヒロがライセンスを手にする方法は、今のところこれしかなかった。
この場における優位性を確認して、老人はくっくと笑う。
「確認はしとくよ。タランチュラの整備も兼ねての」
「……ほとんど傷つけてねぇよ」
「上々じゃあないか。後は蜘蛛火のデータが取れりゃ最高だったんじゃが、次に期待しとこう」
「次はきちんと動くやつにしてくれ。霊障はもう懲り懲りだ」
マヒロの言葉に老人は笑いこそしなかったが、煙管の煙はゆらゆら揺れていた。
NEWS
……では、現在の状況を詳しく見ていきましょう西方辺境には≪月の谷≫があり、そこへ続くルートにはやはり無数の遺跡要塞が存在していました
そして手前からリソスフェア、バイオスフェア、ストラトスフェア、イオノスフェアの4つの要塞が現存します
辺境軍閥は≪月の谷≫に眠る遺産技術を発掘するために、禁を破り西方辺境へ秘密裏に進出しました
そしてこの4つの遺跡要塞の再起動に成功します
ようやく事態に気付いた企業連盟はハイドラ大隊を招集し、現在に至ります。そして……
◆訓練
整備の訓練をしました整備が16上昇した
整備の訓練をしました経験値が足りない
整備の訓練をしました経験値が足りない
整備の訓練をしました経験値が足りない
整備の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
マヒロはL=Fにテスラコイル21を送品した
◆送金
◆破棄
◆購入
マヒロは試製出力放電コイルA-0を360cで購入した!!
マヒロは照準ヘルプを360cで購入した!!
マヒロは振動探知装置「ゲブ」を360cで購入した!!
◆作製
アンテナ20とテスラコイル20を素材にして緩衝砲座『アティプス』を作製した!!
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に簡易操縦棺を装備した
脚部2に簡易重多脚Aを装備した
スロット3に緩衝砲座『アティプス』を装備した
スロット4に試製出力放電コイルA-0を装備した
スロット5に簡易エンジンを装備した
スロット6に照準ヘルプを装備した
スロット7に鉄兵式装甲壱號を装備した
スロット8に高持久エンジン『ネフィラ』を装備した
スロット9に振動探知装置「ゲブ」を装備した
スロット10に赤い瞳を装備した
スロット11に簡易レーダーを装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
ガク=ワンショットとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
ユニオン活動
アザレアの咲く庭の活動記録
――深い深い霧の中、ひそやかにアザレアが咲いている。
***
ある日のこと。
残像領域を歩く中、あなたは霧に巻かれて迷ってしまった。
元居た場所に戻ろうと、あるいは目的地に向かうべく歩を進める中、
ふと、足元に転々と赤を見つける。
目を凝らすと、それはアザレアの花のようだ。
アザレアに導かれるようにあなたは霧の中を進む。
その先には古びたガレージがあった。
あなたはこの場から立ち去ってもいいし、少し休憩していってもいい。
何なら、ハイドラのちょっとした整備だってできるだろう。
どうするかは自由だ。
***
*ユニオン活動は整備5枠のつもりなんだけど悩み中
*ユニオン購入は戦場を見つつ気分で
*おおよそ個人用の雰囲気ユニオン
*もしも入りたいという奇特な方がいらしたら、ENo.255宛てにメッセージをどうぞ
*ユニオン宛のメッセージは歓迎ですが、話の流れでお返事ができない場合があります
***
ある日のこと。
残像領域を歩く中、あなたは霧に巻かれて迷ってしまった。
元居た場所に戻ろうと、あるいは目的地に向かうべく歩を進める中、
ふと、足元に転々と赤を見つける。
目を凝らすと、それはアザレアの花のようだ。
アザレアに導かれるようにあなたは霧の中を進む。
その先には古びたガレージがあった。
あなたはこの場から立ち去ってもいいし、少し休憩していってもいい。
何なら、ハイドラのちょっとした整備だってできるだろう。
どうするかは自由だ。
***
*ユニオン活動は整備5枠のつもりなんだけど悩み中
*ユニオン購入は戦場を見つつ気分で
*おおよそ個人用の雰囲気ユニオン
*もしも入りたいという奇特な方がいらしたら、ENo.255宛てにメッセージをどうぞ
*ユニオン宛のメッセージは歓迎ですが、話の流れでお返事ができない場合があります
整備の訓練をしました
整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
100c支払い、経験値を1手に入れた
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1150
攻撃戦果補正4.37%
支援戦果補正4.84%
防衛戦果補正4.86%
販売数補正 0.5%
合計現金収入1326
整備費 0
ユニオン費 -100
パーツ販売数 5個
◆経験値が21増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正4.37%
支援戦果補正4.84%
防衛戦果補正4.86%
販売数補正 0.5%
合計現金収入1326
整備費 0
ユニオン費 -100
パーツ販売数 5個
◆経験値が21増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
マヒロはレイドーム22を入手した!
マヒロは衝撃吸収板22を入手した!
明日の戦場
第18ブロック
廃工場の掃除
廃工場に群れている邪魔者を一掃してくれ。影のスポンサーがいるのか、それなりの部隊だ。気を付けろよ
来週の霧濃度:63%
来週の電磁波:3%
ぶどう |
lily of the valley |
キサ・アルヴェイン |
アレックス・D・マクレーン |
ローウェル・リード |
シャイボーイ |
クラトス・イェーガー |
霜野征士郎 |
エリオット=ウツロギ |
レオナルド |
蒼乃 海 |
ハク |
『至極の悪夢』ハンブルグ・ダーウェン |
ガク=ワンショット |
マヒロ |
スクロロス |
四丸重工試験三課 |
オパール・フェアリー&マイタイ・カザド |
Cerasus yedoensis |
ズージ・シューマン |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
キャラデータ
名前
マヒロ
愛称
マヒロ
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プロフィール
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マヒロと名乗る傭兵。21歳男性、身長171cm。 人と話す時に、目を合わそうとしない癖がある。 かつては非合法のハイドラライダーとして戦場を駆っていたが、 ハイドラ用パーツの試用依頼を請けたことが縁で、正規のハイドラライダーとなった。 搭乗するウォーハイドラの名前は『タランチュラ』。 その名の通り蜘蛛を模した、8本脚の機体。 昔はおおよそ非正規と分かるパーツで構成されていたが、 今ではきちんと正規品が使われている。 手入れはよくされているようだ。 マヒロがマーケットで出すパーツには、 アザレアの花を象ったエンブレムが描かれたものと、蜘蛛を模したエンブレムが記されているものがある。 前者が試用依頼を請けたパーツで、後者が彼の作ったものらしい。 アザレアのパーツも、彼が窓口となり売っているようだ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
_0_1_2_3_4_5_6_7 _8_9101112131415 1617181920212223 |
機体データ |
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1 | 操縦棺A | 簡易操縦棺 [20/---/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 重多脚A | 簡易重多脚A [20/---/---]《装備:2》 機動[171] 跳躍[35] AP[2983] 旋回速度[201] 防御属性[霊障] 防御値[720] 貯水量[526] 積載量[5400] 消費EN[810] 金額[360] 重量[1700] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
3 | 頭部A | 簡易頭部 [20/---/---] | ▼詳細 |
4 | 腕部A | 簡易腕部 [20/---/---] | ▼詳細 |
5 | 速射砲A | 簡易速射砲 [20/---/---] 火力[219] 発射数[4] 防御属性[電子] 防御値[180] 精度[175] 貯水量[8] 弾数[15] 武器属性[速射] 異常追加[35] 消費EN[4] 金額[360] 弾薬費[50] 重量[150] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
6 | 粒子ブレードA | 簡易粒子ブレード [20/---/---] 火力[1053] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[540] 精度[87] 貯水量[175] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[360] 金額[360] 重量[150] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
7 | エンジンB | 簡易エンジン [20/---/---]《装備:5》 | ▼詳細 |
8 | レーダーA | 簡易レーダー [20/---/---]《装備:11》 | ▼詳細 |
9 | 領域殲滅兵器A | 耐火式領域殲滅兵器A-01『蜘蛛火』 [20/耐火/---] | ▼詳細 |
10 | 砲塔A | 緩衝砲座『アティプス』 [21/索敵/霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
11 | 素材 | レイドーム22 [22/広域索敵/---] 特殊B[120] [素材] |
▼詳細 |
12 | エンジンB | 高持久エンジン『ネフィラ』 [20/装甲/AP回復]《装備:8》 | ▼詳細 |
13 | 素材 | ロボットアーム21 [21/臂力/---] 特殊B[100] [素材] |
▼詳細 |
14 | 噴霧機A | 二十五式隠蔽用発霧弾 [20/噴霧/---] | ▼詳細 |
15 | レーダーA | 赤い瞳 [20/耐火/---]《装備:10》 | ▼詳細 |
16 | 物理装甲A | 鉄兵式装甲壱號 [20/装甲/---]《装備:7》 | ▼詳細 |
17 | 放電コイルA | 試製出力放電コイルA-0 [20/出力/耐粒]《装備:4》 火力[1316] 発射数[1] 防御属性[粒子] 防御値[376] 精度[70] 貯水量[263] 弾数[3] 武器属性[貫通] 異常追加[5] 消費EN[1260] 金額[360] 重量[700] [電子射撃] *作者* |
▼詳細 |
18 | FCSA | 照準ヘルプ [20/精度/装甲]《装備:6》 | ▼詳細 |
19 | レーダーA | 振動探知装置「ゲブ」 [20/耐電/索敵]《装備:9》 | ▼詳細 |
20 | 素材 | 衝撃吸収板22 [22/耐物/---] 特殊B[120] [素材] |
▼詳細 |
21 | --- | --- | --- |
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