ENo.0068　リュミドラ・カラビネル・レギナルト

『デスケル重工、思いは重厚』

………まぁ、言うだけタダだしな。後で垂れ流しておくか。





相棒がギルデンロウからデートのお誘いが来たとか言ってはしゃいでいた。
嫌な予感がしたので確認したら、嫌な予感しかしなかった。
お前な、相棒である私を差し置いてそんな事するのか？
私とは遊びだったのか？なんてな！！

とりあえずギルデンロウのお誘いに相棒だけが乗るのもなんだか寂しい。ので、

「相棒。イこうぜ、またあの場所に」

…

……

………

…………

今週の戦いが終われば、次はコロッセオデートだ。

なぁ、私さ。
もう行かないって言ったのに、お前さ。
相棒の事になると、こうもダメになるな？
人族は嫌いなんだろう？

…相棒だけは違うんだ。チアーズだけは。
とりあえず今日は相手のハイドラ機を捻って、来週のコロッセオへの土台としようか。

………あと、相棒から相棒の作った武装を買い占めてくれとお願いがあったので、買い占める。
お金には余裕があった。金がかからない武装ってのはいいものだな。

……今週はやけに戦場の面子が濃いな。楽しくなりそうだよ。

生き残った者達へ。
これから往く者達へ。
私たちは歌おう、今日この日があることを。
私たちは祝おう、今日この身があることを。

全ての生きとし生けるもの達へ。
健やかに、でもなく。末永く、でもなく。
ただただ只管満足な生と、満足な死が迎えられるように。

乾杯。