第7週目 『偽りの幸運』エイビィの一週間
◆日記
ウォーハイドラの根幹を成すのは、操縦棺を中心としたハイドラ・コントロール・システム。戦闘ごとのセッティングを容易に最適化できるHCSは、ハイドラの兵器としての地位を頂点にまで押し上げた。
DRはウォーハイドラの前身となる、HCSの使われていない機動兵器である。今では旧型となり、劣化ハイドラとも呼ばれているDRは、かつては支配的な立場にあった。そもそも『ウォーハイドラ』の名からして、DRのパイロットから取られたという話もある。
現在でも、ライセンスを持っていないパイロットがDRに乗ることは多く、性能という意味ではハイドラに大きく劣るものの、決して忘れ去られた存在、というわけではない。
「――とはいえ、今さらこれに乗ることになるとはね……」
機動DR『ウィンドベル』のコックピットの中、操縦席に沈み込みながら、エイビィは画面の表示を確認する。
装備は汎用機らしく、ブレード一本きり。通常、こうしたDRは装備や性能の貧弱さを部隊編成でカバーするのだが、それも今は望めない。あの大型ハイドラを相手取るには、何とも心もとなかった。
『DRなら認証もなく乗れるし、操縦する感覚もMPのハイドラに近い。問題なく扱えるだろ?』
「まあね……」
ダリルからのあっけらかんとした通信に、エイビィは大きくため息をつく。
広大な格納庫の隅に置かれたDRを見た時は、再びダリルの正気を疑ったものだが、確かに機体の動き自体は安定していた。もちろん、『ライズラック』には及ぶべくもないが、汎用DRにそれを求めるのは酷だろう。
「泣き言を言っても仕方がないわね。ビルをなぎ倒されでもしたら困るもの……」
『ステラヴァッシュ』の周囲には、すでに戦闘ヘリや走行車両が押し寄せていた。霧の中には、数は多くないが、重プラズマ砲を積んだ機動破壊兵器――『テンペスト』の姿もある。もっとも、見た限りではウォーハイドラの姿はない。
「警備部に連絡は?」
『ああ、子供が乗っているかもってのも伝えたが、指揮系統がどうもまだはっきりしていないらしい』
「……行為いう時、うちの会社は連携が弱いのよね」
エイビィは眉根を寄せる。
マヴロス・フィニクスは多数の企業からなる複合企業。同じ私有地の中にこうしてビルを構えていても、関わりのない分野同士であれば横のつながりはほぼない。それでも緊急時のマニュアル程度はあるはずだが、敷地の中からいきなりウォーハイドラが出現するのはイレギュラーだ。対応も後手になっているのだろう。
一方で、『ステラヴァッシュ』を動かしているのがダリルのライセンスを盗んだ少年だとすれば、行動が迅速すぎる。
そもそも、地下格納庫に入るには何度も生体認証を通らなければならないのだ。以前からダリルがあの機体のハイドラライダーだと知っていて狙いをつけていたにしても、子供ひとりで辿り着ける場所ではない。誰かが手引きしているのは確実だろう。あるいは、こちらの対応が遅れることまで分かっていて、この騒ぎか。
(何のために?)
取り囲まれ、ミサイルやライフルの攻撃を受けてなお、『ステラヴァッシュ』は健在だった。よほど装甲を厚くしてあるのか、大したダメージになってはいない。
ただ、目立った動きもない。時折思い出したように脚を動かすが、狙いをつけている風ではなく、踏みつぶされた装甲車などもいないようだった。
『『ステラヴァッシュ』にも連絡は入れてみたが、こっちは応答自体がない。
乗ってるのが子供なら、Gで気絶している可能性もあるな』
「……予定通り、操縦棺に取りつくわ」
『行けるのか?』
「頭を押さえるのは得意なの。
ダリル、あなたはハイドラ部隊が持ち場を離れないように連絡してもらえる?」
『何? しかし……』
「頼むわよ」
ダリルの答えを待たず、エイビィは『ウィンドベル』を走らせる。
なまじその操縦性が似ているだけに、水の抵抗の中を泳いでいるようにも感じられ、何ともじれったい。それでも、手足があるだけ装甲車よりはましだ。ビルの間を駆けながら、エイビィはいつものように慣れた手つきで『ステラヴァッシュ』の周囲の機影に識別マークを付けていく。
「……これだけ大きいと、見失いようがなくていいわね」
『ステラヴァッシュ』の足元に入って上を見上げると、その操縦棺は霧の向こうに隠れて見えなくなっていた。脚部には相変わらず射撃が集中し、派手に爆炎を上げているが、『ステラヴァッシュ』は気に留めた様子もない。悠然と佇み、時折気ままに脚を動かしている。
エイビィは深呼吸をすると、『ウィンドベル』の通信回線をオープンにした。
「こちら、『シルバーレルム』のハイドラライダー、エイビィ。
これから大型ハイドラの操縦棺に取りつくわ。各機は攻撃を中止して下がってちょうだい」
説得するつもりはない。一方的に言い放って、返ってくる声を丸ごと無視すると、エイビィは改めて『ステラヴァッシュ』の操縦棺を見上げる。
『ウィンドベル』の体高は5メートルから6メートル、『ステラヴァッシュ』は脚部だけで16メートルから17メートル。周囲からの攻撃は今の通信で多少数が減ったものの、まだ散発的に行われている。
「フレンドリー・ファイアだけは勘弁してよね……」
誰ともなしに呟いて、エイビィは『ウィンドベル』を『ステラヴァッシュ』の脚に取りつかせると、ブレードを振り上げた。
◇ ◆ ◇
登攀は、思ったよりもすんなりこなすことができた。
ブレードを『ステラヴァッシュ』の脚に突き刺して機体の姿勢を安定させ、腕を引っかけて引き上げると、ブレードを脚から引き抜いて再び突き刺す。その繰り返しだ。エネルギーや熱放出の問題はあるものの、機械は人間と違って疲れることもなく、ほとんど単純作業に近い。『ステラヴァッシュ』の脚は多くの部品によって組み上げられているため、脚や腕をかける凹凸はいくらでも存在した。
ただし……登り始めるまではもしや、と甘い期待をかけていたのだが……脚にどれだけブレードを突き刺したところで、『ステラヴァッシュ』はその姿勢を崩すことはなかった。射撃だろうが白兵だろうが、ダメージになっていないのは変わらない。
その代わり、こちらを振り落とすような動きをすることもない。ダリルの言っていたように中で気絶しているのか、それとも拘束されているのか、操縦法など分からないのか。何にせよ、操縦棺の中にいるものが、まともに操縦できる状態ではないのは確かだ。
心配していた下からの射撃もない。登っている間に、混乱していた指揮系統は多少整ったようだ。霧の向こうから断続的に響いていた銃声や爆音も、もう聞こえなくなっている。
エイビィは『ウィンドベル』のカメラを動かし、周囲へぐるりと目を巡らせる。外部マイクからは、『ステラヴァッシュ』が身動ぎする音だけが聞こえてくる。操縦棺までは、あともう少しだ。
「ダリル、ハイドラ部隊は動かないでくれている?」
『ああ、足元に集まっていた連中と違って、こっちはすんなり話が通った。だが、なぜだ?』
訝し気な口調で、ダリルが通信を返してくる。エイビィは息をついた。DRのコックピットの中は、絶え間なく稼働させ続けた影響か、かなり温度が高くなっていた。
「それは……」
爆音を耳にして、エイビィは口を噤んだ。しかも、『ステラヴァッシュ』の足下ではない。
『――今のは、敷地の外か?』
「ええ、始まったわね。あっちはハイドラ隊に任せて、あたしはこっちを済ませてしまうわ」
ブレードを構え、脚と似たような要領で『ステラヴァッシュ』の操縦棺を登っていく。こちらはさほど時間はかからなかった。ある程度のところまで来たら機体を固定し、『ウィンドベル』のコックピットを開けると、外へ滑り出る。あとは、ダリルから聞き出していた通りに、『ステラヴァッシュ』の操縦棺を外から開けるだけでいい。
果たしてそこにいたのは、手足を縛られて呻く少年だった。
◇ ◆ ◇
「大型ハイドラが出て、ビルにしか被害がなければね、普通は陽動を警戒するものよ」
ダリルのライセンスを回収し、少年を警備部に引き渡し、エイビィの仕事はそれで終わりだ。外から襲撃をかけてきた部隊は、外周を警備していたハイドラ部隊がつつがなく殲滅した。
ハイドラライダーに憧れる少年を焚きつけてダリルのライセンスを盗ませたのは、社内に潜んでいた他社の内通者だった。いわゆる産業スパイだが、残像領域においては破壊工作員と変わらない。
「うちの連携が弱いのを見てこういう作戦にしたんでしょうけど、ちょっと杜撰だったわね」
「成る程……」
戻ってきたライセンスに頬ずりしていたダリルは、分かったような分かっていないような顔で頷く。エイビィは嘆息して、腕の中で居眠りしているハルを撫でた。食堂で留守番している間に、眠ってしまったらしい。暢気なものではある。
「あなたも、自分のライセンスはしっかり持っていなきゃだめよ。死人が出なかったからいいものの」
「……それについては、あんたのお陰だ。礼を言う」
「仕事よ。お礼を言われることはないわ」
「なあ、あんた、やっぱり……」
ダリルは何かを言いかけ、途中で言葉を切った。首をぶんぶんと横に振る。
「何でもない。今日のところは出直して来る。始末書も書かなきゃいけないしな」
「あら、そう――今日のところは?」
問いに答えず、ダリルはさっさと歩いていってしまう。あるいは、今日の意趣返しだったのかも知れない。いずれにせよ、止める間はなかった。
ただ見送って、エイビィは訝し気な顔でハルを撫でる。
テーブルの上には、ハルの残したサンドウィッチが、まだ残っていた。
DRはウォーハイドラの前身となる、HCSの使われていない機動兵器である。今では旧型となり、劣化ハイドラとも呼ばれているDRは、かつては支配的な立場にあった。そもそも『ウォーハイドラ』の名からして、DRのパイロットから取られたという話もある。
現在でも、ライセンスを持っていないパイロットがDRに乗ることは多く、性能という意味ではハイドラに大きく劣るものの、決して忘れ去られた存在、というわけではない。
「――とはいえ、今さらこれに乗ることになるとはね……」
機動DR『ウィンドベル』のコックピットの中、操縦席に沈み込みながら、エイビィは画面の表示を確認する。
装備は汎用機らしく、ブレード一本きり。通常、こうしたDRは装備や性能の貧弱さを部隊編成でカバーするのだが、それも今は望めない。あの大型ハイドラを相手取るには、何とも心もとなかった。
『DRなら認証もなく乗れるし、操縦する感覚もMPのハイドラに近い。問題なく扱えるだろ?』
「まあね……」
ダリルからのあっけらかんとした通信に、エイビィは大きくため息をつく。
広大な格納庫の隅に置かれたDRを見た時は、再びダリルの正気を疑ったものだが、確かに機体の動き自体は安定していた。もちろん、『ライズラック』には及ぶべくもないが、汎用DRにそれを求めるのは酷だろう。
「泣き言を言っても仕方がないわね。ビルをなぎ倒されでもしたら困るもの……」
『ステラヴァッシュ』の周囲には、すでに戦闘ヘリや走行車両が押し寄せていた。霧の中には、数は多くないが、重プラズマ砲を積んだ機動破壊兵器――『テンペスト』の姿もある。もっとも、見た限りではウォーハイドラの姿はない。
「警備部に連絡は?」
『ああ、子供が乗っているかもってのも伝えたが、指揮系統がどうもまだはっきりしていないらしい』
「……行為いう時、うちの会社は連携が弱いのよね」
エイビィは眉根を寄せる。
マヴロス・フィニクスは多数の企業からなる複合企業。同じ私有地の中にこうしてビルを構えていても、関わりのない分野同士であれば横のつながりはほぼない。それでも緊急時のマニュアル程度はあるはずだが、敷地の中からいきなりウォーハイドラが出現するのはイレギュラーだ。対応も後手になっているのだろう。
一方で、『ステラヴァッシュ』を動かしているのがダリルのライセンスを盗んだ少年だとすれば、行動が迅速すぎる。
そもそも、地下格納庫に入るには何度も生体認証を通らなければならないのだ。以前からダリルがあの機体のハイドラライダーだと知っていて狙いをつけていたにしても、子供ひとりで辿り着ける場所ではない。誰かが手引きしているのは確実だろう。あるいは、こちらの対応が遅れることまで分かっていて、この騒ぎか。
(何のために?)
取り囲まれ、ミサイルやライフルの攻撃を受けてなお、『ステラヴァッシュ』は健在だった。よほど装甲を厚くしてあるのか、大したダメージになってはいない。
ただ、目立った動きもない。時折思い出したように脚を動かすが、狙いをつけている風ではなく、踏みつぶされた装甲車などもいないようだった。
『『ステラヴァッシュ』にも連絡は入れてみたが、こっちは応答自体がない。
乗ってるのが子供なら、Gで気絶している可能性もあるな』
「……予定通り、操縦棺に取りつくわ」
『行けるのか?』
「頭を押さえるのは得意なの。
ダリル、あなたはハイドラ部隊が持ち場を離れないように連絡してもらえる?」
『何? しかし……』
「頼むわよ」
ダリルの答えを待たず、エイビィは『ウィンドベル』を走らせる。
なまじその操縦性が似ているだけに、水の抵抗の中を泳いでいるようにも感じられ、何ともじれったい。それでも、手足があるだけ装甲車よりはましだ。ビルの間を駆けながら、エイビィはいつものように慣れた手つきで『ステラヴァッシュ』の周囲の機影に識別マークを付けていく。
「……これだけ大きいと、見失いようがなくていいわね」
『ステラヴァッシュ』の足元に入って上を見上げると、その操縦棺は霧の向こうに隠れて見えなくなっていた。脚部には相変わらず射撃が集中し、派手に爆炎を上げているが、『ステラヴァッシュ』は気に留めた様子もない。悠然と佇み、時折気ままに脚を動かしている。
エイビィは深呼吸をすると、『ウィンドベル』の通信回線をオープンにした。
「こちら、『シルバーレルム』のハイドラライダー、エイビィ。
これから大型ハイドラの操縦棺に取りつくわ。各機は攻撃を中止して下がってちょうだい」
説得するつもりはない。一方的に言い放って、返ってくる声を丸ごと無視すると、エイビィは改めて『ステラヴァッシュ』の操縦棺を見上げる。
『ウィンドベル』の体高は5メートルから6メートル、『ステラヴァッシュ』は脚部だけで16メートルから17メートル。周囲からの攻撃は今の通信で多少数が減ったものの、まだ散発的に行われている。
「フレンドリー・ファイアだけは勘弁してよね……」
誰ともなしに呟いて、エイビィは『ウィンドベル』を『ステラヴァッシュ』の脚に取りつかせると、ブレードを振り上げた。
◇ ◆ ◇
登攀は、思ったよりもすんなりこなすことができた。
ブレードを『ステラヴァッシュ』の脚に突き刺して機体の姿勢を安定させ、腕を引っかけて引き上げると、ブレードを脚から引き抜いて再び突き刺す。その繰り返しだ。エネルギーや熱放出の問題はあるものの、機械は人間と違って疲れることもなく、ほとんど単純作業に近い。『ステラヴァッシュ』の脚は多くの部品によって組み上げられているため、脚や腕をかける凹凸はいくらでも存在した。
ただし……登り始めるまではもしや、と甘い期待をかけていたのだが……脚にどれだけブレードを突き刺したところで、『ステラヴァッシュ』はその姿勢を崩すことはなかった。射撃だろうが白兵だろうが、ダメージになっていないのは変わらない。
その代わり、こちらを振り落とすような動きをすることもない。ダリルの言っていたように中で気絶しているのか、それとも拘束されているのか、操縦法など分からないのか。何にせよ、操縦棺の中にいるものが、まともに操縦できる状態ではないのは確かだ。
心配していた下からの射撃もない。登っている間に、混乱していた指揮系統は多少整ったようだ。霧の向こうから断続的に響いていた銃声や爆音も、もう聞こえなくなっている。
エイビィは『ウィンドベル』のカメラを動かし、周囲へぐるりと目を巡らせる。外部マイクからは、『ステラヴァッシュ』が身動ぎする音だけが聞こえてくる。操縦棺までは、あともう少しだ。
「ダリル、ハイドラ部隊は動かないでくれている?」
『ああ、足元に集まっていた連中と違って、こっちはすんなり話が通った。だが、なぜだ?』
訝し気な口調で、ダリルが通信を返してくる。エイビィは息をついた。DRのコックピットの中は、絶え間なく稼働させ続けた影響か、かなり温度が高くなっていた。
「それは……」
爆音を耳にして、エイビィは口を噤んだ。しかも、『ステラヴァッシュ』の足下ではない。
『――今のは、敷地の外か?』
「ええ、始まったわね。あっちはハイドラ隊に任せて、あたしはこっちを済ませてしまうわ」
ブレードを構え、脚と似たような要領で『ステラヴァッシュ』の操縦棺を登っていく。こちらはさほど時間はかからなかった。ある程度のところまで来たら機体を固定し、『ウィンドベル』のコックピットを開けると、外へ滑り出る。あとは、ダリルから聞き出していた通りに、『ステラヴァッシュ』の操縦棺を外から開けるだけでいい。
果たしてそこにいたのは、手足を縛られて呻く少年だった。
◇ ◆ ◇
「大型ハイドラが出て、ビルにしか被害がなければね、普通は陽動を警戒するものよ」
ダリルのライセンスを回収し、少年を警備部に引き渡し、エイビィの仕事はそれで終わりだ。外から襲撃をかけてきた部隊は、外周を警備していたハイドラ部隊がつつがなく殲滅した。
ハイドラライダーに憧れる少年を焚きつけてダリルのライセンスを盗ませたのは、社内に潜んでいた他社の内通者だった。いわゆる産業スパイだが、残像領域においては破壊工作員と変わらない。
「うちの連携が弱いのを見てこういう作戦にしたんでしょうけど、ちょっと杜撰だったわね」
「成る程……」
戻ってきたライセンスに頬ずりしていたダリルは、分かったような分かっていないような顔で頷く。エイビィは嘆息して、腕の中で居眠りしているハルを撫でた。食堂で留守番している間に、眠ってしまったらしい。暢気なものではある。
「あなたも、自分のライセンスはしっかり持っていなきゃだめよ。死人が出なかったからいいものの」
「……それについては、あんたのお陰だ。礼を言う」
「仕事よ。お礼を言われることはないわ」
「なあ、あんた、やっぱり……」
ダリルは何かを言いかけ、途中で言葉を切った。首をぶんぶんと横に振る。
「何でもない。今日のところは出直して来る。始末書も書かなきゃいけないしな」
「あら、そう――今日のところは?」
問いに答えず、ダリルはさっさと歩いていってしまう。あるいは、今日の意趣返しだったのかも知れない。いずれにせよ、止める間はなかった。
ただ見送って、エイビィは訝し気な顔でハルを撫でる。
テーブルの上には、ハルの残したサンドウィッチが、まだ残っていた。
NEWS
本日のニュースですハイドラ大隊ははるか西方辺境へ向けて遠征を続けています
軍事評論家によれば、明日の未明には、リソスフェア要塞へ到達する見込みということです
企業連盟は戦力を温存し、すでに次なる要塞の攻略を目論んでいる模様です
この遠征が不帰の旅となるのか、それとも……
メフィルクライア 「こんにちは。派遣仲介人のメフィルクライアです」 |
メフィルクライア 「旅は、好きですか? もっとも、景色は相変わらずの荒野ですが」 |
メフィルクライア 「夜明けとともに作戦を開始します。各中隊に分かれて防御の薄い地点から電撃戦を仕掛けます」 |
メフィルクライア 「作戦は前日伝えた通り、変更はありません。気晴らしに、少し雑談でもしましょうか」 |
メフィルクライア 「ハイドラには9つの首がありますよね……それは、とても強いことです」 |
メフィルクライア 「でも、ドゥルガーには……18の腕と、18の神器があったそうですよ。2倍です、2倍。だから何だって? アハハ……」 |
◆訓練
反応の訓練をしました反応が19上昇した
反応の訓練をしました経験値が足りない
反応の訓練をしました経験値が足りない
格闘の訓練をしました格闘が15上昇した
格闘の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
エイビィは簡易粒子ブレードを破棄した!!
エイビィは簡易レーダーを破棄した!!
エイビィは飛行用パーツ『カイト』を破棄した!!
◆購入
エイビィはサーチアイIIを509cで購入した!!
エイビィはX/P.B04『デッドエンドⅢ』を750cで購入した!!
エイビィはTHSG-RRL-01を998cで購入した!!
◆作製
旋回強化!
旋回強化!
軽逆関節『バウンシングテイル』と飛行用パーツ 『スパロウ』を素材にして飛行用パーツ『オータス・スコープス』を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に簡易操縦棺「ヴィブラフォン」を装備した
脚部2にTHSG-RRL-01を装備した
スロット3に飛行用パーツ『オータス・スコープス』を装備した
スロット4に特製レーダー『ラヴァーズセンサー』を装備した
スロット5にサーチアイIIを装備した
スロット6に戦術用鉄杭『ライノ』を装備した
スロット7にX/P.B04『デッドエンドⅢ』を装備した
スロット8に粒子エンジン『ウェルク』を装備した
スロット9に機動型軽エンジン『シロヒバチ』を装備した
スロット10に研がれた前歯を装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
ユニオン活動
MP社関連企業所属の活動記録
マヴロス・フィニクス(MAVROS PHOENIX)社は残像領域に存在する複合企業(コングロマリット)
買収・分裂・独立、政争を繰り返した結果、関連会社同士で企業間戦争を行うこともあるほど混沌とした様相を呈す。
そのエンブレムは『黒い不死鳥』であるが、マヴロス・フィニクスがすべて灰になることはない。
マヴロス・フィニクスには頭はない。ハイドラが操縦棺というコアを有するのとは対照的に、どこを潰されても、どこかが生きていれば、黒い不死鳥は生き続ける。
このユニオンは、MP社に関連するハイドラライダーが加入する互助組織の一つ。
あなたは『本社』と呼ばれる複数の部門のどれかに囲われているかも知れない。
あるいは、小さな関連企業の大事な奥の手かも知れない。
いずれにせよあなたは企業の利益のために戦うことを命じられている。あなたの肚の裡は、誰にもわからないけれど。
買収・分裂・独立、政争を繰り返した結果、関連会社同士で企業間戦争を行うこともあるほど混沌とした様相を呈す。
そのエンブレムは『黒い不死鳥』であるが、マヴロス・フィニクスがすべて灰になることはない。
マヴロス・フィニクスには頭はない。ハイドラが操縦棺というコアを有するのとは対照的に、どこを潰されても、どこかが生きていれば、黒い不死鳥は生き続ける。
このユニオンは、MP社に関連するハイドラライダーが加入する互助組織の一つ。
あなたは『本社』と呼ばれる複数の部門のどれかに囲われているかも知れない。
あるいは、小さな関連企業の大事な奥の手かも知れない。
いずれにせよあなたは企業の利益のために戦うことを命じられている。あなたの肚の裡は、誰にもわからないけれど。
反応の訓練をしました
反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
メッセージ
ENo.2からのメッセージ>>
ENo.101からのメッセージ>>
不敵に笑い、くるりと背を向ける。あなたが呼び止めなければ、眼鏡の女は一旦この場を去るだろう。
ENo.235からのメッセージ>>
声に振り向くと、誰かの名前を呼びながら近づいてくる人影。
霧の中でようやく視認できる近さになったところで、小首を傾げた。
ENo.255からのメッセージ>>
ENo.276からのメッセージ>>
ENo.286からのメッセージ>>
ENo.340からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.2 >>Eno.4 >>Eno.206 >>Eno.233 >>Eno.256
キリト 「俺もそうそう誘いには乗れない身でな」 |
キリト 「だが、同じ戦場で、同じ陣営であったときは」 |
キリト 「あんたの力を信じるし、俺はあんたにとって邪魔な奴を討とう」 |
キリト 「それじゃあ、また どこかで」 |
キリト 「@@@ (なれない素振りで手を振った後、去っていった…)」 |
ベティ 「ですよねぇ。確かに他の機体の動きを確認しつつ動ける余裕は生まれましたけどね。こうも不便な制度だと反抗したい気持ちがふつふつと湧き上がってきますが、仮に牙を向いたとしても軽くあしらわれそうです……」 |
ベティ 「結果的に興行で選手が迎える結末が激しく印象的なほど、観客の心を満たす量が多いんですかねぇ? 死亡許容といった意思表示もハイドラライダーは散って当然だと言いたげなものを感じてしまいますし、我々の命の価値もだんだん軽く見られているのですかね」 |
ベティ 「ですが貴方が何としても生き延びてやるという精神の持ち主でしたら、その考え、嫌いじゃないですよ」 |
ベティ 「エイビィさんですね。こちらこそよろしくお願いいたします。私は『ウグイス』という逆関節に乗っています。歩くとガシャガシャうるさいので気付きやすいかと」 |
ベティ 「……なんですかその最後の言葉。何故か意味深に聞こえるのはどうしてでしょうねぇ?」 |
ベティ 「まあ私も霧深い方が好きですよ。格闘火器が当たりやすいですもの」 |
ENo.235からのメッセージ>>
モート 「会話をする対象が人間ですので。共通言語で設定されていますね」 |
モート 「はい、よろしくお願いします。私の分析によるものですが、お年がマルスと近いかと思いますので、是非親しくしていただければと。 マルスは年の近い友人がいらっしゃらないので」 |
マルス 「……別にいらないから作らないだけだもん……ん?」 |
霧の中でようやく視認できる近さになったところで、小首を傾げた。
マルス 「…えーと、男だよね?」 |
モート 「男性ですね。——どうも。この方のお連れ様でしょうか」 |
マヒロ 「……知ってる。 (と、それだけ。PMCと聞いた時、わずか眉を寄せたが、深く言及する気は無さそうだ。)」 |
マヒロ 「……じゃあ、あんたは何で雇われてるんだ? (違いはないと言うのなら何故、と言わんばかりに。)」 |
マヒロ 「生憎、それは無い。 ついでに言うなら、糸も吐かねぇよ。 ……見たままっつーか、見た目だけだな。蜘蛛なのは」 |
ダイス 「デートの誘いね、それもいいけど 流石にデートの場所が戦場じゃ味気もないだろ。折角ならもっと違うところがよくないかい?」 |
ダイス 「テーブルをぐちゃぐちゃに、ね。 そうだなあ、それだけ暴れまわるって考えるとすりゃ、アンタのそんな様が見られるかって思うとある意味楽しみだね」 |
ダイス 「エイビィは私を怒らせたいのかい? 挑戦してみたらどうだい、すぐに怒るかもしれないし全然怒らないかもしれないけどな。 私もアンタのその面が思い切り変わる様、見てみたいもんだよ」 |
エマ 「警戒しながら受け入れル、カ。難しいコトを言うナ。エマにはよくわからんゾ」 |
エマ 「ム……エイビィは知らんのカ。世の中には八百万の精霊がいて、当然弾丸の精霊もいるのダ。 ゆえに、弾丸と対話することもデキル。0コンマ数秒の間に喋れれば、の話だガ」 |
エマ 「噂話として認識しているという事は、エイビィは残像領域生まれカ……。私もソウダ」 |
エマ 「私は旅が好きでナ。あちこち回ったつもりだが、霧のナイところを見たことはナイ。 だから、誰かと通信した時は尋ねることにしてイル。そういう場所を見たコトがあるかヲ」 |
パンプキンヘッド 「まぁ、まぁまぁ。それでも一番迷わない方法はありますよ。簡単、簡単な事でして。“自分の目が見たモノは信じる”ってことです。あ、今ちょっと旅人案内出来ちゃいました? この恰好しているなら道案内位できないとですものね。ランタン持ってないですけど。迷ってなさそうですけど。自分、迷ってますけど」 |
パンプキンヘッド 「自分が持てるのは……」 |
パンプキンヘッド 「自分の腕位、ですかね? 工具を持っているかぼちゃは少々絵になりませんからね」 |
パンプキンヘッド 「おやおや、おや。なんだかアダルティーな感じですね。恥ずかしがり屋ですか? 意外ですねー。自分はよく視線に困るんですよ、かぼちゃとか」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.2 >>Eno.4 >>Eno.206 >>Eno.233 >>Eno.256
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1350
攻撃戦果補正5.04%
支援戦果補正4.81%
防衛戦果補正5.17%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1564
整備費 -281
ユニオン費 -98
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>212
◆経験値が40増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正5.04%
支援戦果補正4.81%
防衛戦果補正5.17%
販売数補正 0.1%
合計現金収入1564
整備費 -281
ユニオン費 -98
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>212
◆経験値が40増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
エイビィはロボットアーム26を入手した!
エイビィは神秘合金26を入手した!
明日の戦場
第18ブロック
廃工場の掃除
廃工場に群れている邪魔者を一掃してくれ。影のスポンサーがいるのか、それなりの部隊だ。気を付けろよ
来週の霧濃度:117%
来週の電磁波:142%
codename:garra |
セラフィレア・ヘーリオス |
超弩級巨大豆腐 -KINU- |
エージュダナファス |
ムウ=ウスイ |
全くダメなウォーハイドラ乗りの男 |
NINE GOATS |
ジュネリア=ハーヴェスト |
ラヴィタス・フルバ |
カラーガタ |
ムーア・ロメロミアニ |
『偽りの幸運』エイビィ |
ニーユ=ニヒト・アルプトラ |
天ヶ瀬 澪 |
レフト・レニーデイ |
寂月 |
YLI |
ロット |
星の執行者 |
サクラ・ブレイクバーストスピード |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『ファイアードラム』[火炎] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『電磁鉄線』[電子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
キャラデータ
名前
『偽りの幸運』エイビィ
愛称
エイビィ
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プロフィール
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エイビィ 残像領域に存在する複合企業の中のひとつに所属するハイドラライダー。企業の利益を優先し、時に自分の命を棄てるような戦術さえ取ることもある、戦場の犬。 その名は、単純にアルファベットのAとBを意味する。 ハル エイビィがメカニックとして連れている少女。人間嫌い。 『キャットフィッシュ』 エイビィの母艦。居住性と安定性を重視した小型艦であり、通常自動操縦で航行する。 『ライズラック』 エイビィの乗機。抵抗の少ない流線型のフォルム。その顔はスズメバチを思わせる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 飛行ユニットA | 飛行用パーツ『オータス・スコープス』 [25/旋回/旋回]《装備:3》 | ▼詳細 |
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2 | レーダーA | 特製レーダー『ラヴァーズセンサー』 [21/出力/旋回]《装備:4》 | ▼詳細 |
3 | 操縦棺B | 簡易操縦棺「ヴィブラフォン」 [21/装甲/耐物]《装備:1》 | ▼詳細 |
4 | 頭部B | サーチアイII [24/索敵/精度]《装備:5》 | ▼詳細 |
5 | パイルA | 戦術用鉄杭『ライノ』 [22/臂力/臂力]《装備:6》 火力[1737] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[743] 貯水量[271] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[92] 金額[371] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
6 | パイルA | X/P.B04『デッドエンドⅢ』 [24/臂力/臂力]《装備:7》 火力[1927] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[809] 貯水量[295] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[101] 金額[750] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
7 | 腕部B | Benedikt [20/重量軽減/精度] | ▼詳細 |
8 | 軽逆関節A | THSG-RRL-01 [24/機動/高機動]《装備:2》 機動[658] 跳躍[250] AP[400] 旋回速度[1002] 防御属性[粒子] 防御値[205] 貯水量[99] 積載量[2100] 消費EN[147] 金額[998] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
9 | 素材 | ロボットアーム26 [26/臂力/---] 特殊B[200] [素材] |
▼詳細 |
10 | エンジンB | 粒子エンジン『ウェルク』 [20/耐粒/耐粒]《装備:8》 | ▼詳細 |
11 | パイルA | 戦闘用鉄杭『ウッドペッカー』 [21/精度/保証] 火力[1704] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[732] 精度[16] 貯水量[267] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[91] 金額[366] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
12 | 素材 | バッテリー23 [23/出力/---] 特殊B[140] [素材] |
▼詳細 |
13 | 電磁ブレードA | 電磁ブレード『ソウシャーク』 [24/機動/重量軽減] 火力[1517] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[672] 精度[74] 貯水量[235] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1152] 金額[384] 重量[176] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
14 | エンジンA | 試作型エネルギー変換器『AR-001』 [20/重量軽減/---] | ▼詳細 |
15 | 素材 | 軽量化プラン25 [25/重量軽減/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
16 | 素材 | ブラックボックス24 [24/誘発/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
17 | 頭部B | プロトレーヴェタイプヘッド [20/耐粒/耐物] | ▼詳細 |
18 | ヒートソードA | 試製耐火ヒートソードA-0 [22/耐火/旋回] 火力[1001] 連撃数[1] 旋回速度[22] 防御属性[火炎] 防御値[723] 精度[145] 貯水量[254] 弾数[5] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[37] 金額[371] 弾薬費[50] 重量[130] [火炎格闘] *作者* |
▼詳細 |
19 | エンジンA | 機動型軽エンジン『シロヒバチ』 [22/機動/旋回]《装備:9》 | ▼詳細 |
20 | 素材 | 保証書24 [24/保証/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
21 | 粒子ブレードA | 研がれた前歯 [23/高機動/跳躍]《装備:10》 火力[1173] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[589] 精度[95] 貯水量[191] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[415] 金額[560] 重量[150] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
22 | 軽逆関節A | チキンレッグフレーム【機動仕様】 [23/機動/機動] 機動[612] 跳躍[244] AP[382] 旋回速度[977] 防御属性[粒子] 防御値[196] 貯水量[95] 積載量[2100] 消費EN[117] 金額[560] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
23 | 素材 | 呪いの人形25 [25/重霊障/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
24 | 素材 | 神秘合金26 [26/高圧軽量/---] 特殊B[200] [素材] |
▼詳細 |
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